赤ちゃんや小さな子供は冬の間中、鼻水を垂らしたりつまらせたりしている印象はありませんか?
冬だけでなく、春先や夏場でも「治った」と思ったらまたすぐに鼻づまりを起こしていることもしょっちゅうです。
なぜ子供は鼻づまりを起こしやすいのでしょうか。
子供はなぜ鼻づまりを起こしやすい?
赤ちゃんや小さな子供の鼻の作りに原因があります。
風邪をひいた時はもちろん、風邪が直接の原因でなくても湿度が低く乾燥していたり、寒いと冷気に反応して鼻水が出ます。
鼻の粘膜が敏感な上に、鼻の穴や鼻の奥が狭くなっているので鼻づまりを起こしやすいのです。
ただでさえ起こしやすい鼻づまりですが、アレルギー性鼻炎など付き合いが長いものの他に、考えられる原因と何歳がピークなのかをみていきましょう。
風邪による鼻づまり
①鼻づまりは何歳がピーク?
子供は風邪をひいた時に鼻づまりから細菌が悪さをして、中耳炎になることも珍しくないので注意が必要です。
風邪が原因で中耳炎になるのは3歳~6歳がピークで、一番多いのは3歳前後と言われています。
つまりその頃が最も鼻づまりを起こしやすい時期と考えられます。
②いつまで続くの?
3歳半位になると上手に鼻をかめるようになります。
上手にかめるようになることで鼻水を奥に溜めずに済み、鼻づまりはもちろん、それが原因で中耳炎になることも次第に減っていきます。
それまでは、家庭では鼻吸い器でのケア、ひどいようなら耳鼻科を受診するなど鼻水をためないようケアしていく必要があるでしょう。
アデノイドの肥大による鼻づまり
①鼻づまりは何歳がピーク?
鼻の奥にはアデノイドと呼ばれるリンパ組織のかたまりがあります。
子供は骨格が小さいのでアデノイドが肥大すると、鼻の空気が通りにくくなりために風邪をひいた時のひどい鼻づまりの他にも、いびきや口呼吸などの症状が目立つようになります。
アデノイドは成長過程で必ず肥大する時期があり、2歳~5歳ぐらいがもっとも大きくなります。
②いつまで続くの?
アデノイドは1歳頃から大きくなり始めます。
個人差はありますが、大体6歳までにピークを迎え、その後は次第に小さくなっていきます。
生まれつきの体質もありますが、風邪をひいた後にアデノイドの肥大が見られることもしばしば見られます。
ベビハピ!的まとめ
一昔前は小さな子供はならないと言われていた花粉症も、1歳代で発症することもあると分かっています。
また、アレルギー性鼻炎に悩む子供も珍しくありません。
これらはいつ・何歳まで続くのか、ピークはいつかというのは一概に言いにくいものがあります。
季節や条件によっても鼻づまりの原因やお悩みも違うからです。
とはいえ、幼児期特有の鼻づまりであれば大体7歳くらいには落ち着いていく、というのが一般的な見解です。
子供はもちろん、お母さんも長い付き合いになりますが、耳鼻科の受診も視野に入れつつ対処していきましょう。