赤ちゃんにとってお出掛けは刺激がいっぱいです。
光や風を感じたり、初めて見たり触ったりと心や脳の発達に良い影響を与えてくれます。
また外出はお母さんの育児の気分転換にもなります。
赤ちゃんには可愛いお洋服を着せてお出掛けしたくなりますよね。
部屋の中では大人よりも薄着な赤ちゃんですが、外出時の服装に気をつけることはあるのでしょうか。
①着せ過ぎない、涼しくし過ぎない
寒い冬は特に「赤ちゃんに風邪を引かせては大変」とモコモコと着せ過ぎてしまうことがあります。
赤ちゃんは基礎代謝が活発なので着せすぎると汗をかき、それが原因で風邪を引いてしまうことも。
手や足が冷たくても、お腹や背中が冷えていなければあまり心配はありません。
触って確認してあげたり、顔色や汗の様子を見て着脱で調整してあげましょう。
夏の外出では涼しそうに見えるのでランニングを着せることもありますが、汗をしっかり吸う半袖を着せるようにしましょう。
②調整できるものを
赤ちゃんは体温調節機能が未発達です。
暑い夏でもお店の中は冷房が効いていて赤ちゃんには寒いこともあります。
逆に、寒い冬には暖房が効いていて暑いことも。
すぐに脱ぎ着できるようなシャツなどを用意しておくといいでしょう。
寒い、暑いなど自分では訴えることができませんので外出先でも調整できるようにしましょう。
③素材もこだわりましょう
性能、厚さ、手触りなど様々な素材がある中でどんなものを選べばいいでしょうか。
肌着など直接肌に触れるものは綿100%が最適です。
お出かけ時にはウールやニットなどの素材も上に着ますが、赤ちゃんによっては肌がチクチクするなどの原因で嫌がる素材もあります。
家ならばお着替えができますが、外出先では大変です。
月齢が低いほど肌も敏感になります。
お店でかわいいベビー服が並んでいると、ついついデザイン重視で購入してしまいがちですが、外出先で快適に過ごせるように素材も確認しましょう。
④安全性、機能性は最も重要!
季節に応じてパーカーを着せることがありますが、お子さんが小さいうちはパーカーのフードや紐の取り扱いには注意しましょう。
フードや紐が引っかかって、怪我などの事故の原因になる恐れもあります。
デザイン性で考えると大変かわいらしいのですが、赤ちゃんの月齢や動きに合わせて選ぶように心がけましょう。
また、伸縮性やストレッチなど赤ちゃんの手足が自由に動かせる服を選びましょう。
ブランドやデザインが凝った洋服でも、動きが大きくなる外出先で赤ちゃんの自由を奪うようでは意味がありません。
安全性、機能性に優れた服で外出を楽しみましょう。
おわりに
自分で服を選べない赤ちゃんとの外出は服装にまで気を配ってあげなければなりません。
かわいいと見た目重視の選択で大人のエゴを押し付けるのではなく、赤ちゃんの動きや月齢に適した衣服を着せてあげましょう。