出産予定日を過ぎても中々陣痛がこないこともあります。
また、陣痛はあるのに中々お産が進まない、破水があったのに陣痛がこない、というようなことも。
そのような時に医師と相談して促進剤を使用し陣痛を進めることがあります。
自然分娩の場合、陣痛は欠かせません。
促進剤の効果やその費用、痛みについて紹介します。
①促進剤を使う理由
陣痛は子宮が収縮することで起こるものです。
ですから、お産はまず陣痛がこなければ進みません。
陣痛を進めたい、予定日をだいぶ過ぎている、母子の健康を鑑みて…。
様々な理由により赤ちゃんをはやく出したい時に促進剤は使用されます。
医師の判断のもとで使用されることになりますが、事前に必ず確認があります。
その際に、出産までのスケジュールも教えてくれますのでメモしておくとよいでしょう。
②促進剤の費用
陣痛促進剤は基本的に保険が適用されません。
そのため、促進剤そのものは大体1万円位になることが多いようです。
さらに病院の方針や量、種類によっても違いはでてきます。
促進剤が効かずに、投薬量が増えると5万円を超えることもあるようです。
保険が適用されるケース
ただ、保険適用のケースももちろんあります。
母子の緊急時や、一度は始まったお産が中々進まなくなってしまったような時は保険適用内です。
それ以外の使用は保険適用外で、先述の通り1~5万円程度となります。
他の医療保険に入っている場合
民間の医療保険も保険によっては出ないものもあります。
自身が加入している保険について調べておくといいでしょう。
また、確認や保険料の払い戻しの際には診断書が必要となります。
忘れずに保管し、必要な時に出せるようにしておきましょう。
③促進剤を使うことのメリット
お産が進まないと言っても、陣痛があればお母さんはその痛みと戦い続けなければなりません。
痛みが続けばぐっすり眠ることもできず、出産前に体力を消耗してしまいます。
陣痛がこないため予定日を長く過ぎてしまうと、その間に赤ちゃんもどんどん成長しお産が大変なものになります。
さらに胎盤の機能低下の心配も考えられます。
このような場合には促進剤を使用することで、陣痛を進め、お産のリスクを減らすことができるのです。
④促進剤を使うと陣痛の痛みは?
陣痛の痛みが人それぞれであるように、促進剤を使用したからと言って痛みが増すようなことはありません。
ただし、弱かった陣痛が促進剤の使用により一気に進むことで、急に痛みが強くなったように感じることはあります。
あくまでも促進剤による痛みではなく、いよいよ出産が始まるサインという捉え方をしておきましょう。
ベビハピ!的まとめ
自然に陣痛が進む場合は同時に子宮口も開いていき、出産もスムーズに行われることが多いです。
逆に促進剤を使用すると陣痛の強い痛みに子宮口の開きが追いつかないことがあるというデメリットもあります。
陣痛だけがどんどん強くなるのに子宮口が開かないとお母さんの体力は酷く消耗してしまい大変危険ですね。
もちろんそのような緊急時に備えて、投薬量や投薬法は考えられています。
促進剤は赤ちゃんやお母さんの体を第一に、医師とよく相談して使用判断をしていきましょう。