つわりは人それぞれ、かなりの個人差があります。
だいたい、妊娠4週目頃から始まったつわりは様々な症状と共に一般的には妊娠8~10週目頃にピークを迎えます。
果たしてピーク時に見られるつわりの症状とはどのようなものがあるのでしょうか?
また、どれくらい辛いものなのでしょうか?
事前に知っておけばキツイ症状が現れた際も安心です。
妊娠中、無理をしないためにも、つわりピークのことを学んでおきましょう!
臭いに敏感になります。
つわりがピークを迎えると嗅覚が変わり、様々な臭いにとても敏感になります。
今までは何も感じなかった香りに対しても、嫌悪感を持つようになることもあります。
つわり時の嫌な臭いの代表として『白米を炊く時の臭い』が良く言われますが、臭いのある食べ物に対しては全体的に拒否反応が出ることが多いようです。
比較的臭いの出にくい冷たい食べ物が好まれる傾向にあるようです。
ただ体を冷やしてしまうのも良くないので暖かいものも同時に摂るように対策していきましょう。
むかつき&吐き気をもよおします。
敏感になった嗅覚の変化に伴い、その臭いに対してむかつきや吐き気をもよおします。
このような症状は空腹時に強く出る傾向にありますが、だからと言って食事を取っても楽にならないのがつわりなんですよね。
なぜなら、せっかく口に入れた食べ物が次は吐き気となって襲ってくるからです。
この時、『吐いた方が楽』というのも一理ありますが、一度付いてしまった吐き癖は中々元に戻すことが出来ません。
また、吐いた時に食べ物と一緒に排出される消化液によって消化管を傷付けてしまう恐れがあります。
ですので、吐き気との向き合い方には注意が必要です。
お医者さんに相談してみるのもあり
吐いてばかりで食事だけでなく飲み物までも一切受け付けなくなってしまった場合、赤ちゃんを育てるのに十分な栄養も足りなくなってしまうだけでなく、母体にも危険が及ぶ恐れがあります。
主治医に相談の上、妊娠中でも飲める吐き気止めを処方してもらうと共に、適時点滴を受けることも考えてみましょう。
倦怠感や眠気に襲われます。
むかつきや吐き気などから十分な栄養が得られないだけでなく、気持ちまで落ち込み、『体がだるい』『やる気が起きない』などの倦怠感が生じることがあります。
また、それらと共に、強い眠気も襲ってくることでしょう。
これらの症状はつわりの度合いによって個人差がありますが、あまりに落ち込みが激しい場合や無気力感が著しい場合は放っておくと鬱状態になってしまう可能性もあります。
妊娠期間を健康的に過ごすためにも主治医と良く相談することが大切です。
『赤ちゃんがいるんだから、頑張らなくちゃ!』と努力をすることも大切ですが、その努力に対して思うようにならないのもつわり時の特徴。
体調が悪いのに無理してしまうと逆に鬱を増徴させてしまう可能性がありますので、頑張りすぎないようにしましょう。
おわりに
ご紹介したものは代表的なつわりの症状となります。
この他にも頭痛や嘔吐などによる体の痛みなど、つわりの症状は幅広く、個人差が大きいのが特徴です。
ですので、決して無理をすることのないように、不安な場合は随時主治医に相談することを心掛けることが大切です。