妊娠をきっかけに止まった生理ですが、気になるのはその再開の時期です。
「ない方が楽だからしばらく来ない方がいい」
「間をあけずに子どもを作りたいから早く再開してほしい」
考え方は人それぞれですね。
実は、母乳とミルクどちらをメインにしているかで生理再開に違いがあることをご存知でしたか?
もちろん個人差がかなりありますので絶対!とはいえませんが目安になるのは間違いありません。
家族計画のためにも生理再開と母乳・ミルクの関係性について学んでおきましょう!
生理再開に関係するホルモンがあった!
産後、大きくなった子宮は6~8週かけて元の大きさに戻ります。
子宮が元に戻り、機能が回復すると生理が再開されていきます。
実は産後の生理再開には、子宮の大きさや機能回復だけでなく、ホルモンも大きく関係していると言われているんです。
母乳と関係するホルモンとは?
赤ちゃんに与えるために母乳を生成していると、「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンは排卵を抑制する働きがあります。
なので、完母や混合育児で母乳を多く与えている間は生理が再開しにくくなるんですね。
そのため母乳中心の育児とミルク中心の育児では産後の生理再開時期に差が出ることになります。
目安としては「完ミ→混合→完母」という順で生理の再開時期が遅くなってきます。
次の子が早く欲しい!生理を早く再開させるには?
晩婚化が進み、出産は間をあけずに少しでも若いうちに済ませたい!
そういう方もけっこう増えてきているようです。
とはいえ、出産したからといってすぐに次の子…というわけにはいきません。
妊娠するには排卵が必要になり、その合図となるのが生理になります。
素速く生理を再開させるには?
早く生理を再開させたい場合は、母乳を断つことが一番シンプルな手段です。
母乳が生成されなくなると、排卵を抑制するホルモンが減っていきます。
排卵があると、当然その後に生理も再開されますよね。
もちろん、母乳育児が赤ちゃんに与えるメリットはたくさんあります。
とはいえ、ミルクでも十分な栄養を与えることはできます。
育児と出産のバランスを夫婦でよく相談し、家族計画に必要な手段をとっていきましょう。
生理再開は遅い方がいい!再開を避けるには?
人それぞれ、生理の重さにも違いがありますよね。
小さな赤ちゃんを抱えて育児に追われている中、まだまだ生理は再開しない方が体が楽…。
そう考えている人も多いかもしれませんね。
こうすれば絶対に生理は再開しない!という方法は残念ながらありません。
しかし、生理再開を遅らせる効果を期待できるのはやはり「プロラクチン」ホルモンを刺激することではないでしょうか。
先述しましたが、排卵を抑制するホルモンなので、生理再開も先延ばししやすくなります。
プロラクチンを刺激するために
ホルモンを刺激するには授乳間隔を開けず、できるだけ母乳で育児を行うことが必要です。
昼間の授乳に加え、夜も赤ちゃんの就寝前にたっぷり母乳を与えてあげましょう。
そうすれば、ママの体内のホルモン分泌を促すことができます。
しかしここで気をつけておきたいのが、「絶対・確実に生理を遅らせられる」わけではないということ。
母乳やホルモンの分泌量には個人差がありますのでそれは仕方のないことなんですね。
ただ、完ミよりも完母の方が遅れやすくなることは事実です。
あくまでも参考程度に留め、実践していってください。
ベビハピ!的まとめ
産後の生理の再開は、一般的に母乳育児の方が遅く、ミルクでの育児の方が早いということになります。
しかし、個人差も大きく母乳育児でも早々に生理が再開したという人も珍しくはありません。
どちらにしても離乳食が盛んになる産後8カ月位で再開する人が多いようです。
また、ホルモンは疲労などのストレスの影響も強く受けます。
早く再開したい場合でも、再開時期に強くこだわらず、身体の準備が整うのをリラックスして待てるようにしましょう。