近年問題視されているサイレントベビー。
泣かない、表情が乏しいといったことがその特徴となってきますが、実は自閉症とも似ているというのをご存知でしょうか?
パッと見では気づくのも難しく、自閉症のせいでサイレントベビーの状態になるといったことがあるようです。
もしかしてサイレントベビー?それとも自閉症?両者はどう違うの?
こんな疑問にお応えすべく、それぞれの特徴を5つずつまとめてみました。
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サイレントベビーの特徴
サイレントベビーには以下の様な特徴があると言われています。
- あまり泣かない
- あまり笑わない
- 視線が合わない
- 手足があまり動かない
- 発語が遅い
全体的に大人しく、動きが少ないことが特徴となっています。
視線が合わないなどは、自閉症児にも見られる特徴で混同されることも良くあります。
サイレントベビーの場合は後天性のものなので、当初はよく泣いていたのに、次第に泣かなくなった、といった状態ならサイレントベビーを疑う、といったことが多いでしょう。
発語が遅いというものも、自閉症と似ています。微妙な違いはありますが、その違いを一般の方が判断するのは難しく、専門家などの判断が必要となってきます。
自閉症の特徴
サイレントベビーと似ている自閉症。
どのような特徴があるのでしょうか?
- 視線が合わない
- 音や光に敏感
- 体を常に動かしている
- あやしてもあまり笑わない
- 発語が遅い
似た点も多いですが、大きな違いは動きが多かったり、過敏な部分が多いところ。
サイレントベビーは大人しくて反応が薄いことがおおいですが、自閉症の場合はちょっとした音や光に過敏に反応したりすることがあります。
しかし、これらの特徴も個人差があるので一概に自閉症であると判断はできません。
また、自閉症の判断は3歳ごろにならなければはっきりとしないという点もあるので、
乳幼児期に判断をするのは難しいでしょう。
気になる場合は、医師に相談しよう
サイレントベビーは後天性のもの、自閉症は先天性のものとなります。
両者を分ける決定的な違いとしては、生まれつきか成長過程で得たものかというものなんですね。
どちらも乳幼児期には似たようなと特徴が多いので混同されやすいですが
大きくなるにしたがって解りやすくなってきます。
小さいうちは、泣かない・表情が乏しい・発語が遅いといった特徴があっても判断するのは難しいでしょう。
ですが、気になる症状がある場合は医師に相談をしてくださいね。
ベビハピ!的まとめ
サイレントベビーと自閉症の違いはおわかりいただけたでしょうか?
後天性のものであるサイレントベビーは適切な養育を受けることで治療が可能となります。
もちろん、自閉症であっても社会に適応できる能力をしっかりと見につけさせることが出来ます。
大切なのはママ・パパがしっかり赤ちゃんを観察して、早期発見・早期対処すること。
何か気になれば、少しのことでもいいので病院や保健センターといった地域の子育て相談の機関に相談してみましょう。