漢方薬は東洋医学に基づいたお薬で、体の力を高める効果があります。
化学物質を使わないため、妊娠中や産後でも飲むことができるものが多いのがメリット。
最近では妊婦や育児シーンにおいて、漢方の効能や効果に期待されています。
西洋医学のお薬は、副作用も大きいので授乳中などに服用するのに抵抗のあるママもいらっしゃることでしょう。
漢方薬は体に合う合わないが分かれますが、合った場合かなり効果を期待できます。
そんな体に優しい、産後うつの治療にも使われる漢方薬をまとめました！
イライラを抑える漢方薬「抑肝散」
抑肝散は、産後うつでイライラしがちなママの気持ちを静めてくれます。
また、赤ちゃんの夜泣きやぐずりにも処方されるものです。
赤ちゃんも飲むことができる漢方薬だったら、ママも安心して飲めますよね。
気になる効果は？
不眠へのアプローチもあるので、寝つきを良くしてくれる効果も期待できます。
イライラが溜まって寝れない、寝れないことがストレスに…という産後うつの悪循環を断ち切れそうですね！
漢方薬なので、そこまで大きな副作用はないと言われています。
ただ、胃の不快感や食欲不振などが続くようでしたら使用を止めてください。
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気力を上げてくれる「補中益気湯」
育児疲れで体にパワーが出ないときに飲むと効果的なのが「補中益気湯」。
胃腸の働きをよくしてくれるので、それに伴い体力を回復させてくれるというものです。
気になる効果は？
風邪を引きがちで困ったり、食欲不振であったりする際に服用すると効果的だと言われています。
人間、食べ物が喉を通らない時が一番弱っている時。
産後うつの症状の中には食欲不振もありますので、効果が期待できるでしょう。
また、補中益気湯には心身疲労軽減の効果もあります。
心と体両面から産後うつの治療に効きそうですね。
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心身の疲れに「半夏厚朴湯」
こちらの漢方は気持ちが塞いでいる方などに効果的な漢方薬です。
ストレスが溜まっている、子供が可愛く思えない時がある、夫婦間の悩みがある…そんな時に服用したいですね。
気になる効果は？
半夏厚朴湯は自律神経を調節し、動機やめまい、吐き気などを改善します。
自律神経は生きるために必要な様々な器官のバランスを取る部分です。
不安定な気持ちや体の調子を整えることで、心と体を癒してくれます。
ただ、こちらの漢方薬は体を温める効果があります。
冷え症の人は良いですが、熱症状のある人の使用は要注意です。
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めまいに効く「苓桂朮甘湯」
うつ症状があると、めまいが起きることがありますよね。
こういったときに有効なのが「苓桂朮甘湯」です。
気になる効果は？
こちらの漢方薬は体の水分の流れを良くし、頭痛やのぼせの状態に効きます。
効き目は個人差があるようですが、「頭がスッキリする」「意識がはっきりする」といった口コミも多く見られます。
産後うつによって心身が点かれている、元々の体力の無い…そういったママさんに向いている漢方薬です。
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貧血症状の改善に「当帰建中湯」
「当帰建中湯」は体を温め、血行を良くする作用があります。
血の巡りは体調に影響するだけでなく、心のバランスにも関係があります。
貧血気味だなと感じた時には服用してみても良さそうです。
気になる効果は？
下腹部の痛みや腰痛など、女性の月経困難症に効果的だと言われています。
産後は特に貧血になりやすい時期です。
完母や混合育児で母乳を与えているママさんは特に血が足りなくなります。
産後うつの症状緩和はもちろんのこと、その他体調を崩しているママさんにも処方されることがあります。
血の巡りを良くして元気に「きゅう帰調血飲」
「きゅう帰調血飲」は血流改善に効く漢方薬です。
体の疲れは心の疲労につながるもの。
産後うつ時の体力低下や体調不良に効果的な漢方薬といえるでしょう。
気になる効果は？
こちらの漢方は虚弱体質で疲れやすい女性に効くと言われています。
「きゅう帰調血飲」は血の巡りを良くすることで体全体が温まり、活動的な体質に変えていきます。
気分が塞ぎがちな際にも用いられることが多いので、産後うつの治療で使われることがあります。
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ベビハピ！的まとめ
西洋的なお薬とは違ってゆっくりじっくりと症状を緩和してくのが漢方薬の特徴です。
即効性があるわけではありませんが、服用し続けることでじんわりと効いてくることでしょう。
産後うつではその「じっくり治す」という気持ちがとても大切です。
漢方薬の温かみある癒しと効能で、焦らずゆっくりとうつ症状を治療していきましょう！
