赤ちゃんの寝る姿勢っていろいろありますよね。
仰向けだったり横向きだったり、うつ伏せという場合もあるでしょう。
寝返りをうつようになるとゴロゴロと転がって「どこをトントンすればいいの?」と悩むことも。
今回は赤ちゃんの寝るときの姿勢によって変わるトントンの場所やちょっとしたコツをご紹介していきます!
赤ちゃんの眠るときに姿勢
ママのお腹の中にいるとき、赤ちゃんはどんな姿勢でいるかご存じですか?
実は、ちょっと横を向いてうつ伏せな感じで窮屈に腕と足を折りたたんだ姿勢をしています。
赤ちゃんはお腹の中で丸くなって長い間過ごしているんですね。
また、基本的に赤ちゃんの身体はママの背中の方を向いています。
活発な赤ちゃんはママのお腹の中をぐるぐる回っていることもあるようです。
赤ちゃんはお腹に居た頃の姿勢を無意識の中で覚えています。
ですから、眠るときは胎児の頃と同じ体勢にしてあげると、落ち着いて大人しくなることが多いと言われています。
背中を丸めてあげて手足が折りたたまれた状態を新生児のうちは特に好むようですね。
仰向け寝とうつ伏せ寝
赤ちゃんの寝る姿勢は主に以下の3つが考えられます。
- うつ伏せ
- 横向き
- 仰向け
実は赤ちゃんにとってはうつ伏せが自然な体勢で、仰向けは不安になる不自然な体勢だと言われています。
実際に、モロー反射(びっくり反射)という生後数か月見られる反射は、仰向けで必ずおこります。
この反射は寝かしつけで失敗する大きな原因のひとつです。
いわゆる「背中スイッチ」というやつですね。
うつぶせ寝は危険?
とはいえ、まだ寝返りができないうちのうつ伏せ寝は危険だと考えられています。
窒息の原因になったり、体勢的に胸部を圧迫するので、呼吸が難しくなってしまうのです。
生後6ヶ月位まではSISD(乳幼児突然死症候群)を引き起こす可能性もありますのでうつぶせ寝は注意が必要です。
必ず寝付くまで見守り、しっかり寝入ったら仰向けや横向きにする方がよいでしょう。
寝付きの良い体勢は?
まだハイハイやたっちができない赤ちゃんは、抱っこやうつ伏せ、横向きが寝つきやすいようです。
特に短いサイクルで起きてしまいやすいお子さんはその傾向が強いです。
横向きや仰向けで寝かせるときには全身をおくるみやタオルでくるみ、丸い姿勢にしてあげる方法も効果的です。
軽くおさえるくらいで包んであげると、モロー反射(びっくり反射)もでにくく、安心効果が抜群です。
スリングを使った寝かしつけも理屈としては同じですね。
おくるみの巻き方
巻き方はまず、お雛様のように赤ちゃんの手を前で重なるようにします。
足を布でくるんでミノムシのようになっているとよいです。
緩すぎず、きつすぎず、心地よさそうな強さで巻いてあげてください。
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1歳になると寝付きも良くなる?
1歳を過ぎて歩けるようになる年頃になると寝付きも良くなると言われています。
生活リズムもほぼ定まってきて”眠ること”がわかるようになることがその理由です。
また、体も成長してきて仰向けでもすんなりと寝付くことができるお子さんが増えてきます。
トントンする場所って?
では、実際にトントンする場所はどこにすればよいでしょうか?
個人差もありますが、基本的な考え方・コツをご紹介していきます。
抱っこの場合
縦抱きでも、横抱きでも、おしりや尾てい骨を突き上げるようにトントンすることが多いですね。
また、抱っこしているときは縦抱きの場合はトントンに合わせて上下にすると良いです。
横抱きの場合は左右にステップを踏むように、揺れを合わせてあげると効果大となります。
うつ伏せ・横向きの場合
うつ伏せや横向きでは、胴回りやおしりをやや強めにトントンするやり方が主流です。
モロー反射(びっくり反射)がでないように、タオルなどで、軽く腕をくるんでおくとよいでしょう。
仰向けの場合
仰向けでは、この姿勢でお布団の中にじっとしているようであれば、眠りモードに入っています。
ママの顔を近づけながら、胸のあたりを優しくトントンするやり方がよいと思います。
その時に「すーすーねんね」を合わせると、リラックスして寝つきやすいです。
「すーすーねんね」とは、ママも添い寝して耳元ですーすーと寝息を立ててあげる寝かしつけのテクニックです。
これについては、また機会があればご紹介していきます!
トントンの注意事項
ゆっくりと叩いてあげることで赤ちゃんは安心し、一定のリズムが眠りを誘います。
個人差があるので、赤ちゃんによっては微妙に位置がずれますのでいろいろ試してみましょう。
ただし、頭だけは絶対にダメ!
赤ちゃんの頭部はとても柔らかく衝撃に弱いからです。
頭の形を悪くしたり、重篤な症状などを引き起こす可能性もあるので絶対にやめてくださいね。
ベビハピ!的まとめ
赤ちゃんそれぞれに個性があり、寝かしつけは一筋縄ではいきません。
ですが、いくつかの方法を試してみていく中でいずれ「これいいかも?」というものが見つかってきます。
トントンやポンポンもその一つ。
ぜひ色々と試してみて、我が子に合った寝かしつけ法を見つけてくださいね♪