産前の体重増加、そして産後のダイエットはママにとって永遠の悩み…。
果たして痩せることはできるのでしょうか?
妊娠中に15キロ増を果たした、もの先生もついに出産!
元気な赤ちゃんを産んだ後に感じた周囲からの無償の愛に先生は何を思ったのでしょうか…!?
週間ママ・マンガ「恋する産後ダイエット(仮)」第五話をお楽しみください!
※編集者のミスで金曜日に更新してしまいました(汗)
次週は土曜に更新します…。
前回の話
第五話「受け止めるのも、愛 (物理)」

ベビハピ!的解説
もの先生は帝王切開で出産されたようですね。
今回のマンガで初めて知りました!
出産中は麻酔があるので痛みもありませんが、その後は強烈に痛いのが帝王切開。
それでも歩かなければいけない…ママは本当に大変です。
思いのほか体重が増加してしまい、看護師さんに苦労をかけまいと苦悩する姿がさらに痛ましいです…。
今回は産後ダイエットとはちょっと離れますが、せっかくなので帝王切開と傷の癒着について解説していきます。
帝王切開は全体の20%近く!?
実際に帝王切開で出産するママさんはどれくらいいるのでしょうか?
医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概要というものによれば、年々増えているようです。
2011年ではなんと19.2%ものママさんが帝王切開によって出産をしているとのこと。
- 赤ちゃんの安全をより重視している
- 母体の安全を確保するため
- 医療技術が進歩したことによる
などといった理由から帝王切開による出産が増えているとのことです。
参考
傷口が癒着するってどういうこと?
マンガでも出てきますが「傷が癒着する」というのはどういうことなのでしょうか?
傷口がふさがってくっついてくれるならいいのでは?なんて思ってしまいます。
しかし、癒着というのは別に切開した部分がくっつくというわけではなく、その他周辺の臓器への影響のことを言うようです。
そもそも子宮や卵巣は骨盤の中にあり、膀胱や腸に挟まれる形で存在しています。
そこをかきわけて子宮壁を切開するのが帝王切開なんですね。
切り開いた傷口と膀胱・腸が癒着する可能性があり得るということなんです。
癒着に起こるリスクとは?
では癒着してしまうとどのようなリスクがあるのでしょうか?
考えられる障害としては
- 慢性的な腹痛・下腹部痛
- 腸管の蠕動運動の機能障害
- 膀胱の機能障害
- 不妊症
- 二回目以降の帝王切開で手術の邪魔になる
などなど、傷口の癒着にはけっこうなリスクがあるようです。
お医者さんがやってる癒着防止対策
癒着しないために医師たちは様々な対策をとっています。
- しっかりと止血する
- 傷口を慎重かつ確実に縫い上げる
- 吸収性の高い糸で傷口を縫う
- 癒着防止材を使用する
- 切り開いたお腹の中をしっかりと洗浄する
こういったことは外科手術において当たり前のように行われていることのようです。
特に帝王切開では子宮、膀胱、腸が密集している部分の手術なのでより慎重に行われるようですね。
とにかく歩くことが大切!
お医者さんもしっかりと処置してくれていますが、それでも術後の経過を良くするのは本人の仕事です。
帝王切開はお腹を切る、つまり腹筋を切られるわけですから歩くのも困難ではあります。
というか、足をあげるどころか動かすことも辛い!
それでも、癒着による様々なリスクを考えれば、やはり歩かないといけないんですね。
だから、もの先生もキツさをこらえて歩いていた、というわけなんですね!
看護師さんを押しつぶさないように…という不安は、また別のお話です(汗)