臨月になると医師からよく言われるのが、お散歩をするように、ということ。
散歩は出産直前の適度な運動として最適で、リフレッシュにもなるのでとってもオススメなんです!
でも、気になるのは「臨月にどれくらい散歩をしたらいいの?」というもの。
産婦人科ではなかなかそこまで聞けないので、今回は臨月の散歩について詳しく解説します!
臨月の散歩、その効果は?
お医者さんから「臨月はできるだけウォーキングをしましょう」と勧められたマタママさんは多いのでは?
臨月に歩くことはマタママにどんな効果をもたらすのでしょうか?
最も基本的な臨月のお散歩4つの効果をご紹介します。
子宮口が開きやすくなる
臨月に歩くことで子宮口が開き、出産時に安産になりやすいとされています。
胎児もおりてきますので陣痛が促されるという効果も
股関節が軟らかくなる
出産時には赤ちゃんを産むために大きく足を開きます。
股関節が固いとママも赤ちゃんも苦しくなってしまうんですね。
臨月時に歩くことで股関節に柔軟性を持たせて安産になりやすくなります。
お産に必要な体力をつける
お産では想像以上に体力を必要とします。
長い場合は半日以上陣痛に耐えて出産するわけですから、かなり大変です。
臨月に定期的に散歩をしておけば、お産に必要な体力を養えるという効果もあります。
ストレス解消につながる
臨月だし安静にしようかな…。
とはいえ、家にこもりっきりでは気分も暗くなるものです。
臨月は比較的精神状態が安定していますが、それでもストレスは溜まりやすいもの。
歩いて気持よく汗を流し、刺激を受けることで気分が晴れやかになります。
胎児はそんなママの気持ちを受けて健やかに育ってくれることでしょう。
臨月の散歩の速度・ペースはどれくらい?
一般的に、人の歩く速度というのは時速4キロ~5キロと言われています。
鼻歌交じりに歩ける速度としては3キロぐらいとなっています。
基本的に、臨月時には転倒の危険もあるのであまり早歩きをするべきではありません。
臨月の散歩ではおよそ時速3キロくらいを目安にすると良いのではないでしょうか。
もちろん、体調に合わせてもう少し遅く歩いてもかまいません。
早歩きして家から遠くなり、そこで陣痛がきたら…ちょっと大変ですよね。
陣痛だけでなく、急な体調変化や怪我なども臨月では怖いもの。
速度は鼻歌交じりにゆったりと、無理のない程度にしましょう。
臨月の散歩のコツ1:できるだけ近場で散歩する
急に陣痛が来たり、破水が起きてしまっては大変。
臨月の時は、できるだけ家の近くで散歩することが望ましいですね。
往復の時間も計算して、全体で30分前後になるように散歩してみましょう。
時速3キロの超ゆったりペースで歩くと、だいたい1.5キロは歩ける計算になります。
20分程度の連続した運動で脂肪燃焼が促されるとも言われますし、臨月ならこれくらいがちょうど良さそうです。
ただ、あまり歩きすぎると疲れて体調を崩すことも。
臨月時は無理をせず、くれぐれも長時間の散歩は避けてくださいね。
臨月の散歩のコツ2:携帯や財布などは忘れずに!
臨月のお散歩では、何かがあった時のために、連絡手段や身分のわかるものなどは携帯したいものです。
以下のものがあるとお散歩中に何かあっても安心です。
- 携帯電話
- 診察カード
- 病院の連絡先
- 陣痛タクシーのカード
- お財布(あまり大金を持ち歩かないように)
- 母子手帳
- 健康保険証
これだけあれば、いきなり陣痛がきてしまっても対応は出来るかと思います。
近所のお散歩とはいえ、緊急時に備えて手ぶらで行くようなことは避けましょう。
臨月ですから、いつなにがあってもいいように、必要最低限のものは持ち歩くように心がけてくださいね。
臨月の散歩のコツ3:人通りのある場所を散歩する
臨月には急に具合が悪くなってしまったり、陣痛が来る可能性があります。
何かあった時、周囲に人がいると安心できます。
臨月のお散歩時には人気の少ない場所は避けた方がベストです。
ですが、歩道が狭く交通量が多い場所は危険です。
道幅が広く、ある程度歩行者に向いている場所を選びましょう。
日中の人通りが多い時間帯にするといった工夫もオススメです。
臨月の散歩のコツ4:平坦なコースを選ぶ
臨月に限らず妊婦さんにとって、坂道や階段が多い場所は、負担になってしまいます。
また、足元が見えないので転んだり怪我の恐れもありますよね。
臨月にはできるだけ平坦な道が続く場所を選びましょう。
また、動きやすい服装や靴を身に付けることも怪我の防止になります。
臨月の散歩のコツ5:日よけはしっかりと
臨月に限らず、夏や暑い時期は熱中症の危険性があります。
日傘を差したり帽子を被るなどの日除け対策をしておくこともオススメです。
ペットボトルの水やお茶などを持ち歩いて水分補給を行うことも忘れずに。
ちなみに熱中症対策にはある程度冷たい飲料が良いとされています。
臨月になると、「体を冷やしたくない」という思いから常温で持っていく方もいるかもしれません。
ですが、なるべく保冷タイプのボトルを使いたいですね。
また、妊娠中はシミができやすいとも言われています。
美容のためにも日よけ対策はしっかり行いましょう。
臨月の散歩のコツ6:無理をせず、休憩を取りながら散歩する
臨月時のお散歩ではお腹が張ってしまったり、足の痛みなどを感じることもあるでしょう。
その場合は予定の時間を過ぎてしまっても構わないので、まずはしっかり休憩しましょう。
無理をしてしまうと余計に体調が悪くなってしまうこともあります。
臨月で一番大切なのは身体の調子が良いこと。
くれぐれも「陣痛を促すために運動しなくちゃ!」と無理をすることはやめましょう。
また、急いでカツカツのスケジュールは無理をしてしまう元です。
臨月だからこそ、時間にはゆとりを持ってお散歩をしましょう。
臨月の散歩のコツ7:毎日やらなくてもOK
臨月時の散歩は毎日やる必要はありません。
体調がすぐれない時や天気が悪いとき、気分がどうしても乗らない時は休んでもOK。
臨月には自分のペースでゆっくりと行うことが重要です。
「今日は歩けなかった!」と悔やんだりストレスになることは良くありません。
歩ける時に歩く、臨月のお散歩はそれくらいの感覚で大丈夫です。
ベビハピ!的まとめ
臨月にはちょっとでも体を動かしたほうが良いと昔から言われています。
出産時の体力確保、子宮口を開かせる、ママの健康維持…臨月の運動には様々な理由がありますね。
無理をすることはいけませんが、気持よく汗をかいて充実した臨月を過ごしましょう!