健康・病気のワンポイント

赤ちゃんの頭皮のフケやかさぶたの正体と原因は?5つの対策

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「え?赤ちゃんの頭からフケ?」と「なんで頭皮にかさぶた?これって何かの病気?」と驚いた経験はありませんか?
月齢が低い赤ちゃんの頭皮にはフケやかさぶたが見られることがあります。
白っぽいような黄色っぽいような、まるでウロコのようなかさぶたは気になりますよね。

痒みや痛みを訴えられない小さな赤ちゃんの肌トラブルは、心配になるもの。
赤ちゃんのフケやかさぶたの正体と原因、そして対策を紹介します。

赤ちゃんのフケやかさぶたは普通?

赤ちゃんの頭皮にフケが出たり、かさぶたのようなものが出来ていることがありますよね。
「しっかりお風呂で洗っているのに…」と思うかもしれません。
しかしこれは、ほとんどの赤ちゃんに出るものであり、それ自体は異常事態というわけではありません。
基本的には放っておいても大丈夫、と言われています。

ただ、異常に痒がっている・痛がっているという場合は注意が必要です。
病院にいってしっかりと原因を調べてもらう必要もあります。

フケやかさぶたの正体は脂漏性皮膚炎

フケやかさぶたは赤ちゃんならば出ても普通のことです。
とはいえ、あまりに多いと心配ですよね。
果たして赤ちゃんのフケやかさぶたの正体はなんなのでしょうか?

乳痂という赤ちゃん特有のもの

赤ちゃんのフケは大人で言うところの脂漏性皮膚炎、「乳痂」と呼ばれています。。
大人の場合は強い痒みがありますが、赤ちゃんの場合はありません。
乳痂は頭だけでなく、おでこや眉毛、耳の裏などにできやすいものです。

赤ちゃんの乳痂の症状について

乳痂は軽いフケから始まり、次第にかさぶた状になっていきます。
髪の生え際がカサカサする程度で済む子もいれば、黄色いかさぶたのようなものが頭皮全体に広がる子もいます。
重度の症状になると、かさぶたがひび割れたりそこから出血したりすることも。
冬場の乾燥によって悪化することもあるので注意が必要です。
症状が重く、赤ちゃんが辛そうであれば、病院での治療をすることになります。

赤ちゃんのフケ・かさぶたである乳痂の原因は?

赤ちゃんの脂漏性皮膚炎「乳痂」の原因は過剰に分泌された皮脂です。
新生児は非常に代謝が良く、汗や皮脂の分泌が多くなります。
そのさいに、余分な皮脂が脂漏性皮膚炎の原因になるのです。
また、この余分な皮脂は細菌が繁殖する温床にもなります。
この細菌の分解や酸化により頭皮から強い臭いがします。
見た目はとてもかゆそうに見えますが、赤ちゃんは平気なようです。

乳痂はいつ頃見られる症状なの?

乳痂・脂漏性皮膚炎は多くの赤ちゃんが経験するものです。
先述の通り、できても当たり前のことなんですね。
時期については、肌の強さや症状の程度など、個人差があります。
一般的には、生後数週間~生後4カ月くらいに多く見られ、成長とともに自然と落ち着いていきます。
赤ちゃんのフケやかさぶたは、ほとんどが自然治癒してしまうんですね。

フケ・かさぶたの対策はどうすればいい?

赤ちゃんの乳痂は一時的なものです。
とはいえ、見た目的にも本人のためにも、乳痂の症状を軽くしてあげたいものですよね。

赤ちゃんの代謝による皮脂の分泌を止めることはできません。
フケやかさぶたを絶対に出ないようにすることは難しいでしょう。
ですから、対策としては、乳痂の症状を軽くすることが基本になります。

赤ちゃんの脂漏性皮膚炎「乳痂」の対策になる4つのケア方法を紹介します。

①毎日の入浴で清潔に

お風呂で頭をきれいにあらってあげましょう。
ただ、「かさぶたがとれないから」とゴシゴシと力を入れてはいけません。
優しくマッサージをするように丁寧に汚れを洗い流してあげましょう。
乳痂の部分は自然に剥がれ落ちるものですから、力を入れてもあまり意味がないのです。
むしろ、強く洗うと頭皮に傷がついて雑菌が入ったり、かさぶたが無理に剥がされて髪が抜けたり出血したりします。
乾燥もしやすくなりますから、優しく洗ってあげてくださいね。

②かさぶたを軟らかくする

お風呂に入る前にワセリンやオリーブオイルをかさぶたに塗ってあげてみましょう。
乳痂の部分が柔らかくなって、洗浄中に剥がれ落ちやすくなります。
ただ、中には頑固なかさぶたもあります。
とれないからと無理をすると頭皮を傷つけてしまうので気をつけましょう。

③汗をかいたらこまめに拭き取ってあげましょう

赤ちゃんはとにかく汗っかきです。
特に頭皮は蒸れやすいので、汗をかいているようならば拭き取ってあげましょう。
夏場や冬場の帽子も、長時間被せて置くと帽子の中はベタベタになります。
気を付けて見てあげてくださいね。

④枕やシーツも清潔に

見落としがちですが、枕やシーツなどの寝具も清潔にしてあげましょう。
生後4カ月頃までの赤ちゃんと言えば、まだ寝たきりの状態がほとんどです。
シーツの洗濯が大変ならば、タオルを敷いてあげるなど頭が触れる部分の環境を整えてあげられるといいですね。

⑤クリームを塗る

乾燥しやすい冬場であれば、保湿クリームを塗ってあげるのも良いかもしれません。
ワセリンやオリーブオイルと似ていますが、乳痂部分が柔らかくなりますので剥がれやすくなります。
ただ、赤ちゃんの肌はとても敏感ですから、大人用のものは避けましょう。
低刺激で、子供でも使えるようなものが安全です。
また、ベタベタしてしまうと痒みが出てしまうことがあります。
サラッとしているタイプの保湿クリームを使いましょう。

ベビハピ!的まとめ

赤ちゃんのフケ・かさぶたは見た目が気になりますよね。
症状が強ければ、顔中に黄色っぽい脂漏性皮膚炎が広がってしまいます。

何とかしてあげたいと、ついフケやかさぶたを触ってしまうものですが、それは良くありません。
頭皮に傷を付けてしまうとさらなる皮膚トラブルを招きかねないからです。
成長とともに良くなりますので、家庭で出来る簡単なケアをしながら様子を見てあげましょう。

かなり酷くなって心配…という場合は、病院で相談するのも良いでしょう。

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ベビハピ編集部
『赤ちゃんがハッピーなら、世界は笑顔で満たされる♡』をコンセプトに、お子さんとママ・パパにとって有益な情報をお届けいたします! 昨今話題の「AI」機能を搭載し、より多くの記事を執筆できるように頑張ります。
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