体全体を跳ねつかせて、「ヒックヒック」としゃっくりをする赤ちゃん。
「苦しそうで可哀想…」「なんとかできないの?」と思ういますよね。
赤ちゃんのしゃっくりを止めるにはどうしたらいいのか、その対処法・コツをご紹介いたします!
しゃっくりで考えられる原因とは?
赤ちゃんがしゃっくりをしてしまう原因は主に2つ考えられます。
1:お腹が一杯で横隔膜が痙攣してしまう
授乳や離乳食を口にすることで胃が活発に活動し始めると、横隔膜が刺激されます。
その刺激によって痙攣が起き、しゃっくりが出てしまうというものです。
おっぱいを飲んだ時に一緒に大量の空気を吸ってしまって胃が膨らんでしまうことで横隔膜を刺激することもあるようです。
2:体温の低下によるもの
体温が下がってしまうことで横隔膜が刺激されることもあります。
たとえば赤ちゃんがオシッコをした時など、下半身が濡れたオムツで冷えてしまいます。
それが刺激となって横隔膜が痙攣してしゃっくりを引き起こすというわけです。
冬場のお散歩時やお風呂あがりなど体温が下がりやすい状況はしゃっくりも出やすくなるようです。
しゃっくりした時にやってあげたい対処法
原因だけでなく、しゃっくりを止める方法も知りたいところですよね。
苦しがっている赤ちゃんにママ・パパができることはどのような行動なのでしょうか?
1:何かを飲ませてあげる
しゃっくりを止めるのに最も有効なのが「何かを飲ませる」ことです。
大人もしゃっくりが出た時にはお水をゴクリと飲みますよね。
赤ちゃんも母乳やミルク、白湯や麦茶などを飲ませてあげることで横隔膜の痙攣が落ち着いてしゃっくりが止まります。
2:ゲップを出させてあげる
胃が膨らんでしまうことが、しゃっくりの原因の一つです。
ゲップを出させてお腹を軽くして挙げることで横隔膜への刺激を軽減することが可能です。
背中をトントンしてあげてみましょう!
3:オムツ替えをしてあげる
体が冷えることでしゃっくりが出やすくなります。
もし赤ちゃんが「ヒックヒック」としているならばオムツもチェックしてみましょう。
濡れていたらすぐに取り替えてあげてくださいね。
4:体を温めてあげる
体温の低下が原因となるわけですから、その逆をしてあげればしゃっくりは止まります。
外出時にはしっかりと防寒を、お風呂あがりはすぐに体を拭いて服を着せるなどすればしゃっくり予防となります。
もうすでにしゃっくりが出ているのであれば、ブランケットなどをかけて抱いてあげましょう。
体が温まるとともに精神的にも安心してくれますので、収まりやすくなります。
お腹の辺りを重点的に温めるとしゃっくりを止めやすいようです。
5:気分転換をさせてあげる
しゃっくりはそのまま放っておいてもじきに収まります。
ただ見ていて苦しそうで可哀想…というのがママ・パパの気持ちですよね。
お腹いっぱいで母乳は飲まず、他の方法を試してもしゃっくりが止まらない…そんなときは気分転換をさせてあげましょう。
たとえば、うつ伏せにしてハイハイの練習をさせたり、音楽を聞かせてベビーマッサージをしてあげたり、好きなTV番組を見せてあげたり…などです。
しゃっくりが収まるまで、赤ちゃんの気持を紛らわせてあげましょう。
しゃっくりが止まらないけど大丈夫?
しゃっくりは生理現象ですからそれ自体は特に心配する必要はありません。
赤ちゃんは大人と違って体がまだまだ未発達ですから、それこそ毎日・何度もしゃっくりをしてしまうものです。
ママ・パパとしては心配かもしれませんが、あまり気にしすぎる必要はありませんよ!