赤ちゃんといえばおしゃぶり、というイメージを持つ人は多いですよね。
しかし、具体的にいつから始める?いつまでやるの?という疑問もあるかもしれません。
赤ちゃんにおしゃぶりを与える時期の目安について考えてみましょう。
なぜ赤ちゃんはおしゃぶりをするの?
まず覚えておきたいのが、赤ちゃんには生きるための本能として「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」というものが備わっているということです。
口の近くにあるものに対して口を開けて「吸う」「しゃぶる」といった反射です。
これはおっぱいを吸って母乳をママからもらうために必要な生存本能とされています。
生まれてすぐ、右も左もわからない赤ちゃんですが、「おっぱいを吸う」ということだけは本能的に理解しているということですね。
口元にあるものを吸うことで本能の欲求が満たされると、赤ちゃんは精神的に安定します。
おしゃぶりを吸うと赤ちゃんが泣き止む、楽しそうにするというのはそういうことが理由のようです。
つまり、おしゃぶりは「吸啜反射」を利用した赤ちゃんグッズということになります。
おしゃぶりのメリット・デメリットとは?
では、おしゃぶりにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
簡単にまとめましたので参考にしてみてください。
おしゃぶりのメリット
・精神的な安定を得ることができる
・泣き止んだりぐずりが収まったりする
・使い方次第で寝かしつけにも利用できる
・クセ付けすればお出かけの際のぐずりにも安心
おしゃぶりのデメリット
・赤ちゃんが泣く・ぐずる理由が分かりにくくなる
・おしゃぶりがないとすぐぐずるようになり、幼児期以降も必要になってしまう
・長期間の使用は歯並びやかみ合わせの悪化を招くことがある(年齢による)
・そもそも、おしゃぶりが嫌いな赤ちゃんもいる
・親子間のコミュニケーションが少なくなる可能性も
おしゃぶりは、いつからいつまで利用するもの?
おしゃぶりはデメリットもありますがメリットも多く、上手に利用すれば育児を頑張るママ・パパにとっては大きな助けになることは間違いありません。
では、いつからいつまで使用することができるのか考えてみましょう。
いろいろと調べたところではおしゃぶりを使用開始するのは以下のケースが多いようです。
おしゃぶり、いつからはじめる?
・生後すぐに産院でおしゃぶりを渡された
・生後1ヶ月くらいから徐々に始めた
・生後2~3ヶ月くらい、指しゃぶりを頻繁にするようになってから
だいたい、生後2ヶ月~3ヶ月くらいが最も多いようです。
おしゃぶり、いつまでつけてる?
・離乳食が始まるタイミングまで
・ある程度コミュニケーションがとれるようになってから
・完全に卒乳したタイミングで
・気がついたらしなくなっていた
赤ちゃん・幼児の個性によって、おしゃぶりをやめるタイミングはまちまちのようです。
歯並びに関するデメリットがでてくるのが乳歯の生えそろう2歳半~3歳くらいとのこと。
それくらいまでには、おしゃぶりをなるべくさせないようにもっていけたらいいですね。
おわりに
おしゃぶりは有効に活用すれば育児に大きなメリットを与えてくれます。
しかし頼りすぎてしまえば、赤ちゃんに対してデメリットを与えることもあります。
いつから始めるか、いつまでにはやめさせるか、赤ちゃんの個性に合わせてママ・パパ同士で話し合いながら決めていきましょう!