赤ちゃんが脱水症状になっているかどうかは「大泉門」を見れば良いとされているけれども本当?
赤ちゃんの脱水症状について詳しく見ていきたいと思います。
大泉門って?
人間の頭がい骨は、数枚の骨でサッカーボールのように組み合わさっています。
しかし、赤ちゃんの頭は未発達。
そのため、頭がい骨に少し隙間があり、これは成長と共にだんだんとふさがっていきます。
この隙間の部分が「大泉門」といいます。
大そうなお名前ですが、簡単に言うと骨と骨の間の「穴」ということになります。
私も出産した病院で教えてもらいましたが、怖すぎて結局触ることができなかったです・・・。
デリケートな部分ですので、あまり触らないようにしましょう。
ところで、大泉門の見つけ方ですが、おでこの左右を結んで、そのまま頭の方へいった位置にあります。
前髪の生え際の少し上くらいにあることが多いです。
この大泉門ですが、月齢が小さい頃は穴の状態で、1歳半くらいになるとふさがってきます。
そのため、この穴が塞がる間は、体調の変化によって陥没したりペコペコ動いたりすることもあるのです!
脱水すると大泉門が陥没する?
「赤ちゃんが脱水症状だと、大泉門が陥没する」と昔から言われます。
脱水症状によって大泉門がへこむ原因ですが、体調の変化によって、体の浸透圧に変化が起こるためです。
赤ちゃんの体はまだまだ体調に左右されることが多いため、大泉門が陥没してしまうようです。
しかし、大泉門が陥没しているときは、かなり脱水症状が進んでいる状態だそうです。
そのため大泉門が陥没する前に、赤ちゃんの脱水に気付くことがほとんどです。
よって、大泉門がペコペコ動いているくらいならば、脱水症状ではない可能性が高いです。
赤ちゃんの脱水症状を見極める
赤ちゃんが脱水症状になっているかどうかは、大泉門の陥没以外にもわかります。
まずは嘔吐や下痢をしているかどうか。
嘔吐や下痢を頻繁にしているようならば、脱水症状になってしまうことがあります。
しかし、嘔吐や下痢をしていても、きちんと水分補給ができているならば、それほど心配することはありません。
脱水症状が進んでくると、顔や唇、お腹などがカサカサしてきます。
半日以上水分が飲めない状態が続くようならば、病院で受診しましょう。
さらに、脱水症状が重症化してくると、目がくぼんだり、ぐったりしたりするなど、明らかに体調が悪くなります。
この場合は点滴をしてもらう必要があります。
おわりに
赤ちゃんは体の8割が水分と言われています。
夏場や乾燥しやすい時期はもちろん、季節の変わり目や病気時などは脱水症状に気をつけましょう!
大泉門は赤ちゃんの体調を見極める一つのポイントになりますので「おかしいな」と思ったらチェックしてみてくださいね。