うちの子にはどんな才能が眠っているのかな?
運動抜群で人気者になってもらいたい!
丈夫で健康な体になってほしい!
アスリートになって活躍してほしい!
ママ・パパならば、赤ちゃんに対してそういった夢や希望を持つのではないでしょうか。
近年、乳幼児の頃からできるトレーニングやエクササイズが人気を集めていますよね。
子供の肉体を成長させるのに大切な要素とは何なのでしょうか?
赤ちゃんのうちから、運動能力高められる3つの方法・考え方をご紹介します。
とっても大事な赤ちゃん運動
赤ちゃんはひとりひとり個性を持っています。
運動能力はもちろん、情緒や感性、知性など赤ちゃんそれぞれで違うものなんですね。
ですから、ママ・パパとしてはその大切な「個性」をどのように伸ばすべきかを考えることが必要になります。
では、持ち合わせた個性と才能を最大限に伸ばすにはどうしたらいいのでしょうか?
1歳までの赤ちゃん期に何を経験するかが重要になってくる、と言われています。
この世に生れ落ちてバタバタしかできない新生児期から
首座り→寝返り→はいはい→お座り→たっち→あんよ
と、劇的な運動能力の変化を経験していきます。
特に8~10か月の時期は脳内のシナプス神経が最大につくられ、脳が最も成長する時期と言われています。
この時期に赤ちゃんの運動をしっかりさせてあげることで、最大限の可能性を引き出すことが出来ます。
この時期の赤ちゃん運動は、これから身につけていく運動能力の基礎となる姿勢をつくり、探求心や好奇心の心を育てます。
一昔前までは自然に身についていた赤ちゃんの運動が現在の生活環境や社会環境で経験しにくくなっています。
そのために、偏った運動発達になる赤ちゃんが増えていると言われています。
良い経験をして、しっかりとした赤ちゃん運動に導いてあげたいですよね。
赤ちゃん運動とは?
最近よく耳にする体幹トレーニング、たくさんの現役アスリート選手も行っていますよね。
体の中心である体幹部を鍛え安定させることで、身体能力のパフォーマンスアップにつながります。
実は赤ちゃんにもコアマッスルトレーニングが重要だってご存じですか?
体幹部の基礎をつくるのが赤ちゃん運動です。
赤ちゃんの運動発達の順を追っていくと、以下のようになります。
- ①寝返り
- ②腹ばい
- ③はいはい
- ④お座り
- ⑤つかまり立ち
- ⑥つたい歩き
- ⑦ひとり歩き
特に①~③がとても大切な赤ちゃん運動の要素で、たくさんこの時期に経験してほしい運動です。
最近では、寝返りで反り返ってしまったり、腹ばいを嫌う赤ちゃんが増えてきていると言われています。
また、嫌がったりグズることから、すぐにママ・パパが手を貸してしまって運動の機会を奪ってしまうことも…。
実は赤ちゃん運動の要素ひとつひとつが体幹を整えるトレーニングです。
これから運動能力を身につけるための運動感覚―コーディネーションーの勉強になっているのです。
赤ちゃん運動が減った現代の生活環境
本来の赤ちゃん運動能力は自然に身に付くものです。
ママ・パパが特別、手をかけなくても勝手に育っていたんですね。
しかし、現代の住環境や生活様式から得にくくなっていると言われています。
赤ちゃんにすぐ手を貸してしまえる
たとえば、家電製品などの進化によりママの家事負担が減り、生活は豊かになりました。
赤ちゃんに目が行き届きやすくなり、何かあってもすぐにあやすことができます。
大きなトラブルになる前に防ぐ、という面では良いことですよね。
しかし、その一方で、泣くまたは泣く前に、ママがすぐに手を貸してしまうことは赤ちゃんの運動機会を奪ってしまう可能性も潜んでいます。
おむつが濡れて気持ち悪くて一生懸命泣くこ、オモチャに一生懸命に手を伸ばす。
そういった、行動の一つ一つは赤ちゃんにとって大切な運動です。
