女性の社会進出に伴い、進む晩婚化の影響を受けて高齢出産が増えています。
歳をとってからの出産ってやっぱり大変?いくつから高齢って言われるの?
など、疑問や不安もあるのではないでしょうか。
高齢出産の定義、メリット・デメリットについてご紹介!
高齢出産への臨み方、家族計画に役立ててくださいね。
高齢出産の定義は何歳から?
高齢出産とは、女性が35歳以上での出産をさします。
初産・経産婦で区別せずに、年齢でくくる考え方が強まっています。
実は、以前は30歳以上と定義されていました。
しかし晩婚化など社会の変化から30歳以上の初産婦が増えてきています。
そのため、平成3年から35歳以上に引き上げられました。
高齢出産はリスクが高い?デメリットは?
高齢出産は具体的にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
胎児、赤ちゃんの異常
高齢出産では若い時の出産に比べて、染色体異常など先天的な異常が見つかるリスクが高くなります。
妊娠・出産では検査をしっかりと行い、医師と二人三脚で歩んでいきましょう。
妊娠中の母体の体調
高齢出産では妊娠高血圧症候群などの、母体の異常へのリスクが高まります。
そのため妊娠中の食事や運動、体重といった健康管理に十分な配慮が必要になります。
医師の指導のもと、正しく管理していきましょう。
帝王切開
帝王切開自体は若い人の出産でもよくあります。
ただ、高齢出産では様々な理由によって計画的に帝王切開にするケースも少なくはありません。
医師からの事前の説明をよく聞いて、理解した上で行いたいものです。
産後の生活
無事に出産しても、産後の生活にも不安な点はあります。
高齢出産は体力や体の機能の低下から産後の回復も遅いとされています。
また、忙しい育児についても母親の体力的な負担も大きいでしょう。
高齢出産にもメリットはある!
高齢出産と聞くとリスクが高いイメージがありますが、それだけではなくメリットもあります。
社会でのスキル
高齢出産と言われるのは35歳以上から。
社会では十分なスキルを身につけている段階であることが多いでしょう。
その経験を元に、出産後も活躍できることが期待できます。
育児においても比較的余裕を持ちやすいケースが多いです。
精神・経済的余裕
高齢出産で若い時と最も異なるのは、精神的・経済的な余裕です。
穏やかな気持ちで子育てができ、また十分な環境を子どもに与えることができるというメリットがあります。
一人の子にかける育児費用が増加していますが、高齢出産が増えてきている背景もあるのかもしれませんね。
若々しくなる!?
高齢出産ではママが若返る、といわれています。
- 妊娠による女性ホルモンの影響
- 出産時のリスクを回避するための健康的な生活
- 小さな子どもとの生活での意識の変化
そういったことから実年齢よりも若々しくなるケースも多いとされています。
これは女性にとって大変嬉しいメリットですよね!
子宮がんのリスクの低下
高齢出産では、健康面が問題視されることが多いです。
しかし実は若い時に出産した人よりも子宮がんのリスクが低下すると言われています。
こちらも意外なメリットのひとつですね。
ベビハピ!的まとめ
医学の進歩により、高齢出産により母子が危険にさらされるケースは減ってきています。
とは言え、リスクは最小限に減らし、元気な赤ちゃんを産めるように努めたいもの。
母体の健康管理に十分に気をつけ、医師とのコミュニケーションもしっかり図りましょう。
また、妊娠を計画中の人は高齢出産のメリット・デメリットの両面からよく考えて計画するといいでしょう。