突然訪れるのがお通夜やお葬式。
赤ちゃんや子供を連れて参列する場合はどのような注意が必要なのでしょうか。
小さな赤ちゃんがいるから参列しなくてもいい、と配慮してもらえる場合もあります。
ただ、できれば故人とのお別れはしておきたいものです。
お葬式に赤ちゃんと参列する際のマナーは?服装は?
その注意点について紹介します。
お葬式に赤ちゃんが出席する際のマナー・服装の注意点4つ
赤ちゃんとお葬式に出席するさいにはどのようなマナーに気をつけるべきでしょうか?
服装や持ち物についても見て行きましょう!
①服装は何色?デザインは?
お葬式を視野に赤ちゃんの服を用意しておくことはほとんどありませんよね。
大人は厳密なマナーがありますが、赤ちゃんについてはそれほど厳しくはありません。
黒のスーツやワンピースなどフォーマルな場面に対応できる服装を持っていればそれがベスト。
ですが、赤ちゃんの成長は目覚ましく、持っていたとしてもそれが着られるかどうかは分かりません。
お葬式に参列する場合、上は白っぽいシャツ、下は黒やグレーなどの色味が無難です。
また柄が少なく地味(できれば無地)な服装を用意してあげましょう。
可愛らしいキャラクターの描かれているものはあまり好ましくありません。
胸に小さくワンポイントであれば許容範囲ですが、あまりデカデカと描かれているものは避けましょう。
②靴の色や形は?
月齢によってはまだ靴は必要ありませんね。
もしヨチヨチ歩きを始めているのならば黒い靴を用意しましょう。
黒でなくとも落ち着いた色味、グレーなどであれば大丈夫でしょう。
じっとしていることができない赤ちゃんを、靴下や裸足で会場をうろうろさせるのは良くありません。
場の雰囲気を乱してしまいますし、周りの大人もなんだかヒヤヒヤしてしまうもの。
②あやすための荷物
しめやかに行われるお葬式。
ですが赤ちゃんにはその場の雰囲気やマナーなどは到底理解できません。
お母さんのお膝に座っている時間が長くなります。
あやすためのおもちゃも必要になるかもしれません。
いくらお気に入りだからといっても、音が出るタイプのおもちゃは避けましょう。
軽くニギニギできるものでなんとか乗り切って見てください。
また、用意を忘れがちなのはお葬式用のマザーバック。
普段明るい色のバックを用意している場合、黒いバックに代えることを忘れないようにしておきましょう。
③ピンチの時の部屋を確認しておく
赤ちゃんのお世話は時も場所も関係なく行うもの。
授乳時やおむつ替え、赤ちゃんの機嫌が悪い時などに使える部屋を確認しておきましょう。
お葬式の邪魔とならないようにすることもマナーの一つです。
「うるさいな」という目で見られるのは赤ちゃんにとってもかわいそうなこと。
何かあった時は別室にて待機するようにしましょう。
④周囲への配慮を忘れない
赤ちゃん連れの場合、喪主や親族にはあらかじめ挨拶をしておくことが肝心です。
子供が泣いたりするかもしれない、退出することもある、ということを伝えておくといいでしょう。
そうした可能性があることを伝えておけば、お互いの気持ちが軽くなります。
いきなり出席して赤ちゃんがいます!という状態より、一言伝えたほうが良いものです。
また、式場を出たり入ったりを繰り返すのもよくありません。
赤ちゃんの機嫌を見て、お焼香だけを済ませて外に控えていた方が良い場合もあります。
他の参列者に対して失礼・迷惑にならないような心遣いも大切です。
マナーを守ればみんな優しい!
実は、周囲の人はそれほど赤ちゃんに対して悪い印象を持つことはありません。
ママ・パパが紹介したような最低限のマナーさえ守っていれば、むしろ好印象を持ってくれます。
実際にこんな体験談も…
- 「小さいうちからしっかり参加して、本当に孝行息子ね」と褒められました!
- 「よく頑張ったわねぇ。いい子に育つわよ」と遠い親戚に声をかけられた。
- ジロジロ見てくるので「気分を害した?」と思ったら「○○さん(亡くなった祖母)も可愛いひ孫に送られて嬉しいだろうね」と言われた。
- 「ママも赤ちゃんも頑張ったね!」って言われてちょっとだけ涙がでました。
確かに、中には子供が苦手であまり快く思わない人もいるかもしれません。
ですが、マナーを守っていればその姿を見ている大人の人にはわかってもらえます。
大切なのは故人を送る心、そして大人としてのマナーです。
わかってくれる人は必ずいますので、やれることをしっかりとやっておきましょう!
ベビハピ!的まとめ
長時間拘束されるお葬式は、赤ちゃん連れには大変です。
できるだけ赤ちゃんを連れて行かずに済む方がいい…と思いますよね。
ですが、親族のお葬式となると故人もみんなに見送ってほしいものでしょう。
ママ・パパ自身も、参列したいという気持ちもあるはずです。
赤ちゃんとお葬式に出席する際にはご紹介したような配慮を行いましょう。
ぜひご参考ください!