「洗濯物と一緒にティッシュを洗ってしまった…」
家事では案外よくある失敗ですよね。
育児でヘトヘトになった状態では注意散漫になってティッシュ洗濯を連発することも…。
衣服についたティッシュクズを見てげんなり…。
実はその一緒に洗ったティッシュを簡単に取り除く方法があります!

洗濯物と一緒にティッシュを洗ってしまった時にはどうしたらいいの?
衣服にこびりついた細かい紙くずを、簡単に取り除ける方法をご紹介!
「やっちゃった…」と落ち込む前に、ぜひお試しください♪
一緒に洗濯したティッシュが取りにくい理由
ティッシュを洗ってしまうと衣服にこびりついてしまいますよね。
取り除きたいけど、なかなか取りにくくてげんなりしてしまうものです。
なぜ一緒に洗ってしまったティッシュクズは取りにくいのでしょうか?
こうした理由が考えられます。
- 細かくなってしまう
- 濡れて張り付いてしまう
- 繊維にくっついてしまう
- 一つ一つ取るのが大変
当たり前だけどなるほどなぁといったところでしょうか。
洗濯物のティッシュクズはママの頭を悩ませる、面倒なものなんですよね。
この紙くずを簡単に綺麗に取り除く方法を、ここから一気にご紹介していきます!
ティッシュ洗濯対処法その1:柔軟剤で取りやすく
柔軟剤を使うと洗濯物に張り付いたティッシュが取りやすくなります。
柔軟剤のメカニズム
柔軟剤には服の肌触りを柔らかくする成分が含まれています。
活性剤が衣類をコーティングすることで、香りをつけたり肌触りを良くしているのです。
ティッシュが取りやすくなる理由
ティッシュがついた衣類を柔軟剤を入れて洗濯するとどうなると思いますか?
実は服と同じように、ティッシュもコーティングされるのです。
そのため、散らばって細かくなった紙がまとまっていきます。
そして衣服とティッシュそれぞれがコーティングされていきます。
その結果、静電気なども減少するので服と紙が別々になるのです。
こうしたことから、衣服についたティッシュが取りやすくなるんですね。
ティッシュ取りで柔軟剤を使う際の手順
洗う際には以下の手順で行います。
- ティッシュがこびりついた衣服を洗濯機に入れる
- 柔軟剤を入れて「すすぎ1回」「脱水1回」に設定します
- 洗い終わったら乾かして衣服をバサバサと振ります
- こびりついたティッシュが床に落ちます
- 衣服を手で払い、細かいティッシュを落とします
- 床に落ちたティッシュを掃除して終了です
ティッシュ洗濯対処法その2:野菜ネットで掻きだす
衣服のティッシュを落とすのに、オクラなど野菜が入っている「野菜ネット」を使うのも良い方法です。
野菜ネットの網目がポイント!
ティッシュを取る時、手で服をパッパッと払う方も多いでしょう。
しかしこびりついた紙は中々取れません。
野菜ネットは程よく柔らかく、それでいて目が粗く作られています。
それを手にはめて服を払うと、紙がネットの目に引っかかるので取れやすいのです。
ティッシュ取りにはどんなネットが使いやすい?
野菜ネットといっても色々なものがありますよね。
使いやすいのはオクラとかにんにくが入っているネットです。
サイズ的にも手に被せやすいので使いやすいでしょう。
野菜ネットでティッシュを取る時は…
ティッシュを取る際は衣服が濡れた状態でもできなくはありません。
ただ、乾燥している方が紙を取りやすいのでできれば乾かしてからにしましょう。
ネットの網目に紙が引っかかり、徐々にまとまっていきます。
払う際にはゴミが出ますので、床に新聞紙などを敷いておくと後処理が楽でしょう。
ティッシュ洗濯対処法その3:スポンジで軽く擦る
スポンジも衣服のティッシュ取りに使用できます。
ザラザラ面でティッシュを絡めとる
食器洗い用のスポンジには「柔らかい面」と「ザラザラ面」がありますよね。
ティッシュまみれの衣服にはこのザラザラ面が活躍します。
- 衣服をバサバサと振り、大きなティッシュを落としておく
- 干して衣服をしっかりと乾かす
- 乾いたらスポンジの「ザラザラ面」で服の表面を撫でる
- ザラザラした部分に紙がひっかかり、ティッシュが落ちていく
スポンジを使う際の注意点
スポンジを使うとティッシュも案外簡単に落ちます。
しかし注意した方が良い点も。
スポンジによってはザラザラ面が非常に固いものがあります。
また、衣服によっては摩擦に弱い生地の場合もあるでしょう。
ティッシュを取り除こうとあまり強くスポンジをこすりつけると、布を痛めるかもしれません。
どんなスポンジを使う場合でも、優しく衣服の表面を撫でる程度で行いましょう。
ティッシュ洗濯対処法その4:お酢で取りやすく
調味料のお酢も衣服のティッシュを取るのに良いようです。
お酢に柔軟剤のような効果がある
知っている人もいるかもしれませんが、お酢を使うと洗濯物が柔らかくなります。
いわば、柔軟剤のような効果があるんですね。
また消臭・色落ち防止効果などもあるので、お酢は洗濯でけっこう重宝するんです。
洗濯したティッシュにもお酢が良い?
