赤ちゃんの舌の色が黒や緑、赤い色をしている…大丈夫?
ママ・パパにとって、我が子の健康状態は本当に心配ですよね。
ふと見た舌が、思いもかけないような色をしていたら…不安になってしまうことでしょう。
実は舌の色は赤ちゃんの健康サインだとご存知でしょうか?
健康な色とは?カビによる影響や病気の可能性はある?病院に行くべき?
…などなど、赤ちゃんの舌の色と健康について詳しくご紹介します!
健康な赤ちゃんの舌はピンク
舌は味覚を感じるだけのものではなく、健康状態を示すバロメーターにもなります。
ですから舌は、肌の状態や顔色などと同様に、外からわかる赤ちゃんの健康目安となります。
大人も子どもも健康状態が良好なときはピンク色をしています。
可愛らしい桃色の舌であれば、適度に血行が良く、ベロの表面にも異常がない状態といえます。
生まれたばかりの赤ちゃんの舌は鮮やかなピンクをしてみます。
実際に触れてみると少し湿っていることでしょう。
赤ちゃんの舌が白、黒、緑はカビの影響
赤ちゃんの舌が変に白かったり黒かったり、更には緑色をしている場合は注意しましょう。
もしかしたらカビの影響があるかもしれません。
舌が白い場合
ネットでも「赤ちゃん 舌 白」のキーワードで検索している方が多いようです。
ですが、「舌が白く見える!?」と思っても慌てないださい。
舌は中央に溝があり、そこが白くても特に問題はありません。
また、ミルクや母乳を飲んでいる影響で白っぽく見えるものなのです。
ただし、母乳やミルクに関係なくいつも舌の色が白く見える場合は注意しましょう。
舌苔が溜まっていて一種のカビの影響があることもあるので注意が必要です。
免疫力が落ちている場合、鵞口瘡(がこうそう)と呼ばれるものになることも。
口内の清潔はもちろん、部屋のお掃除などで菌が赤ちゃんに入り込むのを防ぎましょう。
舌が緑や黒の場合
舌が緑色ないし黒くなっている場合も注意しましょう。
黒毛舌といって舌に残っていた乳カスがバイ菌によって黒く染まることがあります。
また、抗生剤の副作用によって舌に色がつくこともあるようです。
赤ちゃんだけでなく、ママがお薬を飲んでいる場合も影響がでることがあります。
ちなみに舌の色は、かなり強く黒い色になることもあれば、やや緑がかった黒色になることも。
治療や対策はどうすればいい?
可愛い赤ちゃんの舌が緑や黒になるなんてびっくりして慌ててしまいますよね。
ですが、こうしたことはよくあることのようです。
では、赤ちゃんの舌の色が白・黒(ないし緑)になった場合はどのように対処すべきでしょうか?
まずは、哺乳瓶やお母さんの乳首を清潔に保ってあげる必要があります。
また、綿棒やガーゼで赤ちゃんの舌を拭いてあげたり、白湯を飲ませたりしてあげましょう。
口の中が綺麗な状態でいられるよう気を遣ってあげれば大丈夫です。
赤ちゃんの舌が赤くなる時
舌の色が健康なピンクではなく、異常に赤いと感じられる場合は注意しましょう。
カビなどではなく、何か病気にかかってしまった可能性が考えられます。
考えられるものとしては溶連菌や川崎病、麻疹などに感染すること。
その場合、舌は赤くイチゴの様なぶつぶつができるようです。
熱が出ているなど他の体調も注意深く観察し、必ず小児科を受診するようにしましょう。
赤ちゃんの舌が黄色になる時
まれに赤ちゃんの舌が黄色に見える時もあります。
母乳などの影響で白っぽく見えるのと同様に、問題がないことも多いです。
ただ、体内の水分が不足していることが原因で、舌の色が黄色く見られることがあります。
機嫌がよく元気そうならば心配いりません。
ですが、熱があったり機嫌が悪かったり泣いている時などは、十分な水分を与えてあげましょう。
ベビハピ!的まとめ
普段の忙しい育児の中では、赤ちゃんの舌の色に注目することは大変かもしれません。
実際に、あまりじっくりと観察することもないのではないでしょうか。
ですが、舌というのは健康を見る上で、大きなバロメーターとなります。
舌の色と病気について知っておくことで早めの対症ができることでしょう。
ひとまずは、舌苔やカビができないよう、衛生面に気を付けてあげることができるといいですね。