スプレー缶の捨て方って悩みますよね。
特に「中身が残っているスプレー缶」ほど処分に困ることはありません…。
流行りのDIY用塗料スプレー、お鍋で使う小型コンロのガス缶、微妙に余った整髪料のスプレー、ゴキブリや蚊などの殺虫スプレー…
いや~我が家も本当に困ってます…(汗)
今回は
微妙に中身が残ってるスプレー缶の処理方法やガス抜き方法
そしてスプレー缶の捨て方までを一気にまとめてみました!
ちょっと大変かもしれませんが
安全で事故なく、徹底的にスプレー缶を処分するならばこれ!という決定版です♪
ぜひ参考にしてみてください!
スプレー缶の捨て方:まずは残った中身を処分しよう!
スプレー缶はもちろん、ゴミの出し方って自治体によっても多少の違いがありますよね。
ですので、基本的にはまず各自治体の捨て方を確認しておきましょう。
ただ共通するのは
スプレー缶は中身を使い切ってから処分する
ということです。
スプレーの中身が残ってると…危険です
スプレー缶の中身が残っていると色々と危険です。
ゴミ収集車はゴミを圧縮してまとめながら回収しています。
その際に中身の残ったスプレー缶が捨てられていると…
- スプレー缶の圧縮により爆発事故が起きる可能性
- スプレー缶のガス漏れ・引火による火災事故の可能性
- 作業員が大怪我をする、場合によっては死亡事故になる可能性
大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に起きている事故です。
スプレー缶の捨て方一つで大事故につながる危険性があるんですね。
な~んて思うかもしれませんが、、、
スプレー缶の中身がちょっとしかなくても、爆発や引火する可能性はあります。
なので、
スプレー缶を捨てる時は必ず中身を使い切ること
これが大切なんですね!
スプレー缶の中身の処分って…どうするの?
スプレー缶の捨て方で大切なのは中身をしっかり抜くこと!
…とは言っても、
- スプレー缶の中身ってどうやって抜くの?
- スプレー缶を空気中に噴射して大丈夫?
- 健康や環境への影響とかってないの?
という不安もありますよね。
昔はよく
「スプレー缶に釘で穴を開けてから捨てる」
なんて言われていました。
私もこれ、実家でお母さんがやってたのを見たことがあります。
でも、スプレー缶に釘で穴を開けるのって実は危険なんですよね。
- 部屋の中でやるとガス中毒になる恐れ
- 大量に残っているとガスだけ抜けて中身が抜けない
- 釘を打った時に火花がでて、それが引火して火事・爆発
こういう危険性も実はあるんです。
ですので
スプレー缶を捨てる時は正しい中身の処分法を知らないといけない!
というわけなんです!
次の項から、実際に私がやっているスプレー缶を捨てる前に行う中身の処分・ガス抜き法をご紹介していきます!
スプレー缶の中身を処分するいくつかの方法!多い時・少ない時
スプレー缶の中身の処分・ガス抜き法はいくつかあります。
タイプ別にまとめてご紹介していきますね!
中身が少ない時は空気中に噴射する
捨てる予定のスプレー缶を空気中に噴射して中身を出し切る方法です。
中身が少ない時などはこれで良いのではないでしょうか。
ポイントとしては
- 風通しの良い屋外で行う(室内だと中毒の恐れがあるため)
- 風上に立ってから行う(噴射したガスが戻ってこないように)
- スプレーの中身を出し切るまで噴射(数回に分けても良し)
- 「シュー」音が消えるのを確認する(噴霧音が消えてから何回か押してみる)
これだけなので、最もシンプルで楽な方法といえますね。
中身の少ないスプレー缶や殺虫剤なんかだとこちらの方法で良いかと思います。
補足:残りがほとんどなければガス抜きだけで
中身がほとんどなくて、ほぼガス抜きだけだと楽ですね。
最近のスプレー缶はほぼ全てがガス抜きやラストちょっとの残りなどは出しやすい設計になっています。
- 10円玉などの硬貨でガス抜き
- スプレーのキャップでガス抜き
- 爪楊枝などでガス抜き
- スプレーノズルでガス抜き
などなど、メーカー・商品ごとに工夫がなされています。
昔はガス抜きをしないとか、釘によるガス抜きでの事故が多かったのでメーカーも対策を入れているんでしょうね。
これらを活用すればかなり簡単にスプレー缶のガス抜きを行えるでしょう。
中身が多い・空気中に噴射しにくいものはビニール袋を使って一気に処分!
