「おしゃぶりは出っ歯になる」ということを耳にしたことはありませんか?
また、その他にも「かみ合わせが悪くなる」など、おしゃぶりにまつわる噂を聞いたことがある方も多いかと思います。
なぜ歯並びが悪くなるんだろう?そんな風に思っているママも多いはず。
赤ちゃんが出っ歯にならないための注意点などをまとめてみました!
おしゃぶりは「開咬」になる原因に
おしゃぶりでなぜ歯並びが悪くなるかどうかですが、その可能性は…「あります」!
まずはどのようなメカニズムで出っ歯になるかをみていきたいと思います。
なぜかと言いますと、赤ちゃんはおしゃぶりを吸う際、吸い口を歯で固定して、吸い口の先の方を下から上に舌を動かしています。
そのため厚みのある吸い口ですと、下から上へ舌を動かす際に、おしゃぶりを前へ前へ押している形になります。
それが長年続くと、「開咬」(奥歯は噛みあうのに、前歯が噛みあわない歯並び)の原因になります。
指しゃぶりで出っ歯になる
おしゃぶりに引き続き、気になるのが指しゃぶりです。
実は、指しゃぶりの場合が「出っ歯」になる確率が高く、吸っている期間が長いと前歯だけピョコンと出てしまいます。
指しゃぶりは自分の手を吸うので、癖が付くとなかなか取れにくいと嘆いているママも多いです。
私の年の離れた弟も、幼稚園なっても指しゃぶりが中々取れず、母親がその癖を止めさせようと悪戦苦闘していたのを覚えています。
また指しゃぶりの癖が付くと、いつでもどこでも指しゃぶりをするので、よちよち歩きの赤ちゃんにとって、「危ない!」と思うシーンが増えます。
出っ歯になりにくいおしゃぶりで、予防しよう!
一方おしゃぶりは比較的3歳までに外れることが多いです。
そのため、指しゃぶりを防止するためにもおしゃぶりはオススメです。
また今は形状も改良され、開咬・出っ歯になりにくいものが多数発売されています。
出っ歯防止のものは「チュチュベビー」のドイツの歯医者さんが考えたものが有名です。歯があたるところは薄く、舌の当たるところは上向きに作られているので、歯を前に押し出す動きを極力軽減してくれます
チュチュベビー以外の製品でも、出っ歯防止のタイプは数多くありますので、赤ちゃんが気に入るものを探してあげたいですね。
生後半年くらいから外していこう
新生児期からおしゃぶりを愛用しているという赤ちゃんも、生後半年を境に使用頻度を減らしていくと良いですよ。
1歳を迎える頃になると、だんだん赤ちゃんも色々な知識や感情が芽生えてきます。
その時に精神的に必要なアイテムとなっていると、止めるのが少し難しくなってしまいます。
おしゃぶりで歯並びに影響が出始めるのは、やはり歯が生え始めてから。
2歳くらいになってくると、歯が完全に生えそろう子も多いです。
2歳までには外れるように調節して使っていくと、歯並びの心配なく使っていくことができます。