妊娠初期にはかなり重要になってくる葉酸と言う栄養素。
今は母子手帳にも摂取を推奨する言葉が書かれているものもあるほどなんです。
そんな葉酸の妊娠初期の摂取量の目安と摂取する際の注意点についてご紹介します。
妊娠初期の葉酸の摂取量
妊娠初期は、葉酸がより必要とされている時期です。
厚生労働省が推奨している目安量としては、1日400µg(マイクログラム)程度です。
ほうれん草なら約200グラム、レバーなら約400グラムほどになると考えられます。
ちなみに通常時の葉酸摂取推奨量は240µgです。
それと比べると、妊娠初期にはかなり多い量の葉酸摂取が推奨されているということが解ります。
葉酸が妊活・妊娠超初期~初期にかけて必要であることの証拠ですね。
妊娠初期 葉酸摂取の注意点
①食品の調理方法
葉酸は加熱すると、壊されてしまうという性質があります。
焼いたり茹でたりする調理では栄養が流れでてしまうんです。
つまり、せっかく葉酸を意識して摂取してもあまり多くの量を取れないことがあるわけです。
調理によって半分になってしまった葉酸を摂取しても、体内に吸収されるのはそのまた半分に。
つまり、加熱調理してしまうと生のものの4分の1しか摂取できないということなります。
そのため、葉酸を効率的に摂取するなら生野菜で摂取する形がオススメです。
出来るだけ過熱をしない調理方法で作ったメニューにしましょう。
②サプリメントを使ってもOK
妊娠中はサプリメントの服用がダメだと思っている人も多いかもしれません。
しかし、サプリメントは薬ではありません。
成分にもよりますが、摂取しても良いものがあります。
特に葉酸のサプリメントは妊婦に向けて作られているものが多いです。
葉酸は調理法によっては十分な摂取量が確保できないものです。
赤ちゃんの適正な細胞分裂を促すためにも、葉酸サプリはオススメです。
妊活中から妊娠初期までは特に葉酸が必要と言われている時期です。
サプリメントを使って葉酸を沢山補う方法を取っても良いでしょう。
③接種のしすぎには要注意
葉酸は水に溶けやすい水溶性ビタミンです。
基本的には過剰に摂取しても尿などの水分に代わって排出されていきます。
ですので、基本的には妊娠中はたくさん摂取することを意識していて大丈夫です。
ただ、あまりにも多くの量を摂取した場合は悪影響が及ぼされる可能性があります。
その悪影響と言うのが、「葉酸過敏症」と呼ばれるもの。
葉酸過敏症は「1000µgから1万µgの葉酸の摂取」で起こる可能性が出てきます。
症状としては、じんましんや発熱、かゆみ、呼吸障害などです。
妊娠期間中、体調を崩すことは良くありませんので、葉酸の摂り過ぎには十分に気を付けましょう。
ベビハピ!的まとめ
妊娠初期の胎児の成長に欠かせない葉酸。
目安量である400µgぴったりにする必要はありませんが、その前後を目安に摂取しましょう。
そうすれば、胎児に起こるリスクを減らし、しっかり成長させることが出来るでしょう。