目が行き届きやすい環境になったからこそ、すぐに手を貸すのではなく、しっかりと「見守ってあげる」ことを意識するべきかもしれません。
行動範囲が限定されてしまっている
そして、次に赤ちゃんの自由に動けるスペースが少ないことも運動機会を減らす要因となっています。
便利な社会は、生活環境の中にも深く入り込んでいますね。
豊かであるということはすなわち、赤ちゃんに触られたくないものが増える構造になっています。
たとえば、便利な電化製品などは、壊されたくないですし、赤ちゃんが感電する恐れもありますね。
家の中にそうしたものが増えれば、生活は豊かになりますが、赤ちゃんに触られたくないものが増えることに繋がります。
ですから、動くスペースが制限されるという事態が起こりやすいのです。
赤ちゃんが自由に動き回れるような、十分なスペースの確保が大切なんですね。
赤ちゃんの運動能力を高める3つの方法
このように、現代の生活環境においては、赤ちゃんが自然と運動能力を高めるのが難しくなりつつあります。
全くできないというわけではありませんが、自然な運動機会は確実に減りつつあるのです。
では、赤ちゃんの身体的成長を促すためには、どうすれば良いのでしょうか?
運動能力を高める3つの方法、コツをご紹介します!
①たくさん触ってあげましょう!
赤ちゃんは個性がそれぞれあり、動くことが好きな子もいれば、じっとしていることが好きな子もいます。
どういう性格の子であっても、ママ・パパと遊んだり、あやしてもらうことが嫌いな子はほとんどいません。
“たかいたかい”や”こちょこちょあそび”など、赤ちゃんと触れ合って遊んであげましょう。
それによって、赤ちゃんたちが自然と、「動く楽しみ」や「運動する準備」が成長とともに整い育まれやすくなります。
動き出す前に遊びの中で平衡感覚や一緒に遊ぶ楽しみを経験していくことが大切なんですね。
②できる限り、広い遊び場を確保する
ハイハイやつかまり立ちができるようになると、いよいよ赤ちゃんから目が離せなくなります。
家電や家具、その他のアイテムで溢れたスペースだと、安心して遊ばせられません。
すぐに手を貸してしまって、赤ちゃんの運動機会を奪ってしまうこともあるでしょう。
ハイハイ期に入る前に、家具の配置を工夫して、広いスペース、赤ちゃんが動けるようにしてあげましょう。
その際に、口に入れそうなものが手に届かないように、注意してあげてくださいね。
また、発達が進むと手の届く範囲が広がっていきます。
つかまり立ちやつたい歩きに合わせて、危険なものがないか確認してください。
③赤ちゃん特有の動きと運動能力の成長を知る
ハイハイ期前後くらいからの赤ちゃん特有の動きとしては「這う・くぐる・のぼる」というものがあります。
これを、ママ・パパとの遊びや赤ちゃんの一人遊びの中に積極的に取り入れたいものです。
それぞれの動きには以下の様な意味があります。
這う…しっかり身体の重さを手で支え体幹をつくるとともに、自分の身体の大きさを知る基本です。
くぐる…自分の身体の大きさを知りボディイメージを高めます。
のぼる…体幹を鍛え、平衡感覚を高めます。
赤ちゃんたちはこういった動きの中で、体の動かし方を知って運動能力を高めていきます。
這っている赤ちゃんを見て「体幹トレーニングしてるんだな」「体の大きさがわかってきたかな?」なんて考えると楽しいですよ!
ベビハピ!的まとめ
人には生まれ持った素質がありますから、運動のできる子、できない子というのは出てきます。
それはそれで、別に個性ですから、できないからといって落ち込む必要は全くありません。
ママ・パパたちが出来ること、それは「赤ちゃんの持つ素質を出来るだけ伸ばす」ことです。
手を貸すばかりではなく、赤ちゃんの興味や自主性を尊重して見守ってあげることもしましょう。
大切なのは、赤ちゃんへ最大限の運動機会を与えてあげることなんですね♪