育児ノイローゼは誰にでもなる可能性があるもの。
私は育児ノイローゼになんかならない、と思っている人に限って発症することもあります。
また、育児や夫婦関係にも悪影響があることをご存知でしょうか?
実際に経験してしまうと、思っていたより深刻な育児ノイローゼの現実に驚くかもしれません…。
今回は育児ノイローゼで考えられる、お子さんや夫婦間への影響をまとめました。
事前に知っておいて、悪影響を未然に防ぎましょう!
虐待につながる可能性がある
育児ノイローゼはイライラしやすくなったり、不眠や体の不調を併発することがあります。
それが悪化すると子供に手を出してしまう、虐待してしまうといったものに繋がることがあるんです。
「さすがに虐待はありえない」…と思うかもしれません。
しかし、現実に育児ノイローゼによってお子さんを肉体的・精神的に傷つける事例は少なくありません。
ですから絶対に軽視することはできません。
育児ノイローゼには虐待の可能性があるということを知っておくことが大切ですね。
子供の心の成長に悪影響がある
小さな赤ちゃんでも、ママが怒ってばかりいたり、泣いてばかりいたらどう感じるでしょう…。
さらに、育児への疲労から笑顔がなくなり、次第に相手にする時間も減っていったら…。
赤ちゃんの感受性が正しく育たない可能性がでてくるのではないでしょうか。
いわゆる、”サイレントベビー”と呼ばれる感情表現の乏しい子になってしまうかもしれません。
ママが辛くなってしまい精神的にまいってしまうほど、かまったりお世話をしたりする必要はありません。
ですが、最低限のコミュニケーションは赤ちゃんの情緒や感受性の成長に必要なことです。
ムリをせず、時には誰かに助けてもらいつつ、良い母と子の関係を築きあげたいものです。
育児ノイローゼが離婚に繋がることもある
仕事から帰ってきて、子供と妻が笑顔で待っている…。
そんな当たり前の光景があれば、パパだって仕事を頑張ることが出来るでしょう。
ですが、育児ノイローゼになってしまい、パパに怒鳴り散らしたり、パニックを起こしたり、突然泣いたり…。
そんな状態では家に帰ってきたいとは想いませんよね。
もしかしたら夫婦生活が出来ないと判断されてしまうかもしれません。
育児ノイローゼでは実際に、パパの方から離婚を切り出されてしまうパターンもあるようです。
最悪の結末を回避するには、パパの協力、ママの思いやりが大切。
お互いに育児の大変な時期を支え合いながら過ごすことが出来ればいいですよね。
家事が疎かになり、家族関係が壊れる
育児ノイローゼになると、育児はおろか家事に関してもやる気を失うことがあります。
昨今は、パパが家事・育児を協力するのは珍しくなく、むしろ当たり前になってきています。
ですが、仕事をしながらだと、やれることは限られてきますよね。
仕事・家事・育児とパパが頑張りすぎてしまう…次第にストレスも溜まってしまうことでしょう。
フラストレーションが積もることで結果として夫婦関係が悪くなることもあります。
その結果、家事・育児が疎かになってしまい家庭が崩壊へ…。
夫婦・親子…すべての歯車が狂い、家族関係が壊れることもあるんですね。
育児ノイローゼというのは本当に怖いものなんです。
ベビハピ!的まとめ
育児ノイローゼかも?と思ったら保健センターや病院で相談をし、早めに解決すること大切。
ただ、すべての人がすんなり病院に行けたり誰かに相談できたりできるわけではありません。
思いつめてしまい、ある日急に爆発してしまうことだってあるでしょう。
育児ノイローゼの予防・改善にはとにかく周囲の協力が大切です。
パパもママの様子をしっかり見てあげて、育児ノイローゼの可能性があると感じたら相談に乗ってあげましょう。
病院への受診を提案したり、息抜きをさせてあげるなどの工夫も大切です!