運動神経の良い子に育って欲しい!
そう思うのは親として当たり前ですよね。
運動会や部活動で活躍したり、あわよくばアスリートとして開花したら…最高!
なんとも夢がありますよね♪
では、運動神経はいつまでに決まってくるのでしょうか?
運動ができる子どもに育てるために、覚えておきたいゴールデンエイジについてご説明します。
運動神経を育てる3つのゴールデンエイジ
子どもは遊びやスポーツを通して体を作り上げていきます。
ハイハイやつかまり立ち、玩具で遊んだり公園で遊具を使う、友達と鬼ごっこをする…そうした中で成長しているんですね。
実は、子どもの成長段階の中には3つの「ゴールデンエイジ」と呼ばれるものがあります。
子どもの運動神経を良くしたい!という希望があるならば、年齢に応じた「成長しやすい時期」を知っておくとよいでしょう。
楽しく成長する「プレ・ゴールデンエイジ」
3~9歳は「プレゴールデンエイジ」と呼ばれているタイミングです。
主に、体を動かすことの楽しさを育んでいく時期ですね。
一つのスポーツにこだわる必要はなく、色々と興味をもったことをやらせてあげると良いでしょう。
- 鬼ごっこなどのルール遊び
- 公園などでの遊具遊び
- おうちの手伝い
- 習い事やスポーツ
そうした色々な経験をする中で、基本動作やコミュニケーション能力、巧緻動作を身につけるのがプレゴールデンエイジです。
この時期に培われた運動や動作の基盤が、次の「ゴールデンエイジ」期のスキル獲得の土台となります。
基盤をしっかりしておくと、スキルや技術を身につけやすい体になることができます。
ここでもっとも大切なのは子どもが興味を失わないように遊び感覚で一緒に楽しみながら行うことです。
完成が見える「ゴールデンエイジ」
9~12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれるタイミングです。
子どもの神経系の発達がほぼ完成していく時期になります。
この時期は技術やスキルを身につけやすい時期であり、身につけた技術は一生忘れないそうです。
たとえば、テニスでは「ボールを掴む」ことがとても大切だそうです。
そうした、大人になってからは習得するのが難しい、「感覚」「センス」を覚え、身につけやすい時期となります。
体力に知識が加わる「ポストゴールデンエイジ」
13~18歳は「ポストゴールデンエイジ」と呼ばれるタイミングです。
ゴールデンエイジに身につけた確固たるスキルや感覚に磨きをかける時期となります。
中学・高校くらいになると知能が発達し、空間把握能力や自分で考える力がついてきています。
戦略や戦術的なことが理解できるようになるんですね。
「スキルやセンス」に「知識」が加わることで、より高度な能力を身につけることができます。
オリンピックや世界大会などでも若くして活躍する選手がいますよね。
まさにこの中学・高校のポストゴールデンエイジのタイミングで、スキルだけでなく知識が加わることで活躍できるようになってくるのです。
決め手は「プレゴールデンエイジ」
アスリートとして活躍するほどでなくとも、運動会や部活などで頑張って欲しい!
親ならばそういう気持がありますよね。
では、運動神経が良いとか悪いとかは一体いつまでに決まってしまうのでしょう?
プレゴールデンエイジのタイミングが重要
9歳~12歳までには神経系の発達がほぼ完成してしまうと言われています。
もちろんその後も成長はするのですが、最も伸びるのがゴールデンエイジまで、なんですね。
ですから、効率よく運動神経を伸ばすのであれば、プレゴールデンエイジの時期がポイントとなります。
3歳~9歳にたくさんの経験を積むことで脳の神経系を育てることができ、ゴールデンエイジにスキルを伸ばしやすくなるのです。
何をやればいいの?
3~4歳ではとにかく体をたくさん動かすことが大切です。
ママやパパが率先して遊んであげるようにしましょう。
4~5歳はボールや縄跳びなどの道具を使った遊びが良いでしょう。
道具を使うことで、指先が器用になりますし、体の動かし方やタイミング・リズムといったものを養えます。
5~6歳では鬼ごっこなどのルールを決めた遊びが良さそうです。
運動能力とともに、社会性や巧緻性も一緒に育んでいきます。
広く浅く色々な経験を
このように、3歳~9歳くらいまでは、様々なことやものに対する適応力を鍛えていくことが大切です。
プレゴールデンエイジの時期は、集中して一つのものを会得するよりも、浅く広く経験すると良いと言われています。
運動でも遊びでも、たくさんチャレンジして体験していくことが大切です!
日本の伝統的な遊び
最近はサッカーやバスケなどの海外由来のスポーツも人気がありますね。
ただ、プレゴールデンエイジにやるにはちょっと気が早いかもしれません。
実は運動神経を鍛えるのに、日本の伝統的な遊びがとても適していると言われています。
たとえばオススメなのが、竹馬。
バランス感覚を養うのにとても適しています。
竹馬は身体のバランスも大切ですし、手と足を上手く協調させることも必要になります。
さらに、リズムを取って左右の竹を動かさないと前に進むことができません。
つまり、バランス・リズム・協調運動などといった要素が、竹馬にはあるんですね。
他のオススメの遊び
他にも日本のオススメの遊びがあります。
「ケンケンパ」では片足ジャンプやリズム運動の練習になります。
「縄跳び」は全身運動でリズム、ジャンプ、協調運動、持久力と総合的な能力に最適です。
「鬼ごっこ」は瞬発力や持久力、方向転換する際のバランス感覚なども養えます。
「メンコ」は肩や体幹の力を鍛えやすいので、投擲競技や球技などに役立ちそうですね。
伝統の遊びは都会向き
日本の伝統的な遊びは広さがなくとも手軽にできて都会で遊ぶには格好の運動遊びといえます。
最近は公園でゲームをしたりとメディアを通しての遊びが主流となってしまいました。
知識はあっても、実際に体験したことがないことの方が多いかもしれません。
実際に体験してみて、楽しさを実感できることが大切です。
ベビハピ!的まとめ
運動能力のほとんどは子どものころに身につきます。
かといって、無理をして運動させる必要はありません。
年齢ごとの成長段階に合わせて、じっくりと色々な経験をさせてあげましょう。
特にプレゴールデンエイジは、興味を持って取り組ませることが大切です。
ママ・パパが率先して遊びに参加し、楽しみながら子どもの成長を促してあげてくださいね。
子どものうちは、たくさん遊んで・寝て・食べる!
それが一番大切なことです♪