赤ちゃんが風邪をひいている時のお風呂はどうしたらいいか迷った経験はありませんか?
もちろん、熱があり、ぐったりしている時のは風邪と判断して入浴は避けるでしょう。
しかし主だった症状が咳だけの場合はどうしたらいいのでしょうか。
お風呂に入れるべきか、それとも体を拭くだけに留めるべきか…迷いどころですよね。
咳をする赤ちゃんをお風呂に入れる際に注意すべきポイントを紹介します。
基本はお風呂にいれてもOK?
赤ちゃんは代謝がいいので、できれば毎日お風呂できれいにしてあげたいですよね。
しかし咳をしていると「風邪が悪化するのでは…」という心配があるのも事実です。
昔は風邪をひいている時、特に熱がある時の入浴は避ける習慣がありました。
大人と同じような感覚だったわけですね。
しかし今日では、赤ちゃんの体調によって無理がなければ入浴は問題ないといわれています。
熱などもなく、咳だけというのであればお風呂に入れて体を温めてあげる方が良いでしょう。
お風呂に入れるかどうか判断する3つのポイント
①赤ちゃんの機嫌は?
咳がでていても赤ちゃんの機嫌がよく、元気があるようならばお風呂に入れても問題はないでしょう。
赤ちゃんは何でも口に入れて確かめたり、よだれがあちこちについていたりします。
お風呂に入ることで埃やウィルスを洗い流し、体が清潔になることで健康を保つことができます。
また、蒸気で喉の乾燥も防ぐことができます。
ただし咳がひどく機嫌が悪い、夜あまり眠れていないなど不調が見られる場合は注意です。
入浴により体力を消耗してしまう可能性があるのでお風呂は控えましょう。
②お風呂に入る場合の温度は?
赤ちゃんをお風呂に入れる場合の適切な温度は38度~40度といわれています。
咳だけでなく微熱もあるようなら、これより少しぬるめにすると体が楽でしょう。
よく温まれるようにと設定温度を高く設けると、赤ちゃんの体には負担になります。
長湯を避け、さっと温まる程度で済ませましょう。
お風呂からあがった時に赤ちゃんが顔を真っ赤にして、汗をかいているようならば温め過ぎです。
③お風呂上がりの注意は?
お風呂からあがったら湯冷めしないよう、脱衣所は温かくしておきましょう。
着替えて温かくした後は脱水症状を防ぐため、水分を摂らせてあげます。
お風呂に入ると体が温まり、睡眠に入りやすくなります。
寝室も温かくしてといいでしょう。
低月齢の場合は注意が必要
ただし、新生児や月齢の低い赤ちゃんの場合は、上記の限りではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、体温調節の機能がまだまだ未発達です。
入浴によって体温が上がってしまい、さらに体調が悪化してしまう可能性もあります。
お風呂に入れば清潔になり体も心もすっきりしますが、一日くらい入らなくても問題はありません。
低月齢の赤ちゃんは体調を見て無理のない範囲で入浴させましょう。
判断が難しい時は、かかりつけ医に相談してくださいね!