寒くなると小児科の待合室は風邪を引いて熱があったり、咳をしたり、鼻水を垂らした赤ちゃんでいっぱいになります。
熱や咳は落ち着いたのに鼻水が止まらないケースでは、症状が鼻水のみでも受診すべきか迷う親御さんも少なくはありません。
またこの時期は病院に連れて行くことで違う病気をもらうのではないかという不安もありますよね。
赤ちゃんの鼻水がでてしまう原因は一つではありません。
家庭でよく観察して、受診の目安にしましょう。
鼻水が出る原因
鼻の粘膜が刺激されると鼻水が出ます。
細菌やウィルスが体内に侵入するのを防ぐために、外に追い出そうとする働きの一つです。
そもそも赤ちゃんの鼻は、小さく粘膜が敏感なため鼻水が出やすい、詰まりやすいという特徴があります。
鼻水の色を観察しましょう
①透明でサラサラの鼻水
埃や細菌を外へ出そうとしている場合が多いです。
機嫌も良く、おっぱいも飲めるなど元気ならば家庭で様子を見ましょう。
②緑色のドロっとした鼻水
風邪などのウィルスが死滅したものが入っていると鼻水は緑色になります。
この場合治りかけが多いでしょう。
③黄色のドロっとした鼻水
細菌やウィルスに感染すると黄色の鼻水が出やすくなります。
膿のような黄色い鼻汁が鼻の奥に溜まってしまうと、副鼻腔炎や蓄膿になる可能性があります。
耳鼻科での受診が必要です。
家庭でできる鼻水のケア
赤ちゃんは自分で鼻をかめません。親ができるケア方法を紹介します。
①鼻吸い器を利用する
ドラッグストアなどで購入できる鼻吸い器には、スポイド式や大人の口で吸うチューブタイプのもの、電動タイプがあります。
価格や吸引力に差がありますので、赤ちゃんの症状に応じて検討してください。
また、やり過ぎはかえって刺激になってしまいますので気をつけましょう。
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②加湿を心がける
空気が乾燥すると粘膜が乾燥し、鼻水も出やすくなります。
風邪の予防にもなりますので、加湿器の利用や室内に洗濯物を干すなどして乾燥対策をしましょう。
③鼻を温める
鼻の付け根を温めてあげると鼻の通りが良くなります。
赤ちゃんが嫌がらなければ蒸しタオルなどを鼻の付け根に当ててあげるとよいでしょう。
おわりに
鼻呼吸がメインの赤ちゃんは、大人以上に鼻詰まりは苦しいものです。
眠れない、おっぱいが飲みにくそう、息苦しそうなどの時は早めに受診しましょう。
また鼻水がたまっていると、鼻水の中の細菌から中耳炎になることがあります。
家庭での観察の元、症状に応じて耳鼻科や小児科で早めに診てもらったほうがいいでしょう。
赤ちゃんの肌は繊細ですので、鼻水を拭き取る時は柔らかい布を軽く湿らせて優しく拭き取ってあげましょう。
鼻周辺の肌も鼻水で荒れやすくなってしまいます。
クリームやベビーオイルなどで保湿ケアをしてあげましょう。