自然妊娠の場合、双子の赤ちゃんが生まれる確率は1%と言われています。
一卵性は0.4%、二卵性は0.6%で、合わせて全分娩のうち1%ということのようです。
では、見が目が全く違う双子赤ちゃんが生まれる確率はどれくらいなのでしょうか?
イギリスで100万分の1の奇跡とも言われる肌の色が違う赤ちゃんが生まれて話題になっているようです。
双子なのに肌の色が違う!?
英国・キングスウィンフォードに住むご夫婦の間に生まれた双子の赤ちゃんが「肌の色が違う」として話題です。
色の黒いほうがケンドールくん、色の白いほうがベイリーちゃん。
双子なのになぜ肌の色が違ってしまったのでしょうか?
なぜ肌の色が違ってしまったの?
父カーティス・マーティンさん(24)はジャマイカ系のハーフ、母レベッカ・ホートン(28)さんは白人。
双子の赤ちゃんは二卵性双生児であり、2つの卵子がそれぞれ別の精子によって受精しています。
つまり、双子ではありますが、どちらかというと兄妹といった感じになるわけです。
イギリス・シェフィールド大学の不妊治療専門の医師によると
「髪や肌の色といった身体的特徴の異なる兄妹は決して珍しくありません。双子であっても二卵性の場合は稀に今回の赤ちゃんのようなケースが起こりえます。今後、成長とともにさらに顕著な違いが現れてくるでしょう」
兄妹それぞれがパパ・ママの身体的特徴を受け継ぎ、これからもっとそれぞれの個性に合わせて成長していく、ということのようです。
100万分の1の奇跡!
黒人と白人の両親から生まれた双子の赤ちゃんがそれぞれ違った肌の色をしているというケースは非常に稀。
ある説では100万に1回の割合でしか訪れない奇跡的な出来事なのだそうです。
ケンドールくんとベイリーちゃんは神様のハッピーな気まぐれによって生まれた奇跡の双子ちゃんというわけですね。
性格も違うみたい
パパ、マーティンさんによると双子の赤ちゃんはそれぞれ性格も違うとのこと。
「ケンドールは6ポンド1オンス(2749グラム)で、とてもおっとりしていました。一方ベイリーは6ポンド5オンス(2863グラム)とやや重く、大声で泣く元気な子でした」
ケンドールくんはおっとりと優しい性格、ベイリーちゃんは元気でちょっとおてんばさんなのかもしれませんね。
周囲の反応に対するパパの言葉に感動
双子なのに肌の色が違う、そうした見た目の違いに周囲は驚きを隠せないようです。
たとえばベビーカーに二人を乗せて散歩をしている時、「あら、双子…?」と問いかけられるそうです。
そんな時、ご両親は揃って「イエス」と答えるのだとか。
相手は肌の色の違う双子に驚くものの、「可愛いね」「素敵だね」と褒めてくれるそうです。
パパ、マーティンさんはSUN誌のインタビューにこう答えています。
「他の方たちが我が子を見て驚くことに、もう慣れました。驚きとともに褒めてくれる人もいれば、時には通りすがりにヒソヒソ話をしている人もいます。でも、別にそういったことに悲観も何もしたことはありません。だって、そうした反応を見せるということは、ケンドールとベイリーを気にかけて注目してくれている証拠ですからね」
そして一言、マーティンさんはこう付け加えます。
「我が子はみなさんから愛されている、そう思います」
おわりに
双子で肌の色が違う、非常に珍しいことであり時には奇異の目で見られてしまうこともあるかもしれません。
しかし、パパもママも「我が子が愛されている証拠」と前向きにとらえているんですね。
こういうポジティブな感覚ってとても素敵なことだと思います。
ケンドールくんとベイリーちゃんには、これからも多くの人達の愛情を受けて健やかに育ってほしいものですね!
参照&画像「One-in-a-million baby girl twins defy the odds when one is born black and the other white」