体が熱い、頭がボーっとする、お腹が痛い、下痢が止まらない…など、体調を崩したときに出てくる症状はさまざま。
出てきた症状をかかりつけの医師に伝え診察、薬を処方してもらうのですが、それは大人または意志の疎通ができる子どもだけです。
産まれたばかりの赤ちゃんは…もちろん話すことなんてできませんよね。
では、赤ちゃんの体調管理はどうすればいいのでしょうか?
赤ちゃんの発熱に気が付く
大人であれば、「悪寒がする」「頭がいたい」「頭が熱い」など、発熱したときの症状がわかりやすいかと思います。
しかし、赤ちゃんは話すことができません。
では、まわりの大人は、どうやって気が付けばいいのでしょうか?
◎体が熱い、顔が赤い
…抱き上げたときに、蒸気を感じるくらいに熱い
◎授乳すると異様に熱い
…乳首をくわえた際、いつもより熱い
◎機嫌が悪いまたは、ボーっとした表情、ぐったりしている
…「空腹」「おむつ」「着ている服が暑い」など泣く理由を一つずつ解消しても泣き止まず機嫌が悪い。
または、のぼせた感じ、ぐったりしている。
◎母乳またはミルクのみが悪い
…いつもと異なり、のみが悪い
◎呼吸がはやい
…いつもより明らかに呼吸がはやい
上記に該当するなら、手持ちの体温計で体温を測りましょう。
忘れてはならないのが、赤ちゃんはもともと体温が高いこと
赤ちゃんの体温は大人に比べて高めで、36,3~37,4度くらいが平熱と言われています。
大人の多くは、36度台くらいが平熱です。
37度以上になってくると体が辛いと感じる方が多いと思います。
ですが、体温が高めな赤ちゃんは「体が熱いから病気だ!」と簡単に結びつけることはできません。
病気を伴う発熱かどうかは、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
赤ちゃんのウンチは健康のバロメーターのひとつ!
冒頭でも述べたとおり、赤ちゃんは話すことができないため、体調を崩した場合、「熱」「見た目(機嫌)」そして「ウンチ」で判断します。
特にウンチは、細菌やウィルス性の病気にかかっている場合や、胃や十二指腸などの内臓になにか異変がおきている場合の判断材料になります。
とはいえ、下痢といってもミルクや母乳しか飲んでいない赤ちゃんですので、ゆるいウンチがでるのは仕方がないこと。
明らかに「いつもと違うウンチじゃないかな?」「色がおかしいな?」「においがいつもと違うぞ」と感じたら注意してみてください。
ウンチの状態は、こちらの「赤ちゃんが下痢になった時はまずうんちの色をチェック!」にて確認!
ママだけでなく、家族でもおむつ交換をぜひ!
赤ちゃんのお世話というと、基本的にママが中心となっていることが多いでしょう。
パパや同居しているおじいちゃん、おばあちゃんなどの家族は、たまに交換するだけというところも少なくはないと思います。
その時に、いつものウンチと気が付くことができなく、ウンチの変化を見逃してしまう可能性もあるかもしれません。
赤ちゃんは、家族の一員です。
ぜひ、おむつ替えの時など赤ちゃんのお世話を、家族が積極的に協力してあげることがよいでしょう。
ママ一人だけではなく、赤ちゃんの健康状態を家族できちんと把握出来る環境づくりをしていってくださいね。