赤ちゃんの首が座り始め、お母さんの体調も整ってくる生後3~5ヶ月になると気分転換も兼ねて外出する機会も増えていきます。
赤ちゃんはTPOなどお構いなしにどこであろうと不快と感じたり、お腹が空けばおっぱいやミルクを求めて泣きます。
母乳の場合は授乳室や授乳ケープがあれば授乳できますが、ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合はどうでしょうか。
まず外出時の持ち物は?外では何をしたらいい?どうやって冷ます?そんな外出時のミルクの疑問にお答えします。
外出時の持ち物
ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、外出時は大変荷物が多くなるのは仕方がないことです。
衛生上、ミルクの作り置きを持ち歩くわけにはいきませんので以下のような物が必要になります。
- ミルク
- 哺乳瓶
- お湯を入れた水筒
ミルクを外で計量から始めるわけにもいきませんので、あらかじめ計ってミルクケースに入れて持ち歩くかキューブやスティックタイプを利用すると便利です。
また哺乳瓶を消毒できる環境にない時のために、ミルクを飲むとされる回数分哺乳瓶が必要になります。
ミルクが熱い!を防ぐための工夫
持参したミルク、お湯を使ってミルクを作ることには成功したものの、まだ熱くて赤ちゃんが飲めない時もあります。
熱いミルクを作ってしまったら冷ますしか方法はありません。
水道があればひたすら哺乳瓶を冷まし、車であれば冷房の前に置いておきとお母さんたちは必死です。
厚生労働省のガイドラインでは菌の繁殖を防ぐため、70度以上のお湯で調乳することが求められています。
ミルクを飲む時間が予想されていれば80度位のお湯を水筒に入れておき外出先で適温のミルクを作ることも可能です。
適温のミルクを入れるためには、荷物は増えますが一度沸かしたものをお湯冷ましの水として持ち歩くことが一番シンプルな方法です。
ペットボトルの赤ちゃんのお水を利用すると、そのまま使えますし量が減れば荷物も軽くなります。
ただし、一般のミネラルウォーターはミルクには適しませんので、必ずミルクにも使えるとされているものにしましょう。
熱いお湯でミルクを溶かし、湯冷ましで割ると赤ちゃんがすぐに飲める温度のミルクを作ることができます。
哺乳瓶が消毒できない!そんな時は
六ヶ月までは哺乳瓶は毎回消毒する必要があります。
そのため、長時間の外出では数本の哺乳瓶が必要となります。
六ヶ月を過ぎていれば、外出先では小さな容器に入れ替えて携帯した洗剤などで洗う人もいるようです。
最近では外出時に便利な、紙コップタイプや哺乳瓶に袋を装着する使い捨てタイプも出ています。
月齢によっては洗剤で洗うだけでは赤ちゃんにとっての消毒にはなりませんので、長時間の外出の際は使い捨てタイプが利用しやすいでしょう。
おわりに
可能ならば事前にお出掛け先のベビールームの場所を調べておくと安心です。
ベビールームがあれば調乳に必要な物も揃っている可能性が高いですし、なにより赤ちゃんもお母さんもゆっくり過ごすことができます。
荷物の量や準備でミルクがお母さんの不安材料になることもありますが、赤ちゃんとのお出掛けを楽しめるようしっかり準備しましょう。