鼻水っ子でもお風呂に入れるかどうかは、鼻づまり・鼻水の原因が何かによります。
それらの原因は主にウイルスや細菌などによる感染症の場合と、アレルギー性の場合との二つに分けられます。
原因別のお風呂対処法と、鼻水っ子を少しでも楽にさせてあげるための上手な寝かせ方をご説明しますので参考にしてみてください。
ウイルスや細菌などによる感染症が原因の鼻づまり・鼻水の場合
熱が高くはない(平熱を基準にプラス1度が上限です)、鼻づまり・鼻水以外の症状がない、機嫌が悪くない等の条件を満たしていれば、お風呂に入っても大丈夫です。
お風呂の蒸気で鼻づまり・鼻水がやわらかくなり、それらが取り除きやすくなることで症状の改善が期待出来ます。
さらに、体が温まって血行が良くなるだけでも代謝が上がりますので、初期の風邪であれば自然治癒のサポートにもなるでしょう。
それとは逆に熱が高い(平熱プラス1度以上ある)、鼻づまり・鼻水以外に下痢や吐き気などのその他の症状が見受けられる、機嫌が悪い等の場合は注意が必要です。
お風呂に入ることで体に余計に負担がかかり、場合によっては症状を悪化させてしまう危険がありますので、入浴は避けます。
熱による発汗などで湿疹や汗疹が出来ていたり痒がっている場合は、蒸しタオルなどを用いて体をサッと拭いてあげると良いでしょう。
アレルギー性の鼻づまり・鼻水の場合
お風呂に入ることは何の問題もありません。
お風呂でアレルゲンとなっている物質を良く洗い流し、炎症を起こしてしまっている鼻の中を加湿しケアしてあげることを心掛けましょう。
この時、爽快感のある入浴剤やアロマオイルをお風呂に入れてあげると、呼吸がよりスムーズに出来るようになるのでオススメです。
また、お風呂に入ることで固くなってしまった鼻づまり・鼻水を柔らかくすることも出来ますので、鼻の中をお掃除したり吸い取ったりするためにも、入浴はとても有効です。
鼻水っ子の寝かせ方
鼻水が流れやすくするために、上半身を起こし気味で寝かせるようにしてあげます。
この時、頭だけを高くしてしまうと逆に喉を圧迫して呼吸を苦しくしてしまう恐れがありますので、腰から頭に向かって無理のない範囲で体を起こせるように、枕やタオルなどを使って位置を調整してあげます。
また、詰まっている鼻を上側にして横向きで眠るのも、鼻づまり解消に効果的です。
しかし、寝返りがまだ出来ない赤ちゃんの場合は誤ってうつ伏せになってしまわないように注意するようにしましょう。
おわりに
鼻づまり・鼻水はしつこく、辛いものです。ですので、少しでも子供が楽に過ごせるように、上記の注意を守って大人がしっかりと見守りサポートしてあげて下さいね。