
小さな赤ちゃんを連れての移動手段にベビーカーは大変便利ですよね。
しかし、月齢の低い赤ちゃんをベビーカーに乗せる際にはいくつか注意が必要です。
実はベビーカーで赤ちゃんの頭が絶壁になる可能性があるのです。
可愛い我が子の後頭部が変形してしまう…心配ですよね。
でも、これだけ知っておけば安心!
赤ちゃんのためにできるベビーカー利用の注意と後頭部絶壁対策をご紹介します!
赤ちゃんの頭はいつまで柔らかい?その理由は?
赤ちゃんは大人と比べると頭の骨がまだ柔らかくなっています。
向き癖のせいで頭の形が悪くなることからも、おわかりかと思います。
出産を成功させるために柔らかい
ではなぜ赤ちゃんの頭は柔らかくできているのでしょうか?
一つの理由は産道を通るためです。
狭い産道を抜けるために頭蓋骨がくっついていません。
継ぎ目は冠状縫合・矢状縫合・大泉門・小泉門でできています。
頭の成長を邪魔しないため
もう一つの理由は頭蓋骨と脳が成長するためです。
子供はだいたい3歳位までに頭の大きさがほぼ出来上がってきます。
頭蓋骨や脳はそれまでの間にどんどん成長していくんですね。
大人のように固いと成長が阻害されてしまいます。
赤ちゃんの頭が柔らかいのはそのためなのです。
遅くとも2歳ころには固くなってくる
実際に何歳くらいまで頭は柔らかいのでしょうか?
個人差もありますが、7~8ヶ月くらいまでは柔らかいです。
だいたい1歳半~2歳までにはある程度は固くなってきます。
1歳半くらいまでに頭は将来的な大きさの70%くらいにまで成長するのです。
そこから先は頭の骨が固くなってもゆっくりとした成長なので問題はないのです。
小さいうちは落下や転倒による頭を打つのが心配ですね。
頭が固くなる1歳半以降までは十分な注意が必要ということになります。
赤ちゃんの頭がベビーカーで絶壁に?
赤ちゃんの頭は生後7~8カ月頃までは特に柔軟性があります。
そのため、向き癖などで頭の片側に力がかかると形が変わってしまいます。
ベビーカーの座席はやや硬いものがほとんどです。
ずっと乗せていると後頭部に圧力がかかってしまうでしょう。
そのため、赤ちゃんの頭が絶壁になってしまう可能性があるのです。
もちろん神経質になりすぎる必要はありません。
ただ、頭の柔らかいうちは、多少心配してあげることも大切です。
絶壁になりにくいような対策を工夫をちょとだけ考えてあげましょう。
すぐできるベビーカーでの絶壁対策4つ!
ベビーカーで赤ちゃんの後頭部を絶壁にしないためにはどうしたらいいでしょうか?
頭の形を守るためにできる、ベビーカーの対策をご紹介します。
①長時間乗せたままにしない
絶壁を防ぐためにも、赤ちゃんをベビーカーに長時間乗せないようにしましょう。
泣かずにベビーカーで大人しくしている赤ちゃんだと、乗せたままでもいいかな?と思いますよね。
寝てくれているし、ついつい楽だからと長時間乗せたままにしてしまいがちです。
長い時間ベビーカーを使用する場合は、なるべくならどこかで休憩をはさみましょう。
授乳をしたり、抱っこで遊んであげたり、おむつを変えたりタイミングはいくらでもあります。
長時間・日常的に頭の同じ所にだけ負担がかかることは避けましょう。
②ドーナツ枕の使用
赤ちゃんの頭の変形を予防するのには柔らかいビーズの入ったドーナツ枕が便利ですよね。
ベビーカーでも変形予防のために使ってみてはいかがでしょうか。
後頭部を優しく支え、中央の穴が頭への負担を軽くしてくれます。
これならばある程度長時間、ベビーカーに乗せていても安心できます。
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③丸めたタオルで向きを変える
簡易的な対策として使えるのがタオルです。
まず、筒状に丸めたタオルを頭とベビーカ―の間に軽く挟みます。
そして赤ちゃんの頭をあげてやや横を向けるようにしてみましょう。
後頭部の圧力を抑えられるので絶壁を防げます。
ただ、そのままだと頭の側面が変形する可能性もあります。
時々向きを変えてあげることで、同じ面ばかりに負担がかかることを防ぎましょう。
④おもちゃで気を引く
ベビーカーにつけるタイプのおもちゃで気を引くという手もあります。
後頭部だけが長時間座面に触れることで絶壁になってしまいます。
それを避けるため、オモチャをベビーカーの横につけて赤ちゃんが少し横を向くようします。
絶壁を防ぐとともに、ベビーカーで大人しくしてくれるメリットもありますよ。
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チャイルドシートも気をつけよう
ベビーカーと同じことはチャイルドシートにも言えます。
長時間の着座は後頭部を絶壁にさせることに繋がってしまうでしょう。
お出かけの距離によっては、長時間寝かせっぱなしのことがありますよね。
長距離移動は大人も疲れますが、赤ちゃんだって疲れます。
まめに休憩をとり、赤ちゃんの後頭部への負担を減らしてあげましょう。
ある程度は頭の形は自然に整ってくる
小さな赤ちゃんでは、絶壁や頭の歪みがとても目立つことがあります。
しかしそれは、頭がまだ小さくてちょっとした変形でも大きく目につくことも理由の一つです。
成長して頭が大きくなってくると、相対的に歪みの部分は小さくなり、目立たなくなってくることでしょう。
また、赤ちゃんの頭は成長とともに頭蓋骨が固くなっていきます。
そして、ママやパパの頭の形と似たような状態に自然に整えられていくものです。
つまり、最終的には親の遺伝によって形は整えられていくものなんですね。
あまりに変形が酷い、そういう場合は医師に相談してみるのも良いでしょう。
医師が「そのうち気にならなくなります」ということであれば、無理に治したり神経質になる必要はありません。
じっくりと赤ちゃんの成長を見守りましょう。
ベビハピ!的まとめ
荷物もかけられるベビーカーは、お出かけ時には大変便利で手放せませんよね。
でも、ママが楽になるだけでなく、赤ちゃんの体にも負担がかからないようしたいもの。
頭の形はもちろん、体力などにも配慮してベビーカーにちょっとした工夫をしてあげてくださいね。