空気中に噴射してしまえば、スプレー缶の中身は簡単に処分できますね。
でも一つ懸念点なのが、
塗料などのスプレー缶
中身がたくさん残っている
こういった場合だとこの方法は難しいという点です。
たとえば、塗料だと周囲のものに色をつけてしまう可能性があります。
整髪料で中身がまだまだたっぷり残っていたら…流しに流すにしても限度があります。
スプレー缶を処分・捨てるどころではありませんね(汗)
中身が多いとか、スプレー缶の種類によっては次に紹介する方法でしっかり処分していきましょう。
塗料など、空気中に噴射するのは難しいスプレー缶の中身・ガス抜き処理についてご説明します。
スプレー缶の中身を処分するのに用意するもの
まず、以下のものをご用意ください。
- ビニール袋またはゴミ袋(大きめ)
- 新聞紙や雑誌、ボロ布またはトイレットペーパー(スプレーの中身を染み込ませるもの)
- マスクや軍手(なくてもいいですが、あった方が良いです)
- ゴーグル(中身が目に入ると危険です…)
- 汚れても良い服装(塗料などが服につくかもしれません)
スプレー缶の中身を処分する手順
これらを用意したら次の手順通りに進めていってください!
- 事前に新聞紙やトイレットペーパーなどを細かくしておく
ある程度細かくしておくとスプレー缶の中身が染み込みやすくなります。トイレットペーパーの場合はふわっと丸めた塊をいくつかつくっておくと良いでしょう。 - 屋外の風通しの良い場所に移動する
ベランダやお庭など風通しの良いところで行いましょう。室内だとガス中毒などになる危険性があります。 - 細かくした紙・布類をビニール袋に入れる
事前に用意した紙・ボロ布をビニールにざっくりと放り込んでいきます。 - スプレーを袋の中に向けて噴射する
袋の口に向かってスプレーを噴射します。中にある紙・布類に染み込ませるようなイメージで行いましょう。また、風上で行うことで噴射した中身が自分にかからなくなります。 - 袋は燃えるゴミに出す
噴射して袋の中に溜まったスプレー缶の中身は「燃えるゴミ」です。スプレーの種類によっては匂いが出たりするので早めにゴミにだしましょう。
中身を出し切ったスプレー缶については「捨て方」の項でご紹介していきます!
スプレー缶の捨て方は?穴をあけなくちゃいけないの?
中身を処理してガス抜きが完了したら、あとはスプレー缶の捨て方だけですね!
いやいやいや!ちょっとストーップ!
スプレー缶の捨て方って実は自治体によってけっこう違うんです…。
まずは自治体に確認しよう
スプレー缶の正しい捨て方は自治体のホームページに書かれています。
直接、自治体の清掃局に電話で問い合わせても良いでしょう。
スプレー缶の捨て方について東京都目黒区の場合は以下のページで確認できます。
http://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/shizen/gomi/katei_gomi/funen.html
清掃リサイクル課で電話による応対も可能のようなのでぜひ確認してみましょう。
中身を使い切ったか確認する
スプレー缶を捨てる前に、必ずもう一度
「中身がないか」
「ガス抜きができているか」
を確認しましょう。
ご紹介した方法で最後までちゃんと中身を処分したつもりでも
スプレー缶の最後の最後にほんのちょっと残っていた…
これってけっこうあるんですよね。
ラストチェックとして出す前に一応確認しておきましょう!
指定の種別で出す
スプレー缶の捨て方として
自治体が指定する種別で出す
ということも忘れずに。
缶ゴミとして捨てて良いのか、その他特別な種別なのかを確認しておきましょう。
また、出し方に特別な方法などがある場合もあるのでチェックが必要です。
たとえば東京都目黒区のスプレー缶の捨て方としては…
- 燃やさないゴミとして
- 「危険」と書かれた別個の袋に入れる
- スプレー缶に穴を開けるかどうかは自治体による
という形になっています。
わからない場合は、自治体に確認してみてくださいね。
スプレー缶を捨てる際に穴を開ける必要がある
こういった場合は次項をご確認ください!
スプレー缶に穴を開ける方法!釘は危険?
自治体によっては
スプレー缶を捨てる際には必ず穴を開ける
という決まりを作っていることがあります。
その場合の対処法についてご説明しておきます。
釘による穴あけは危険なのでやめましょう
私が子供のころなどは、スプレー缶に穴を開けるといえば「釘」を使っていました。
簡単といえば簡単なのですが、実はこれけっこうリスクがあるんですよね。
- ハンマーで手を打ってしまう
- 空いた穴が毛羽立って手を切ってしまう
- 火花が発生して火災が起きる
- 強い刺激によりスプレー缶が爆発する
などなど、スプレー缶を捨てるだけなのにこうした「大きな事故」につながることがあるんです。
スプレー缶に穴を開ける祭には釘を使わない方が良いと言えるでしょう。
そもそも穴をあける必要はある?自治体に確認!
