離乳食が始まると、赤ちゃんの成長が実感でき嬉しくなるもの。
しかし、心配になるのが赤ちゃんの虫歯ですね。
歯磨きを始めたいけど…どうしたらいいの?
最初はやり方もわからず、誰だって不安になるものです。
今回は、赤ちゃんの初めての歯磨きの方法、うがいについて、歯ブラシの選び方をご紹介します。
虫歯を予防するために、赤ちゃんのうちから楽しく不安なく歯を磨いていきましょう!
赤ちゃんの歯磨きの目的
赤ちゃんに歯磨きをしてあげる前に、その目的を知っておきたいところ。
なぜ小さいうちに歯を磨かなくてはいけないのでしょうか?
赤ちゃんの歯磨きの意味について軽く触れておきます。
歯磨きに慣れてもらう
虫歯を予防するには何よりも歯磨きが大切です。
しかし大人でも「歯を磨くのが面倒」という方は少なくありません。
やはりそういった人は虫歯であることが多いようです。
小さいうちから歯磨き習慣をつける、これはとても大切なこと。
赤ちゃんに慣れてもらうためにも、早い段階で歯を磨きたいものです。
生え始めの不快感解消
3~9ヶ月くらいで初めての歯が生えてくる赤ちゃん。
実はこの時期、とても歯ぐきがムズムズしているんです。
そのせいで機嫌が悪くなったりすることがあり、夜泣きの原因になることも。
ブラッシングでムズムズを解消してあげると、機嫌が良くなったりします。
歯磨きには不快感の解消という意味もあるんですね。
菌の定着を防ぐ
虫歯はミュータンス菌が歯に定着してしまうことが原因です。
キスや口移し、唾液の飛沫などママ・パパは気をつけていることでしょう。
しかしちょっとしたことで、赤ちゃんの口内に菌が入り込んでしまうことはあります。
歯ブラシでブラッシングをすれば、菌を掻きだすことができますので定着を防げます。
歯磨きを毎日行うことは、虫歯を防ぐ最も基本的なアクションなのです。
詳しい歯磨きの意味については以下も参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの初めての歯磨きはいつから?何ヶ月からやるの?
赤ちゃんの歯磨きはいつごろやるの?
うちの子、なかなか歯が生えてこないんだけど…と不安なママもいるかもしれません。
歯磨きスタートのタイミング
歯磨きは最初の歯が見えてきたころから始めてみましょう。
一般的には下の前歯2本から生え始めてきます。
お口を開けた時に白いものが見えたら、歯磨きスタートの合図です。
初めはお指グリグリから
詳しくは後述しますが、初めは歯ブラシを使わなくて構いません。
指にガーゼを巻き、湿らせてから歯や歯ぐきを拭うようにグリグリ動かしてみましょう。
前歯4本が生えてきたら歯ブラシを使い始めてみてもいいでしょう。
早い内に始めれば、お口にものを入れて動かされることにも慣れてくれやすいです。
赤ちゃんの歯磨きのやり方
では初めての赤ちゃんの歯磨きのやり方についてご説明していきます。
それほど難しくはないので、肩の力を抜いて御覧ください♪
指で拭くところから始めよう!
最初は、湿らせたガーゼを指に巻きつけて歯とお口の中を拭う程度で大丈夫。
あまり強くこすり過ぎないように注意しましょう。
このくらいの時期から、口の中を触られる感覚に慣れておくと良いでしょう。
後々の歯ブラシを使った歯磨きへの抵抗を少なくすることができるからです。
最初は1日1回でOK!
まずは1日1 回、赤ちゃんの機嫌が良い時に仰向けに寝かせて始めましょう。
歯ブラシを鉛筆を持つように握り、上の前歯から磨きます。
歯と歯の間、歯と歯茎の間は乳カスや食べカスが残りやすいので、特に注意して磨きましょう。
上と下、どっちの歯をしっかり磨く?
赤ちゃんの場合、下の歯は上の歯と比べると虫歯になりにくいと言われています。
唾液に触れる機会が多いので口内の自浄作用が働いていることが理由です。
なので、下はもちろんですが、上の歯をしっかり磨くことを意識してみましょう。
赤ちゃんの機嫌に合わせよう!
赤ちゃんが嫌がる場合は早めに切り上げても大丈夫です。
「しっかり磨く」というよりは、お口の中や歯に触れられることに慣れることが先決です。
機嫌を悪くして「歯磨きが嫌い」「怖い」「痛い」なんて思われたら意味がありません。
赤ちゃんが楽しく歯磨きでき、ブラシの感触に慣れることが最初のうちは大切です。
赤ちゃんは歯磨き後のうがいはしなくて良いの?
大人の発想ですと「歯を磨いたあと、うがいしなくて良いの?」と疑問に思われることでしょう。
ブクブクすることで歯間の食べかすも取れますし、何よりも口内がスッキリとして気持ちがいいですよね。
しかし、赤ちゃんのうちはうがいをする必要はないってご存じですか?
