妊娠すると１０カ月間赤ちゃんをお腹で育てるために、お母さんは自分の体調管理に気を配ります。
ですが気をつけていても風邪を引いてしまうことはありますよね。
風邪を引いたらまずは十分に栄養を取り、体を休めましょう。
ですがそれでも症状が改善しない場合は妊婦でも病院へ行った方がいいのでしょうか。
妊婦が風邪を引いてしまった場合、どうすればいいのでしょう。
風邪の症状はお腹の赤ちゃんに影響があるの？
妊娠中に風邪を引くと、お腹の赤ちゃんに影響があるのか気になりますよね。
40度以上の高い熱が数日続くということがない限りは、お腹の赤ちゃんへの影響はないと言われています。
ただし、お母さんの体温が上がればお腹の羊水の温度も上がり、赤ちゃんにも負担になりますのでできるだけ早く熱が下がるよう対処しましょう。
また、風邪の症状が原因でお腹が張りやすくなることもあります。
ひどい咳を長く患っていてお腹に力が入っていたり、水下痢が続いたため腸の動きが刺激になるなどの原因でお腹が張りやすくなることがあります。
張りがひどいと早産の危険もあります。
やはり妊婦でも風邪はこじらす前に病院に行った方がいいようです。
病院へ行こう！でも何科にかかる？
風邪なら内科にかかるのが普通ですが、妊婦も同じでしょうか？
病院まで遠くて行けない、休診日だ、などの事情を除いては健診で通っている産婦人科に相談する方をお勧めします。
お腹の赤ちゃんへの影響を考えた薬を処方されますし、赤ちゃんのことが心配であれば様子を見てもらえます。
ただし、事前に病院へ風邪でかかりたいことを伝え、マスクを着用するなど産婦人科の待合室で他の妊婦さんに風邪をうつさないよう配慮をしましょう。
内科でも妊娠中であることと妊娠週数を伝えれば、お腹の赤ちゃんに影響が出ない薬や漢方を処方してもらえます。
できれば事前に妊娠中でも診てもらえるか電話で確認した方がいいですね。
妊婦に風邪薬って大丈夫？
妊婦でも風邪をひいたらこじらす前に我慢しないで、病院にかかった方がいいことは説明しました。
ですが、薬を処方されることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
医学の進歩で妊婦でも飲める薬は増えています。
医師の指示を守り、用法用量をしっかり守って正しく服用する分には問題はありません。
市販薬の風邪薬についても、服用の際は薬剤師か医師に相談しましょう。
おわりに
妊婦だからと我慢せず、病院にかかり薬を処方されることで早く体が楽になった方がお腹の赤ちゃんにもいいようです。
自己判断で症状を重くしてしまうことのないよう、しっかり体調を管理しましょう。
