大切な人、親しい人など縁がある人との最期のお別れになるお葬式。
悲しみに包まれ静かな会場に、機嫌をコントロールできない赤ちゃんを連れていくことは大変です。
遺族側から「赤ちゃんがいるから無理に出席しなくてもいい」といわれた場合は、赤ちゃんの月齢や距離を考慮し欠席してもいいでしょう。
しかし、赤ちゃんを連れて出席する場合はどのような注意点があるでしょうか。
悲しみ深い遺族や参列者の邪魔にならないよう、心に留めておきたい注意点を紹介します。
①赤ちゃんの服装
大人は服装にもマナーが求められ普段から用意があるものですが、赤ちゃんの場合はどうでしょうか。
いつ知らせが入るか分からないお葬式です。
フォーマルな衣装は中々持ち合わせていないことでしょう。
赤ちゃんの服装は大人ほど厳密な決まりは求められません。
しかし、場の雰囲気を乱すことのないよう、全体的に黒やグレーで地味な服装を心がけましょう。
赤ちゃんだから、決まりはないからといって、普段着のような格好ではその場に合いません。
②マザーズバッグの中身
待ち時間も含め、長時間に及ぶお葬式。
おむつやミルクなども十分に用意しておきましょう。
赤ちゃんをあやすためのオモチャも必要です。
ただし、いくらお気に入りでも音が出るタイプのオモチャは避けましょう。
普段使っているマザーズバッグも、お葬式の場には相応しくない柄や色の場合は黒の鞄に代えることもお忘れなく。
③喪主や遺族側へあらかじめ赤ちゃんがいることを伝える
お葬式は長時間拘束されます。
無理に会場に残って、赤ちゃんの機嫌が悪くなるよりも、一時退席するようにしましょう。
あらかじめ赤ちゃんがいて、お葬式の途中で一時退席することがあるかもしれないことを伝えておけば、失礼にもあたりません。
出たり入ったりを繰り返し目立つよりも、赤ちゃんを連れて控室や通路でお焼香の時間を待つ方がいいでしょう。
④控室の確認
赤ちゃんの機嫌によっては会場にいることが難しくなります。
赤ちゃんが泣きだした時や授乳の時間、おむつ替えなどの際に利用できる控室があるかを確認しておきましょう。
赤ちゃんを連れてのお葬式の出席が大変なことは皆さん承知です。
お焼香や出棺といった、故人とのお別れの時間だけはできるだけ会場に入るなど、赤ちゃんにも無理がなく、参列者にも迷惑をかけない方法を考えましょう。
ベビハピ!的まとめ
赤ちゃんを連れてのお葬式は大変そうで不安だらけですよね。
赤ちゃんを預けられたり、旦那さんに家族の代表で出席してもらうなどの方法がとれるならば気が楽です。
しかし、故人との関係や地域性によっては出席が求められます。
その場合は頭ごなしにデメリットや不安ばかりを考えないで、注意点を考慮して出席し、故人との最期のお別れができるといいでしょう。