ティッシュまみれの洗濯物にもお酢は大活躍します。
お酢の成分によって衣服にこびりついた紙が取れやすくなるのです。
先述した柔軟剤と同じような効果を得られるんですね。
お酢を使う際の目安
では実際にお酢を使うにはどうしたらいいでしょうか?
お酢を洗濯に使用する際の目安をご紹介します。
- 分量:水45リットルに対して50cc程度(ドラム式の場合は少なめで)
- 入れ方:全自動なら「柔軟剤投入口」、二層式なら「すすぎ後」にお酢を投入してさらに「2~3分すすぐ」
たったこれだけ覚えておけば大丈夫です。
柔軟剤と同じように、こびりついたティッシュが簡単に取れるようになることでしょう。
ティッシュ洗濯対処法その5:乾燥機にかける
乾燥機を使って衣服のティッシュを落とすという方法もあります。
乾燥機にかけると取りやすい!
乾燥機は衣類をグルグルと回転させながら強い熱で服を乾かします。
その際の遠心力と熱によって衣服にこびりついたティッシュが落ちやすくなるのです。
しっかりと乾かすと服についた紙はほとんど取れてしまっているでしょう。
乾燥機を使う方法の手順
方法は簡単で
- 衣服を20分間乾燥機にかける
ということだけです。
これだけで、熱と遠心力によってティッシュがほぼ取れます。
ただ、ご家庭によっては乾燥機がない場合もあるでしょう。
そうした時にはコインランドリーに行ってみましょう。
業務用の乾燥機はパワフルなので家庭用よりもティッシュが落ちやすい傾向にあります。
乾燥機使用で注意すべき点
注意点としては「衣類の傷み」「乾燥機にゴミが溜まる」ということでしょうか。
乾燥機は遠心力と熱が強いので、生地によっては傷めてしまうかもしれません。
心配がある場合には、乾燥機以外の方法を試すか、衣類の状態を見ながら乾燥させるようにしましょう。
ゴミについてもしっかりと取り除かなくてはいけません。
ドアの部分や乾燥機のドラム部分にティッシュクズが溜まります。
使用後はしっかりと掃除をしておきましょう。
手間に感じるかもしれませんが、乾いているので案外サッと掃除できるはずです。
放置すると故障の原因にもなりますので注意してくださいね。
ティッシュ洗濯対処法その6:コロコロで取る
ガムテープやコロコロを使用するのはティッシュ取りの基本です。
粘着力でティッシュクズを取る!
テープの粘着力によってこびりついた紙クズを取り除けます。
ガムテープでもいいですが、カーペット用のコロコロだと簡単にできるでしょう。
コロコロを使う手順
実際に使う場合は以下の手順で行います。
- 洗濯物をバサバサして大きな紙くずを落としておく
- しっかりと衣服を乾かす
- 乾いたらこびりついた細かいティッシュをコロコロで取り除く
- 上着なら脇の下、ズボンは股間やポケット部分に紙くずが多くあるので念入りに
- 衣服を傷める可能性があるので、ペタペタしすぎには注意
ティッシュ洗濯対処法その7:エチケットブラシで簡単に
エチケットブラシもティッシュ取りに便利です。
気軽に簡単にティッシュを取り除く!
衣服についた糸くずやゴミを取るのに便利なエチケットブラシ。
100円均一でも売っているので入手は簡単ですね。
糸くずなどと同じように、衣類についたティッシュも取り去ることができます。
エチケットブラシの注意点
使用する際には衣服をしっかりと乾かしておきましょう。
濡れた状態ではティッシュを取ることができません。
また、ブラシが引っかかりすぎて生地を傷める可能性もあります。
ティッシュ洗濯対処法その8:掃除機で吸い取る
掃除機でティッシュを吸い取ってしまうのも良いかもしれません。
一気に紙くずを吸い取る
洗濯物にこびりついたティッシュを一つ一つ取るのは大変ですね。
一気にかきとることができたら…そう思ってしまうものです。
掃除機ならばこまごまと紙くずを取らなくても、一気に吸い取ってしまうことができます。
服も吸い込むのでは?