いつからうがいができる?
実際にうがいができるようになるのは、早くて1歳後半~2歳くらいです。
もちろん、それよりも早くできる子もいますので、あくまでも目安と思っておいてください。
それまでは、歯磨きをした後にお白湯やお水飲ませてあげましょう。
汚れが口の中に取り残されたままということにならないように、最後は流してあげるのが大切です。
汚れは飲んでも大丈夫なの?
うがいをせずに、白湯や水を飲ませる…それって大丈夫?
歯磨き後の汚れを一緒に飲んでしまうのでは?と心配な親御さんもいらっしゃることでしょう。
でも、食後すぐに歯磨きをしたあとでしたら別に問題はありません。
虫歯菌は胃液で消化されてしまいますし、その他のばい菌も繁殖が進んでいないので問題ありません。
また、赤ちゃん用の歯磨き粉は飲んでしまっても健康上の不安はないものばかりです。
わざと大量に飲ませるのは良くありませんが、歯磨きした後はゴックンしても大丈夫なんですね。
うがいを覚えてもらうためには?
では、うがいを覚えさせていくにはどうしたらいいのでしょうか?
赤ちゃんや子供は成長のために、大人の仕草をジッと観察しています。
何でも見よう見まねで色々な動作を覚えていくものなんですね。
なのでママやパパ、周りの大人がうがいをしている所をお手本として見せてあげてください。
そうすると、早くうがいができるようになるかもしれません。
赤ちゃんの初めての歯ブラシの選び方
指拭いから歯ブラシに以降する段階になったら、気になるブラシの選び方。
最初はどんなアイテムを選んであげると良いのでしょうか?
初めての赤ちゃんのための歯ブラシの選び方について見ていきましょう。
グリップは握りやすいものを
歯が生え始めのころは、歯ブラシトレーニング用の歯ブラシを選びましょう。
赤ちゃんがしっかり持てるようにグリップは握りやすいものが良いでしょう。
持ち手にゴムやシリコンがついていると、ママも扱いやすくなるのでオススメです♪
突き刺し事故を防止しよう
歯ブラシはある程度細く、お口に入れるものになります。
咥えたまま転倒して喉に刺さったら…と不安がないわけではありません。
初めての歯ブラシはできれば、円形のガードのついたものを選びましょう。
転倒による事故をある程度は防ぐことができます。
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前歯が生えてきたら…
上下の前歯4本がしっかり生えたら、ヘッドが小さく毛足が短い歯ブラシを用意しましょう。
ドラッグストアなどにも、赤ちゃん用の歯ブラシが売られています。
種類も豊富ですし、メーカーごとに売りとなる特徴が色々とあって悩みますよね。
どれが良いか分からない場合は、歯医者さんへ行き相談してみましょう。
専門家の意見であれば信頼できますし、ついでに歯磨きのアドバイスも受けられます。
一石二鳥なのでぜひ相談してみてくださいね。
番外:歯磨き粉はどうする?
歯磨きのし始めは、うがいもできないので歯磨き粉はなくてもかまいません。
どうしてもという場合にはジェルタイプのうがいをしなくても良いタイプを選びましょう。
1~2歳ごろになったら歯磨き粉を使ってみても良さそうです。
様々な種類がありますが、虫歯を予防するにはミュータンス菌を追い出すことが大切。
日本で初めて、虫歯菌除去成分「BLIS M18」を配合した『ブリアン』のようなものを使いたいですね。
うがいが苦手な子でも唾液を出すだけでOKなので、安心して使用できます。
色々と試して、赤ちゃん・子供の虫歯を予防していきましょう!


はじめての歯磨き、ママも赤ちゃんも初心者です!
初めての歯磨き、ママも赤ちゃんもまだまだ初心者です。
うまくできない…と最初のうちは心配になりますが、不安がる必要はありません。
初めての歯磨きでの心構えを最後にご紹介しておきます。
- 焦らない
- 親子で慣れる
- スキンシップだと思う
- 笑顔でいることが大切
最初の歯磨きはとにかくママも赤ちゃんも「慣れる」ことが大切です。
焦ったりイライラしたりしてしまうと、子供にもそれが伝わります。
「歯磨きの時、ママが怖い…」そう思われると歯磨きが嫌いになってしまいます。
うまくできなくて当たり前!まずは笑顔で楽しく、スキンシップの一つとして歯を磨いていきましょう♪
ベビハピ!的まとめ
今回は初めての歯磨きについての情報をお伝えしました。
どんなことでも最初のうちは不安がいっぱいですよね。
でもまったく焦る必要なんてありません。
赤ちゃんもママも初心者なのですから、上手くできなくて当たり前!
今回ご紹介した「歯磨きのやり方」を参考に、徐々に慣れていきましょう!