赤ちゃんは大人よりも体を占める水分の割合が多く、すぐに脱水症状に陥ってしまいます。
脱水症状と言えば、夏の暑いときや風邪などの体調不良と想像します。
しかし実は、身近なシーンで脱水症状になってしまうことがあります。
それは毎日のお風呂。
お風呂あがりで私たちはどのくらいの水分を失っているのでしょうか?
一晩の睡眠より奪われる、驚愕の水分量!
平均男性で、一晩で失う水分の量は約500mlと言われています。
しかし湯船に浸かった際のお風呂あがりに失う水分量はなんと約800ml!
体の約80%を水分で占めている赤ちゃんが、水分補給を怠るとすぐに脱水症状に陥ってしまうのも頷けますよね。
毎日のお風呂で、赤ちゃんが脱水症状に陥らないためにも、飲み物で水分補給をしてあげた方が良さそうですね。
お風呂の前の授乳・ミルク!
実は、お風呂あがりだけでなく、お風呂の前の水分補給が脱水を防ぐ有効な方法だったりします。
「のどが渇いたな~」と思っているときは、すでに軽度の脱水が始まっている証拠。
お風呂の前に少しだけでも、おっぱいやミルクを飲ませてあげると急激な脱水を防ぐことが可能です。
おっぱいやミルクをあげてしまうとリズムが狂ってしまう・・・と心配なママは、それ以外の飲み物でも代用可能です。
お水をほんの少しだけ、でも構いません。
お風呂あがりは湯冷まし!
いっぱいお風呂に浸かって上がったら、湯冷ましをあげましょう!
お風呂あがりは、赤ちゃんも喉が渇くのか普段飲まないような水分でも飲んでくれることが多いです。
湯冷ましは「これでなければならない」というものはありませんが、基本的にお水で良いと思います。
また、麦茶は体を冷ましてくれる効果があるので、おすすめです。
ただ、少し長湯させてしまったかな?と思うときは経口補水液(1リットルに砂糖大さじ4杯、塩小さじ半分)かイオン水を飲ませてあげると、脱水症状を防ぐことが可能です。
一気飲みしてしまうと、お腹を壊してしまうことがあるので、飲み物を飲ませる場合はゆっくり小分けに飲ませる必要があります。
スプーンやコップの練習!
比較的水分を飲んでくれるお風呂あがりの時間は、赤ちゃんにとっても次のステップの練習のチャンスです!
まだ離乳食が始まっていないベビーは、スプーンの練習をするといいでしょう。
また、離乳食が始まっているベビーはスパウトやストロー、コップで水分をあげても大丈夫です。