いよいよ出産のその時が近付いてくると、お母さんの体には色々な変化が現れます。
陣痛の兆候は人それぞれですが、その一つである出血やおりものの変化をご存知でしょうか?
陣痛の前にパンツに赤いシミが…。
それはいわゆる、「おしるし」という陣痛・出産の兆候なんです。
妊娠中の出血は「赤ちゃんに何かあったの?」と心配になるもの。
いざその時に慌てずに済むように出血やおりものの変化を学んでおきましょう!
おしるしに見る陣痛兆候4つのポイントをご紹介します!
①おりものの色は?
「おしるし」とよく聞きますが、おしるしはまさに出産の兆候です。
ほとんどの場合、おしるしの後に間もなく陣痛がきます。
おしるしって何なの?
おしるしはおりものの一種です。
子宮から卵膜が剥がれ始めたことが原因で、おりものに血が混ざります。
おりものの色が少し茶や褐色、またはピンク色になってきた、と思ったらおしるしと考えて良いでしょう。
おりものの色で兆候を読み取れる
また、臨月のおりものをよく観察しているとおしるしが来る兆候も読み取ることができます。
粘り気がある、黄色のようなおりものが増えてきたら、おしるしが近付いているサインです。
②出血の量は?
おしるしによる出血は、かなり個人差があるようです。
おりものに少量の血が混ざる程度だった、という人から、生理の様な鮮血があって驚いたという人まで様々。
そのため、出血の色や量によっては何か異常があったのかと慌てることもあるかもしれませんね。
ですが、なるべく落ち着いて対処しましょう。
陣痛がくるまで待ちましょう
おしるしだけでは、病院へ駆け込んでも自宅に帰されることがほとんどです。
おしるしがあったら自宅で陣痛が始まるのを待ちます。
不安があるようならば確認の意味で病院に電話しておいてもかまいません。
その指示に従って落ち着いて行動しましょう。
大量の出血・痛みがある場合は…
ただし、大量の出血がある時や、痛みを伴う場合はおしるし以外の可能性が考えられます。
この場合は必ず電話をして、すぐ来院すべきかどうか病院で確認してもらいましょう。
③おしるしの期間は?
おしるしは陣痛の兆候となります。
ですが、おしるしが来たらからといって、すぐに陣痛が来る兆候というわけではありません。
その日のうちに出産までいく人もいれば、3日位おしるしと思われる色のついたおりものが続く人もいます。
おしるしは「近日中に陣痛が来る兆候」として捉えておきましょう。
すぐに産まれてしまうのだと慌てないようにしてくださいね。
④おしるしの対症法は?
おしるしは破水とは違い、感染症の心配は少ないとされています。
ですので、自宅待機中はシャワーや入浴が可能です。
清潔を保ちましょう
感染症の危険が少ないとはいえ、清潔にすることは大切です。
おしるしが出始めたら生理用のナプキンをあてて清潔を保ちましょう。
洗いすぎないように注意
また、入浴の際には洗いすぎに注意してください。
洗浄しすぎると必要な常在菌も一緒に取り去れてしまい、逆に不衛生になります。
適度に洗い流すくらいにしておきましょう。
異常を感じたらすぐに病院へ
最も気をつけなくてはいけないのが、出血の量や痛みです。
あまりに辛く大量に出血する場合には我慢せずに病院に連絡を入れましょう。
そういったことにだけ注意しておけば、おしるしが出た後も普段通りに生活することができます。
陣痛が来るまで落ち着いて待ち、出産への準備をしておいてくださいね。
ベビハピ!的まとめ
おりものの色が変わってきた、出血があったなどのおしるしがあったら間違いなく近々陣痛が来る兆候です。
ただ、おしるしというのは全ての妊婦さんが経験するものではありません。
おしるしがなく、痛みから陣痛が始まることも珍しくないので、おしるしの有無はあまり気にしなくてもいいでしょう。
また、おしるしは「陣痛直前に1度きり」というものではありません。
おしるしについて正しく理解し、いざという時に慌てないように心の準備をしておいてくださいね。