かわいい赤ちゃんの頭にしこりが複数できることがあります。
触ってみるとコリコリ動くようなことも。
「しこり」と聞くと、あまりいいイメージはありませんよね。
「これって何か悪い病気!?」と心配になることでしょう。
大切な赤ちゃんの健康を守るために、お母さんは勉強をして備えておくことがたくさんあります。
赤ちゃんの頭に複数できる、動くしこりについて知っておきましょう。
赤ちゃんの頭の動くしこりの正体は?
赤ちゃんの頭を触って何か妙な感触の物体が…。
頭にある、しこりのようなものは一体なんなのでしょうか?
コリコリと動くしこりの正体は、リンパ節であることがほとんどです。
リンパ節、と聞くと熱が出て喉が腫れる…そんなイメージがあるかもしれません。
実は喉など以外にも、リンパ節は体のあちこちにあり、もちろん頭にもあるのです。
体表に近い部分にあるリンパ節は、コリコリとした感触になることがあります。
頭だけでなく首や脇の下、鼠径部などもクリクリと触ることができるようです。
リンパ節は細菌やウィルスなどの異物の侵入を防ぐろ過装置の様な役割があります。
つまり、体内の異物と戦う際には多少、腫れることがあるんですね。
リンパの流れにそって複数のしこりが感じられることも珍しくはありません。
頭のしこり、どうしたらいの!?
赤ちゃんの頭にあるしこり、これはリンパ節であることが多いです。
リンパ節は炎症を起こして腫れるので、コリコリと触れる場合は、細菌などの感染が考えられます。
熱がある、皮膚トラブルがある、怪我をしているなどの時はしこりを感じやすいでしょう。
触れても赤ちゃんは痛がっていないようであれば、炎症の原因の治癒とともにしこりがなくなるのことがほとんど。
小児科の医師に相談しても「あまり心配せずともよい」と診断されることが多いでしょう。
しこりの大きさが1cm程度であれば通常のサイズと考えられているようです。
コリコリ動くしこりが気になるでしょうが、過剰に触って刺激を与えないよう心がけましょう。
赤ちゃんの体調や機嫌などをしっかりと見て、まずは経過を観察してみてください。
体調や機嫌などの経過観察が大切!
赤ちゃんの頭のしこり、「よくあること」と安心しきるのはまだ早いかもしれません。
体調とともに、しこりの大きさにも十分注意して様子を見てあげましょう。
しこりのようにリンパ節が腫れる原因は、細菌など何か炎症の原因があるからです。
ただ、徐々に大きくなる場合は気を付けなければなりません。
1cm程度の豆粒サイズであれば正常の範囲内と言われています。
しかし、それ以上に大きくなる時は重度の感染症も考えられます。
症状としては発熱や体重の減少、貧血や大量の発汗などが起こることもあります。
リンパ節が腫れる原因にもよりますが、このような症状が強く続く場合は注意しましょう。
赤ちゃんの体調もすぐれず、大きさが気になる場合は受診して検査をしてもらいましょう。
経過観察をしっかりして、医師と連携することが何よりも大切です。
リンパ節の腫れ、検査はどうする?
リンパ節が腫れている場合、どのような検査が行われるのでしょうか?
大人・子供に関わらず、基本的には問診をするところから始まります。
その後、血液検査や超音波による検査が行われていきます。
さらに詳しく調べるために骨髄の検査やリンパ節の生検をすることもあるようです。
原因が細菌やウイルスによるものなのか、その他のものなのかを調べていきます。
検査をする場合は、医師と相談してしっかりと説明を聞いておくようにしましょう。
ベビハピ!的まとめ
育児をしている中で、「赤ちゃんの頭のしこり」というものはあまり聞き慣れない人もいらっしゃいますよね。
悪い病気や障害を疑い、慌てて病院へ駆け込んでも「よくあること」で済まされることがほとんどです。
リンパ節が腫れてしこりの様に感じることがある。
それを知っているだけでも、いざという時に慌てずに済みます。
赤ちゃんの体調をしっかり管理してあげられるよう、日々のスキンシップの中で観察をしていきましょう。
そして、正しい知識を身につけて備えておき、イザという時には医師に頼ってみてくださいね。