まずは、
スプレー缶に穴を開けるかどうか
これを自治体ごとに確認しておきましょう。
自治体によっては穴を開けなくても良い場合もあります。
これは先に書いたように
スプレー缶を捨てる際の穴あけによる事故を防ぐため、必須でない自治体がある
ということですね。
こうした不注意による事故はなるべく起こさないようにするのが大切です。
もちろん、スプレー缶には穴を開けるように指示が出ている自治体もけっこうあります。
その場合は当然、捨てる際に穴を開けなくてはいけません。
ただ、「釘」を使ってカツーンと穴を開けるのはやめましょう。
最近は「スプレー缶の穴あけ専用の器具」というのがちゃんとあります。
それを使ってスプレー缶に穴をあけましょう。
専用の穴あけ器の購入方法!気軽に買えますよ~
スプレー缶の穴あけ器については
- 100円ショップやDIYショップで売られている
- アマゾンなどのネット通販で販売されている
- スプレー缶にもともと付属していることもある
といった感じです。
一応、うちでも使ってるやつをご紹介しておきますので参考にしてみてください。
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スプレー缶に穴を開ける祭の注意点
穴あけ器を使えばスプレー缶に穴を開けるのはそれほど難しくありません。
ただ、以下の注意点は絶対に守ってくださいね!
- 中身をちゃんと使い切る
- 屋外で行う(ベランダなどでも可)
- なるべく軍手などを着用しておく
- 子供が近くにいないことを確認する
特に子育て世代では最後のポイントが重要です。
何らかのアクシデントでスプレー缶が爆発などし、その時子供が近くにいたら…大変ですよね…。
スプレー缶に穴を開ける時には子供に限らず、周りに人がいないことを確認しておきましょう!
番外:スプレー缶の中身を余らせない・捨てる缶を減らすいいくつかのコツ
スプレー缶を捨てる前に、中身を処分しないといけないのはわかりましたよね。
でもなるべくならば
スプレー缶を極力使い切るのがベスト!
と、私は思いますw
まぁ当たり前のことなんですけど、これがなかなか難しい…。
スプレー缶を使い切るコツ・ヒントもちょっとまとめましたので参考にしてみてください
無駄に大きいサイズを買わない
スプレー缶って大きいサイズほどお得になるんですよね。
ジュースもそうですよね?
350mlだと120円だけど500mlだと140円…みたいなw
ジュースは飲みきれなかったら流しに捨てればいいですけど、スプレー缶はそうもいきません。
必要以上の量だとやっぱり余ってしまいますよね。
結果として金額的にも損をしてしまう…みたいな(汗)
スプレー缶の中身を処分して捨てる手間を考えると、
無駄に大きいものは避けるべきです。
購入前に必要な量をあらかじめ予想しておきましょう!
スプレー缶購入前のチェックポイント
スプレー缶って便利な商品が多くて「どうしようかなぁ」なんて迷うこともありますよね。
でも、たくさん買っても使い切れないとか中身の処分に困る…そういうことってけっこうあります。
無駄な買い物を減らすという意味でも、スプレー缶購入前にこんなことを考えてみてください。
- どれくらい使うのか
- 本当に必要なものなのか
- 今後も必要になりそうか
- 家にあるもので代用できないか(似た商品はないか)
- ガス抜きや捨てる手間を想像してみる
こういったことを購入前に考えてみると
「あ、やっぱりこの商品(スプレー缶)はいらないや」
となるかもしれません。
こうなってくれば、
面倒なスプレー缶の中身処理やガス抜き、捨て方で迷うことが減りますよねw
それに余計なお買い物も減りますので経済的です!
知り合い同士で使ってみる
最近はDIYブームもあって、塗料系のスプレー缶がかなり売れてるみたいです。
でも実際にものづくりしてみるとわかるんですけど…
- 時間がなくて作業ができない
- 途中で飽きちゃう
- 結果として塗料(スプレー缶)が余る
なんてこと、けっこうあるんです(汗)
こういう流れでスプレー缶をたくさん余らせて、中身の処分や捨て方に困ってる方多いのではないでしょうか?(うちもそうでした…)
こういった残念なことにならないための一つの方法として
スプレー缶をお友達同士でシェアする
というのもいいかもしれません。
たとえば、
- ママ友数人でお金を出し合う
- 塗料スプレー缶の5色セットを買う
- 平日や週末の空いた時間にDIY会をする
- 数人で使えばスプレー缶も使い切れる!
- みんなで作品を自慢し合うこともできる!
ということでこれ、けっこう楽しいしスプレー缶の処分にも困らないアイディアですよねw
実はうちの妻も隔週で近隣のママさんたちとDIY楽しんでます。
スプレー缶もそうなんですが、工具類や材料のシェアもできるので色々と効率がよいみたいですね~。
いずれ記事にでもしたいと思いますw
スプレー缶の中身の処理・捨て方に困るなら、シェアしちゃえばいい!
これも一つの方法として覚えておいてくださいね。
ベビハピ!的まとめ
今回は「スプレー缶の捨て方、中身の処分やガスの抜き方」についてご紹介しました!
簡単にまとめると
- スプレー缶の中身はしっかり使い切る
- 中身が残っている時は屋外で噴射する
- ビニール袋に紙をつめると中身を出しやすい
- スプレー缶の穴あけは専用器具で
- スプレー缶の捨て方は自治体に確認を
- 購入前に本当に必要か考える!
ということになります。
ご紹介した内容を参考に、事故なくスムーズなスプレー缶の処理を行ってくださいね~。