妊娠を望んでいるのに中々授からない…。
一体何が原因?と悩んでいる方もいるでしょう。
不妊症といっても、その原因は様々です。
今回は女性の不妊で考えられる原因とその検査法について紹介します。
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不妊の原因①排卵障害
妊娠するためには排卵があることが大前提なのですが、この排卵が何らかの原因でうまくできていないことがあります。
排卵障害と一言でいっても、卵巣機能の低下やホルモン異常、卵巣の病気など原因は様々です。
卵巣機能の低下やホルモンの異常は、ストレスや喫煙、身体の冷えなどが原因と考えられています。
また、排卵障害の一つである多のう胞性卵巣症候群という病気は卵子を外に出せず、卵巣にたまり、その結卵巣がはれ上がってしまうものです。
これらは血液検査や超音波検査によりわかりますので、排卵障害が不妊の原因になっている場合、最初の血液検査など一般検査で分かることが多いようです。
不妊の原因②子宮着床障害
受精がうまくいっても、着床できなければ妊娠にはつながりません。
着床障害は、ホルモン分泌の問題、子宮内膜の異常、子宮筋腫、内膜の炎症やホリープなどの原因が考えられます。
血液検査ではっきりする項目もありますが、流産を繰り返す場合はより着床不全に特化した詳しい検査を行うことをお勧めします。
病院によってはできない項目もありますので、事前に病院に確認しましょう。
不妊の原因③卵管障害
卵管は排卵だけでなく、受胎や着床の過程でも大切な器官になります。
この卵管に異常があると不妊の原因になります。
クラミジア感染、卵管の癒着や閉塞などが原因になります。
クラミジア感染は膣の分泌物の採取や血液検査で、卵管の癒着や閉塞は卵管造影検査で分かります。
不妊の原因④免疫異常
免疫異常が原因で妊娠の妨げになる抗体が分泌され、不妊症となるケースもあります。
例えば、精子を異物とみなし攻撃し妊娠の妨げになる抗精子抗体は血液検査で分かります。
ベビハピ!的まとめ
不妊の原因が女性にある場合は以上の様な障害が考えられます。
これらが不妊の原因に当たる場合は検査で分かることが多く、治療方針も定まりますが、原因不明の不妊であることも全体の三分の一を占めると言われています。
女性が一通りの検査をしても原因がはっきりせず、タイミングを合わせ通院しているにもかかわらず妊娠が叶わない場合、男性にも原因があることが考えられます。
パートナーと相談し、協力して治療を進められるようにしましょう。