妊婦にとって重要な栄養素である葉酸。
いつごろから摂取し始めればいいのか?摂取が遅れてもいいの?
気になる疑問について調査してみました。
べビ待ちさんも、マタママさんもチェックしてみてくださいね♪
厚生労働省はこう定めている
厚生労働省は2000年から、妊活中・妊娠中の女性に対して「葉酸を1日400μg(マイクログラム)摂取することが望ましい」と推奨しています。
葉酸は細胞分裂をサポートし、胎児の成長に非常に良い働きを持つことから勧められているんですね。
つまり、基本的には妊娠前からの摂取が望ましいということになりますね。
妊娠のどれぐらい前から摂取すればいいの?
では実際に葉酸はいつから摂取し始めればいいのでしょうか?
妊娠初期に特に重要な葉酸
胎児の脳や脊髄の基礎となる、神経管というものが妊娠の7週目までに作られます。
この時期に葉酸が不足すると、先天性異常が赤ちゃんに起きる可能性があると言われています。
つまり、葉酸は妊娠超初期~初期に非常に重要な役割を持っていることが解ります。
妊娠2ヶ月までに大切な器官が出来上がる
胎児は受胎が始まればその直後から細胞分裂を始め、成長していきます。
妊娠4~7週目となる妊娠2ヶ月には、脳・脊髄などの神経細胞の約8割が完成するといいます。
葉酸を摂取すべき期間とは?
この時期に葉酸を不足させないためにはある程度の期間、継続して摂取することが望ましいといえるでしょう。
具体的には
- 妊娠する1か月前から神経細胞が完成するであろう妊娠3か月まで
この期間は特に意識して十分な量の葉酸を摂取すべきと考えられます。
もちろん、この時期から外れていても、摂取をやめる必要はありません。
というか、できれば摂っていった方が赤ちゃんのためにはいいんですね。
葉酸は胎児の成長における細胞分裂を促す作用があるので、妊婦ならしっかり摂取すべきです!
妊娠前も葉酸は必要?
まだ妊娠していないからといって葉酸を摂らないという手はありません。
妊娠を計画し始めたその時から、食生活もしっかり妊娠に向けて改善していきましょう。
そして葉酸を多めに摂取するように心がけましょう。
葉酸が病気を予防する
妊娠1か月以上前から妊娠3か月までの間に意識して葉酸を摂取すると病気・障害の予防になります。
具体的には、「二分脊椎症」と呼ばれる歩行障害や、「排せつ障害」が起きる脊椎の病気を防ぐ作用があります。
元々この病気になる確率は1万人に4人と言われるほど少ないものです。
その確率をさらに下げるためにも、まだ間に合うならしっかり葉酸を摂取しておきましょう。
また、葉酸の摂取は口唇裂、口蓋裂、心臓の奇形、といった障害を減らす効果もあると言われています。
細胞分裂をサポートする作用があるため、身体の障害を予防することができるんですね。
妊娠3か月を超えても、しっかりと摂取していれば、赤ちゃんに起こり得るリスクを防ぐことが可能です。
食生活に気をつけて、積極的に摂取しましょう。
葉酸を摂取する上での注意点
ただ、葉酸の摂取にはひとつだけ注意点があります。
1000μg以上を摂取しないように気を付けることが大切です。
継続して摂取しすぎてしまうと以下の様な副作用が起きることも
- 食欲不振
- 吐き気
- むくみ
- 不眠症
- 発熱・発疹
- 呼吸障害
葉酸は妊活・妊婦の必須栄養素ですが摂り過ぎもいけないということを忘れずに。
葉酸は食事からは摂りにくい?
食品から摂取する分では十分に摂取できていないこともあります。
また、ちょうど妊娠初期はつわりの時期なので、十分な食事をできないこともあるでしょう。
そうなると結果的に葉酸の摂取量が減ってしまいます。
そういった時にオススメなのがサプリメント。
食事で摂るよりも量も正確ですし、意識しなくても効率よく摂取できます。
厚生労働省推奨の葉酸400μg!ベルタ葉酸サプリ
ベビハピ!的まとめ
葉酸は赤ちゃんの障害の可能性を大きく減らし、健康的に育てるサポートをしてくれる栄養素です。
妊活・妊娠中はぜひ意識して摂取したいところですね。
葉酸は意識しないと必要摂取量を下回ることがほとんどです。
調理法やメニューの工夫などをしてみてくださいね。
また、妊娠初期のつわり時期や忙しくて栄養を取れない…。
そんな時はぜひサプリメントでの栄養補助も試してみましょう。