赤ちゃんは昼夜関係なく、不快なことがあれば大きな声で泣くものです。
抱いたり、ミルクを与えたりと親はクタクタになりながらなんとかあやします。
思い通りにはならない赤ちゃんのお世話に疲れたな、と感じた時でも赤ちゃんがかわいい笑顔を見せてくれるとホッとして、また頑張れますよね。
赤ちゃんはそのように感情表現が素直なものですが、そういったことができない赤ちゃんもいることをご存知ですか?
今回はサイレントベビーの特徴や原因、チェックポイントなどをご紹介いたします。
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サイレントベビーってどういう子?
静かで泣かない、何をしても表情・感情が表に出ない…そういう赤ちゃんをサイレントベビー呼びます。
一見育てやすく、手がかからないようにも思えますがサイレントベビーは笑わない、視線を合わせないなどの特徴を持っています。
そのまま成長すると発達段階で表情や情緒面に問題を抱えてしまい、感情表現が苦手な子どもに成長する可能性があるのです。
実は近年、サイレントベビーについて問題視されていて、育児をする上で最も注意するべきものの一つと考えられています。
なぜサイレントベビーになるの?
赤ちゃんの成長は、体だけでなく情緒も育っていかなければなりません。
この情緒を育てることに必要なのは、周囲の大人とのコミュニケーションであり、このコミュニケーション不足がサイレントベビーになってしまう要因とされています。
赤ちゃんが泣いても長時間放っておく、語りかける時間が少ない、抱っこをしないなどの状況が続くとサイレントベビーになってしまう危険があります。
個性でおとなしい赤ちゃんもいますが、サイレントベビーかどうかわかるチェックポイントを紹介します。
うちの子はサイレントベビー?
チェック①あまり泣かない
赤ちゃんに泣かれると大変ですが、泣くということも赤ちゃんの成長には欠かせないものです。
赤ちゃんの感情は「快」「不快」から成長とともに分岐していきます。
おむつが気持ち悪い、お腹がすいたなどの「不快」な感情の時は泣いて知らせることもコミュニケーションを理解する一つなのです。
つまり、泣かないということは自分の意思を伝えようとするコミュニケーション能力が不足することになります。
赤ちゃんが泣いても長時間放っておくと、おむつが汚れている、お腹が空いているなどの不快を訴えられないサイレントベビーになってしまいます。
チェック②あまり笑わない
赤ちゃんが笑うようになるのは早くて2カ月、遅くて6カ月頃と言われています。
赤ちゃんは周囲の人の顔をじーっと見ることで、脳が表情を覚え笑えるようになるのです。
つまり、世話をしてくれる身近な大人と見つめあったり、顔を合わせる時間が少ないと脳が笑顔を覚える機会がありません。
笑ってもいい時期なのにあやしても反応がない、笑わないという場合は注意が必要です。
チェック③あまり目を合わせず、反応が少ない
目を見て話しかけるとじーっと見つめ返すのは、赤ちゃん特有の反応の一つです。
生後二カ月頃からは自分の手をじーっと見つめるハンドリガードという反応も出るなど、脳が色々なことを吸収しようとしている証拠です。
目を合わせない、声をかけても反応が少ないなどの様子はサイレントベビーの特徴です。
チェック④手足の動作が少ない
生後一カ月頃から赤ちゃんは自分の手足をバタバタと動かすようになります。
自分の体が自由に動かせることは成長の段階でもあり、赤ちゃんにとっては遊びの一つになります。
赤ちゃんは手足をバタバタと動かすことによって脳も刺激を受け成長しています。
この赤ちゃんの成長には欠かせない手足の動きが少ないということも、サイレントベビーの特徴です。
おわりに
生まれ持った個性として大人しい赤ちゃんもいるかもしれませんが、上記のチェックをサイレントベビーかどうかの目安にしてみてください。
もしかしてサイレントベビーかも、と思ったら積極的にコミュニケーションを取るよう心がけましょう。
授乳時には目を見て話しかける、読み聞かせや話しかける時間を増やす、抱き癖など気にせず抱いてあげるなど親子でコミュニケーションを取ること、信頼関係を結ぶことが大切です。
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