赤ちゃんを寝かしつける時、背中やお尻をトントンすると良いといいますよね。
でも具体的にどこをどれくらいの速さで叩いてあげれば良いのでしょうか?
寝付きが良くなるコツなどはあるのでしょうか?
赤ちゃんの寝かしつけでのトントン効果や叩く場所・速さ・そしてオススメの子守唄もご紹介いたします!
トントンの寝かしつけが効果的な理由
人は単調なリズムを耳で聞いたり、身体で感じたりしていると、脳の動きが緩慢になって、眠気を催します。
特に赤ちゃんは胎内で聞いていたママの心音のリズムを思い出して安心すると言われています。
大人でも電車に乗っているときにガタンガタンというリズムでうとうとするのと同じ原理ですね。
また、寝つきが悪い子を車でドライブさせるという話もよく聞きます。
継続的な振動が眠りを誘うのでしょうね。
ですから、寝かしつけにトントンするやり方は理にかなっているのです。
どこをトントン叩くの?
ひとりひとり赤ちゃんによってベストポジション(お気に入りのトントン位置)があります。
姿勢も仰向け、うつ伏せと好みがありますね。
6か月以下の”抱っこでトントン”が主の赤ちゃんは尾てい骨からつきあげるようにトントンするのが鉄板といわれています。
お布団でのトントンでは仰向けで胸のあたりを優しくトントンしてもらうのが好きな赤ちゃんもいます。
また、うつ伏せで胴回りを強めにトントンしてもらうのが好きな赤ちゃんもいます。
赤ちゃんそれぞれ個性があるので色々と試してみましょう。
ただし、頭だけは絶対にダメです。
赤ちゃんの頭部はとても柔らかく衝撃に弱いので、絶対にやめてくださいね。
トントンする速さはどれくらい?
トントンは「単調」なのが一番です。
同じ間隔、速さでトントンを繰り返しましょう。
早い方が好きな赤ちゃんもいれば、ゆっくりな方が好きな赤ちゃんもいて、好みがあります。
一般的には、胎内で聞いていたママの心音の速さがとても安心すると言われています。
歌をうたいながら、「トン、トトン、トン」なんて節をつけたくなりますが、逆に覚醒してしまいやすく、NGです。
単調なリズムがお母さんのお腹にいたときの脈動を思い出して眠りにつきやすくなるのだそうです。
トントンしながら歌を歌おう!
変に節をつけるのはよくありませんが、優しく子守唄を歌う分には悪くありません。
童謡の子守唄を歌いながらトントンするのもよいですが…下手をするとママが眠くなるかもしれませんね。
そこでひとつ、歌っていて楽しくなれるような曲を選んでみましょう。
有名なところで「あみん」の大ヒット曲「待つわ」があります。
リズムがちょうど人間の心拍数と同じくらいなので、効果大だそうです。
背中トントンに加え、曲に合わせて左右にゆるやかにステップしてあげるとさらに効果アップとのこと。
一度「きっと待つわ~♪」と歌いながらこのやり方を試してみてください。
そしてもう一つ、昔ながらの「水戸黄門」の主題歌「人生楽ありゃ、苦もあるさ~」。
こちらの曲も同じ理屈でかなりお勧めです。
育児苦戦中のママは応援歌の気分でトライしてみましょう。
ベビハピ!的まとめ
なんにせよ、「いつまでに寝かせるぞ~!」なんて気張ってトントンする必要はありません。
あせりのあまり、ママの心臓がバクバクしてトントンしても赤ちゃんがママの心臓に反応して寝付けません!
「トントンしてもだめな日もある。」くらいな気持ちのほうがよいようです。
トントンはスキンシップのひとつということを忘れないでトライしてください。