いよいよ迎える初節句。
ひなまつりに向けて準備も整ってきているでしょうか？
女の子の初節句、ただ祝うだけではもったいない！
知らなかったひなまつりについての知識を知っておけば、お祝いする気持ちもより高まりますね。
この機会に、ひなまつりについての知識を深めておきましょう！
ひなまつりの意味
そもそも、ひなまつりとはいったい何なのか。
ひなまつりは平安時代が由来となっています。
ひいな遊びと呼ばれていた人形遊びが流行っており、また、紙やワラなどで作った人形に厄を移し、川に流す流し雛という行事があったことから、この２つが合わさってひな祭りとなったと言われています。
人形を身代わりとし、災いが起きないように、健康に美しく育つように…といった願いを込めて行われるお祝いです。
遅く片付けるとお嫁に行けなくなる、は迷信？！
ひな人形は、ひなまつりが終わったらすぐ片づけないと、お嫁にいくのが遅くなる！
なんて、言われていますよね。
実は、これって迷信、都市伝説のようなものなんです。
翌日、一週間以内には片付けるべきとされているひな人形。
早く片付けなければ、子供も嫁にいけなくなる…なんて迷信は、早く片付けなければならない決まりから派生したものだと考えられています。
お嫁にいけなくなる、というのは迷信ですが、早く片付けるべきなのは確かなので、くれぐれも注意して！
ひな人形についての豆知識
ひな人形、お内裏様・お雛様・三人官女・五人囃子くらいまでは知っているけど、あとは解らない…。という人も多いのでは？
まず、お内裏様・お雛様は天皇と皇后。
皇后に使える3人の女性たち・三人官女に、天皇の家来である五人囃子。
その下には右大臣・左大臣と呼ばれる大臣、
最後に笑い上戸・泣き上戸・怒り上戸の三人の仕丁がいます。
これ、設定は天皇と皇后の結婚式なんです！
飾られているお餅や重箱は結納の品となっています。
こういった意味があることを知ると、よりひな人形を楽しく見ることが出来ますね。
3月にひなまつりが行われる理由は？
ひなまつりは、元々女の子のためのものではなく、邪気を払うためのものでした。
ひな祭りのルーツになっている流し雛は、季節の変わり目は邪気が入り込みやすい、ということで、3月の最初の巳の日である上巳の日に行われていました。
室町時代になると日付が変わらないよう、3月3日に上巳の日が決められ、それからひなまつりが出来ました。
また、3月は桃の季節。中国では桃は邪気を払う力があると言われており、それも理由の一つとなっていると考えられています。
おわりに
女の子の初節句であるひな祭りには色々と面白い豆知識があるものなんですね。
私も調べながら思わず「へぇ～」と口に出していました。
こういうお話って小さいうちはわからないかもしれませんが、大人になってから面白いなぁって思いますよね。
ぜひ、お子さんが大きくなったらお話してみてください。
