赤ちゃんはちょっとしたことで便秘になります。
夏場や冬場の体調不良、離乳食の始め、病気や運動不足…。
便通が悪くて機嫌の悪い赤ちゃんを見ると可哀想になるものですよね。
実は、体を動かしてあげると胃腸が刺激されてうんちが出やすくなるって知っていました?
運動不足の子はハイハイをたくさんさせたり、便秘体操をするといいんです!
今回は赤ちゃん便秘の原因と判断目安、スッキリできる解消法をご紹介します!
赤ちゃんの便秘を気にし過ぎない
赤ちゃんの便秘でお困りのママさんも多いですよね。
そもそも、排便リズムは赤ちゃんによって個人差があります。
毎日出る子もいれば、2~3日出ていなくても平気な子もいます。
ですから毎日出ていないからと言って、便秘とは限りません。
あまり心配しすぎず、ひとまず様子を見ることも大切です。
排便ペースに加えて、食事や水分をしっかり摂っているか、運動はできているか…などを確認しましょう。
そうすれば、個人差によるものか他の便秘要因があるのかがわかってきます。
焦らず、赤ちゃんを観察してあげましょう。
赤ちゃんが便秘だと判断できる目安
個人差があるとはいえ、毎日出ていたのに急に出なくなれば心配ですよね。
お腹が張って機嫌が悪かったり、排便に苦しそうにいきんでいる様子であれば便秘かどうか判断が必要です。
便秘と判断する目安
赤ちゃんの便秘目安としては以下のものがあります。
- 3日以上排便がない
- お腹が張って機嫌が悪い
- 急に食欲がなくなり嘔吐する
- 排便の際に苦しそう・痛がる
- うんちがかなり固い
基本的には、大人の便秘目安とほぼ同じようなものです。
「3日以上」というのは、実際に筆者が小児科の先生に聞いたものです。
「3~5日排便がないと便が溜まってしまい体に良くないので、病院に相談してください。」とのことでした。
1日2日なら大丈夫ですが、連続して3日以上排便が無い場合はかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。
赤ちゃんが便秘になる原因は?
では、なぜ赤ちゃんは便秘になってしまうのでしょうか?
便秘の3つの要因
赤ちゃんの便秘の原因は、大きく分けると食事不足・運動不足・ストレスの3つがあります。
特にあまり自分で動くことのできない赤ちゃんの便秘は運動不足が原因になることが多いようです。
腹筋が弱い!
発育途上の赤ちゃんはまだまだ腹筋が足りません。
そのため、体を動かすことで胃腸を刺激し、それがダイレクトに排便につながっているのです。
寝返りやハイハイなどをあまりしない、そんな運動不足の子は便秘になりやすいですね。
離乳食初期は便秘になりやすい?
また、離乳食を始めると便秘になる赤ちゃんが多いようです。
母乳やミルクは水分も多く、消化もそれほど難しくありません。
ただ、離乳食は水分が減りますし、すりつぶしても多少の形がありますから消化がしにくくなります。
また、母乳・ミルクから得ていた善玉菌が減ってしまい、腸内環境が変化することも考えられます。
赤ちゃんの便秘4つの解消法
まずチェックしたいのが、栄養が足りているかということです。
赤ちゃんは日々成長しているので、気づかぬ間に体重が増加しているものです。
母乳やミルクの量が足りているか確かめましょう。
解消法①運動不足解消で便秘も解消!
寝返りやハイハイができる赤ちゃんならば、たくさん運動させてあげましょう!
部屋のスペースを広くとって、たくさん動けるような環境にするようにしてみてください。
物もなるべく少なくして、転倒や怪我のリスクも排除してあげてくださいね。
お布団で小山をつくって乗り越えたりしても良い運動になります。
体をたくさん動かせば胃腸が刺激されて便秘も解消されやすくなります!
解消法②便秘体操があります。
月齢によってはまだハイハイやつかまり立ちができませんよね。
まだ自分では動けない赤ちゃんだと、運動させたくてもなかなかできません。
月齢が低いうちは、ママやパパが赤ちゃんの手足を動かして便秘体操をしてあげましょう。
赤ちゃんの足を持って片方ずつゆっくりとお腹まで曲げ、その後ゆっくりと伸ばししてあげましょう。
腸の蠕動運動を促すことができ、便秘解消に良いです。
お腹をマッサージしてあげるのも良い方法です。
“の”の字にマッサージしてあげると、腸が刺激されて便意を催しやすくなります。
お腹を触ると赤ちゃんも喜ぶ子が多いので、楽しみながら便秘体操ができますよ♪
解消法③果汁の出番です。
食事の変化で便秘になる…これも赤ちゃんでは多いケースです。
母乳だけでなく、離乳食も始まる月齢になったらば、水分補給を意識するようにしましょう。
離乳食初期は水分不足や腸内環境の変化による便秘になることが多いです。
そうした場合は果汁を飲むことで、便通が良くなることが少なくありません。
ビフィズス菌は糖分栄養としていて、果汁によって水分補給と腸内環境の良化を同時に行えます。
また、果糖にはうんちをやわらかくする作用もあり、便が固くて出ない子にも効果的。
更には果汁は浸透圧が高いため、食物よりも早く腸内を移動して、その刺激で便意を催しやすくなります。
解消法④オリゴ糖をあげてみよう
赤ちゃんの便通を良くするには、腸内環境を整えることも大切です。
オリゴ糖は善玉菌の良質なエサとなるので便秘解消に良いと言われています。
即効性があるわけではありませんが、日頃から適量を摂取させてあげましょう。
便秘知らずの赤ちゃんとなって、健康的な排便をしてくれるようになります。
子供でも摂取できる「オリゴのおかげ」のようなトクホ認定のオリゴ糖もあります。
健康に気を使うならば、ぜひ試してみたいですね。
オリゴのおかげ
色々試したけど赤ちゃんの便秘が解消されない…綿棒浣腸!
赤ちゃんのその時の体調や体質によっては、なかなか便秘が解消されないことも。
食事と胃腸の成長段階のバランスも関係しますので、仕方のないことです。
色々試してもなかなか解消しない頑固な便秘の場合は、綿棒浣腸という方法があります。
痛がって泣いたり、むずかったり、機嫌が悪い状態が続く…これはママにとっても赤ちゃんにとってもストレスですね。
上記の解消法を試してもなかなか出ない時は、ひどくなる前に綿棒浣腸を試してみましょう。
浣腸をしないとうんちが出ないようになるんじゃ…と心配になるかもしれません。
しかし、癖になることはありませんしスッキリと出てくれればストレスも減ります。
ぜひお試しあれ!
赤ちゃんの便秘でお困りならば病院を頼ってみましょう
それでも出ない!という時はお医者さんに相談してみましょう。
「3日以上便がでない」場合には病院で処置をしてくれます。
浣腸などで赤ちゃんの便をスッキリと出してくれることでしょう。
数日分のうんちが出るので、ママも赤ちゃんもビックリしてしまうかもしれません。
胃腸の消化機能や排便機能が発達しきらない赤ちゃんは、病院のお世話になることも多いので覚えておきましょう。
ベビハピ!的まとめ
赤ちゃんの便秘はママとしては本当に悩ましいですよね。
特に離乳食初期は排便が不安定になりやすく、心配するケースが多いです。
今回ご紹介した解消法をお試しいただき、赤ちゃんの便通を改善してあげてください!
また、日頃からオリゴ糖を与えておくと、善玉菌が増えて便秘しにくい子になれますよ♪
スッキリ快腸で、健康的な育児を目指してください♪