おしゃぶりで出っ歯になる?メリット・デメリットと学会の見解について

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おしゃぶりを使うと出っ歯になる、そんな話を聞いたことはありませんか?
赤ちゃんをあやすグッズとして有効なおしゃぶりですが、メリットとともに色々なデメリットもあります。
今回はおしゃぶりの役割から利点・欠点、さらに「おしゃぶりと出っ歯の関係」まで考えていきます!

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おしゃぶりの役割って?

おしゃぶりは赤ちゃんの成長に一役かっています。
どのような役割を持っているのか見ていきましょう。

赤ちゃんは「吸啜反射」という本能があります。
口の近くにあるものを吸うという行為は「母乳を飲みたい」という生きるための本能の行動なのです。
おしゃぶりにより脳が活性化され情緒安定とともに運動機能を養う効果があります。
結果としておしゃぶりを吸うことで哺乳訓練にもつながっていくわけですね。

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おしゃぶりのメリット

赤ちゃんの成長に一役かっていることだけでなく、おしゃぶりには育児に役立つメリットもたくさんあります。

・情緒安定から得られるメリット

おしゃぶりには赤ちゃんの心を落ち着ける効果があります。
そのため、ぐずりが治まり泣き止むといったことや、入眠儀式のアイテムとしても活用することが可能です。

・アゴや舌を鍛える

おしゃぶりを口に入れて吸ったり噛んだりすることでアゴや舌の筋力が鍛えられる効果も期待できます。
モグモグ、チュパチュパと遊んでいるように見えますが、実は赤ちゃんたちはお口の筋トレをしているんですね。

・育児ストレスから解放される

自分の子供は本当に可愛くて目に入れても痛くないものですが、それでも育児は大変です。
家事や仕事などをしている時にギャン泣きされると…やっぱりキツイですよね。
そんな時、おしゃぶりのクセ付けができていれば、赤ちゃんを一旦おちつかせることができます。
ママ・パパとしては育児の苦労が多少でも軽減されます。

 

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おしゃぶりに関する学会の報告

赤ちゃんの成長や育児に関してさまざまなメリットが期待できるおしゃぶり。
しかし、学会の報告ではこのような報告もされています。

欠点としては習慣性となりやすく、長期間使用すると噛み合わせが悪くなる、子どもがどうして泣いているのかを考えないで使用する、あやすのが減る、ことば掛けが減る、ふれあいが減る、発語の機会が減るなどが挙げられる。

おしゃぶりは良い面ばかりでなく、デメリットも少なくないということですね。
また、おしゃぶりのメリットと考えられている「鼻呼吸」や「アゴ・舌の発達」に関してもこのような報告がされています。

おしゃぶりの宣伝に使用されている「鼻呼吸や舌や顎の発達を促進する」は現時点では学問的に検証されていない。

これにはちょっと驚きました。
ただ、「検証されていない」とのことですから、メリットそのものが否定されたのではないということなので、これからの研究・報告に期待しましょう。

 

おしゃぶりと出っ歯について

前段の引用で「長期間使用すると噛み合わせが悪くなる」というものがありました。
これはつまり、赤ちゃんのデンタルヘルスに悪影響がある可能性を指摘しています。
「おしゃぶりで出っ歯になる」という話をチラホラ聞くこともありますが、この点に関してはどうなのでしょうか?

2歳児では指しゃぶり(吸指群)で出っ歯(上顎前突)が、おしゃぶり群で開咬が高頻度にみられ、5歳児ではこの傾向がさらに増大したと報告している。

おしゃぶりは指しゃぶりよりも悪くはないものの、成長とともに悪影響がでやすくなるということのようです。
「子供がぐずらない」「育児が楽になる」そういった理由で長期間おしゃぶりをさせ続けてしまうママ・パパは少なくありません。
しかし、3歳4歳まで続けると…お子さんが出っ歯になってしまうかも…?

 

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まとめるとこんな感じ

おしゃぶりには赤ちゃんの成長やママ・パパの育児の助けになるアイテムです。
しかし、それに頼ってばかりではデメリットによる悪影響がでてしまうのも事実です。

出っ歯にしない、歯並びの良い子に育てるということを意識するならば早い段階で卒業させるべきでしょう。
デンタルヘルスへの影響を考えるならば、少なくとも2歳までにはやめさせた方が無難と言えそうです。
おしゃぶりに頼りすぎず、育児を楽しんでいきましょう!

引用・参考:小児科と小児歯科の保健検討委員会「おしゃぶりについての考え方

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