赤ちゃんがお熱を出した時、なかなか下がらないととても不安になりますよね。
『お熱が出ているのは体内で免疫が菌と戦っている証』と言われても、赤ちゃんを少しでも楽にしてあげたいと思うのが親心です。
そこで、パパ・ママが赤ちゃんのためにするべき行動4つをご紹介したいと思います。
解熱剤をむやみに使うのはやめましょう!
『発熱』は自然治癒力の一つであり、免疫の働きによって細菌やウイルスなどから身体を守るために熱は出ています。
ですので、むやみに解熱剤を用いることなく、赤ちゃんの様子を見つつ適切なケアをすることで、少しでも早く体温を下げるようにサポートしてあげることがとても大切です。
しかしながら、「熱が40度以上ある」「赤ちゃんがとても苦しそう」などの場合、症状の悪化を防ぐために解熱剤は適時使用していきます。
※解熱剤には熱の原因である細菌やウイルスを攻撃・殺傷する効果はありません。一時的に熱や痛みを軽減させるだけだということを念頭に置いて使用しましょう。
体を冷まさず体温を維持!しっかり暖めてあげましょう
発熱時の特徴は、顔色が悪く、熱が上昇中にも関わらず手足が冷たくなっていることです。
悪寒やガタガタとした震えは、筋肉を震わせることで発熱を促している状態です。
このような熱が出ている時は、まだ体の中にアクティブな細菌やウイルスがいる証拠です。
そこで、比較的元気であることをを目安に、発熱をサポートするために「厚着をさせる」「布団を多くかける」「室温を上げる」などして体温の維持に努めます。
この時期に無理矢理熱を下げてしまうと逆に症状を長引かせてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
衣類を薄めに調整し、自然に熱が下がるようにサポート
発熱後の特徴は、手足が暖かくなり、顔に赤みがあることです。
熱がピークを超えた後は、かいた汗で体が冷えないように適時着替えを行い、熱がスムーズに放出されるようにしていきます。
頭などを冷やすのも、この時期になってからです。
しかし、あまり急激に冷ましてしまうとまた高熱をぶり返す可能性がありますので、自然に熱が下がるまで無理に冷やさないよう注意が必要です。
冷やすと効果的な場所とは?
リンパが集まっている首、脇の下、足の付け根、足首などが効果的です。
これらの場所には大動脈が通っているため、この部分を冷やすことで効果的に体温を下げることが期待出来ます。
また、発熱によって頭痛などを併発している場合は、アイス枕や冷やしたタオルを額に置くなどして頭部も冷やしていきます。
この時、冷却シートの使用には念のため注意をして下さい。
発熱時は皮膚が非常にデリケートになっており、冷却シートに用いられてる防腐剤(パラベン)によるアレルギーの症例が少なからずあるからです。[amazonjs asin=”B000FNXW4S” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”チュチュベビー わきの下専用ちょいパットアイス スペアジェル2個付”]
おわりに
その他、水分補給は適時必ず行って下さい。
赤ちゃんは脱水症状になりやすく、また脱水症状を起こしてしまうと熱は下がず症状を悪化させてしまいます。
慌てず焦らず、経過観察しながら段階に応じたケアを心掛けるようにしていきましょう。