掃除機で一気にティッシュを取る、想像するだけで簡単そうですよね。
しかし「服も一緒に吸い込んじゃいそう」というのも想像できます。
実際に衣類に掃除機をかけるのはけっこう大変なものです。
アタッチメントを使用する
そこで実際に掃除機を使う場合は布団用のアタッチメントをつけてみましょう。
服を巻き込んで吸い込むということがなくなります。
また、ハンガーにかけながらやるとやりやすいかもしれません。
古いストッキングを活用する
掃除機の先端に使いふるしのストッキングを被せるのも良いでしょう。
服を吸い込んでしまうのを防ぐことができるようになります。
また、細かい網目によってティッシュを掻きだすことができるでしょう。
布団用アタッチメントが無い場合には重宝します。
ティッシュ洗濯対処法その9:靴下の中は難しい?
ティッシュと一緒に洗濯して最も困るもの…それは靴下です。
袋状になっているので、先端に大量の紙くずが溜まります。
また、折り返しの部分に紙がくっついてしまい取るのも大変ですよね。
割り箸で奥から掻きだす
靴下にこびりついたティッシュは割り箸を使うと取り除きやすいです。
割り箸は指よりも長いですし、細いものです。
そのため、靴下の先端の細かいところに詰まったティッシュをかきだしやすいのです。
割り箸の注意点
ただ、あまり割り箸で突っつきすぎるのは良くありません。
靴下の先端に穴があいてしまう可能性があるからです。
なるべく優しく、布を傷つけないように気をつけましょう。
細かい部分は楊枝で
爪楊枝は靴下の細かい部分についたティッシュを取るのに便利です。
先端が尖っているので、折り返しの部分についた細かい紙くずを取りやすいのです。
怪我などに注意!
尖っているので扱いには十分注意をしましょう。
生地を傷つけたり、手を怪我したりすることもあります。
ティッシュ洗濯対処法番外編:ティッシュ洗濯への対策
ここまで、ティッシュを一緒に洗濯してしまった「後処理」の方法をお伝えしました。
今度は逆に洗濯する前の「事前の対策」についてもご紹介しておきます。
基本のポケットチェック!
洗濯前にはポケットなどにティッシュが入っていないことをチェックしましょう。
当たり前のことですが、一緒に洗濯さえしなければ紙くずを取り除く苦労をしなくて済みます!
洗濯の時にはズボンなどのポケットを裏返すなどし、ティッシュを一緒に洗わないようにしましょう。
保湿ティッシュなら洗っても安心!?
とはいえ、誰だって疲れていてついついチェックを怠ってしまうことはありますよね。
育児中は特に精神的にもヘトヘトですから、ティッシュの確認を忘れてしまうこともあるでしょう。
鼻セレブなどの「保湿ティッシュ」は洗濯してもあまり散らばりません。
間違って衣服と一緒に洗ってしまっても、紙がまとまってくれるので処理が比較的ラクなのです。
日頃から保湿ティッシュを使用しておけば、万が一洗濯してしまっても安心かもしれませんね。
また、赤ちゃんや子供の肌は弱いので、鼻セレブなどの使用はとても良いことです。
我が子への肌ケアのためにも、洗濯での失敗を最小限に抑えるためにも、保湿ティッシュを使うようにしておくと良さそうです。
ティッシュを洗った洗濯機は大丈夫?
…ところで!
ティッシュと一緒に洗ってしまった場合、洗濯機は大丈夫なのでしょうか?
ゴミクズが溜まりすぎて詰まって故障してしまうのでは…と心配ですよね。
洗濯機は壊れない?
一緒に洗ってしまったティッシュの量にもよりますが、基本的には問題はありません。
トイレットペーパーほどではありませんが、ある程度は水に溶けて細かくなるからです。
また、ほとんどの洗濯機ではティッシュがモーターなどに絡まることはありません。
裏にはいり込んだりしてしまうこともほぼないと言われています。
洗濯機の紙くずを取り除く手順
とはいえ、やってしまった後はしっかりと紙くずを取り除くようにしましょう。
そのままにしてしまうとティッシュクズが詰まってしまって故障する可能性もあり得なくはありません。
できれば念入りに、以下の様な方法で洗濯機を掃除しましょう。
- 手で取れる範囲の紙くずを取り除く
- 水を張っている場合は網を使って取る
- 服を入れずにすすぎと排水を行う
- 糸くずフィルターをしっかりと掃除
このようにして洗濯機を清掃すれば、故障の心配はほぼなくなるでしょう。
ティッシュを一緒に洗ってしまった時はぜひやってみてください。
ベビハピ!的まとめ
育児をしているとティッシュをけっこう使うことがあります。
子供の鼻をとってあげたり、テーブルにこぼした水分を拭いたり、汚れた手を拭いたり…。
たくさん使う上に育児でヘトヘト状態での家事は注意も散漫になります。
ついついティッシュと一緒に服を洗ってしまう…そういうことは増えるものです。
そんな時は今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください!
私もよくやっちゃうのですが、本当に簡単に紙くずを取り除けます。
「失敗しちゃった…」と落ち込むのではなく、簡単に処理をして気持ちをさっぱりさせちゃいましょう!