教えて!高齢出産で起こりうるリスク・障害の確率はどれくらい?

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女性が35歳以上で出産する高齢出産は、女性の社会進出に伴い最近では珍しくなくなりました。
芸能人など著名人においても高齢出産はよく耳にしますよね。

しかし、「高齢出産」と聞くと、母子共にリスクが高くなるイメージがあります。
高齢出産で起こりうるリスクや、子どもへの障害の確率を知り、家族計画や母体の健康管理に役立てましょう。

高齢出産のリスクとその確率、原因と対策についてご紹介いたします。

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なぜ高齢出産はリスクが高いの?

高齢出産が必ずリスクや難産に繋がる、ということではありません。
若くても大きなリスクを抱える人はいますし、高齢出産でも驚くほど安産という人もいます。
高齢出産だからといって100%リスクがあるというわけではないんですね。

とはいえ、高齢出産ではリスクの可能性が高くなるのは事実です。
主な原因としては体力、内臓機能、卵子の衰えなどが挙げられます。
こうした要因が重なって様々なリスクが起きやすくなっているのです。
母体においては妊娠高血圧症、赤ちゃんにおいては先天異常などの障害を抱えるリスクが増します。

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気になる具合的なリスク!その確率は?

流産

流産の主な原因は染色体異常です。
そのため、年齢とともにリスクは高まりやすいとされています。
実際の自然流産の確率は

  • 20代で10%
  • 30代で15%~18%
  • 40代で40%

このように、年齢が上がるにつれて自然流産の可能性が高まります。
妊娠中は日常生活に気をつけ、食事・運動・ストレスを溜めないといったことを意識しましょう。

妊娠高血圧症候群

むくみや蛋白尿、高血圧など、妊娠や出産に影響が出る確率も高齢出産では高くなります。
上記の症状が出る妊娠高血圧症候群の発生は、妊婦のおよそ10%と言われています。
35歳以上の高齢出産の場合、14~18%まで上昇します。
さらに45歳以上では約30%の妊婦に妊娠高血圧症候群のリスクが起こりえるのです。

肥満、運動不足、ストレス…など妊娠高血圧症候群には様々な要因が考えられます。
実際の治療としては食事や生活習慣指導が行われることが多いようです。
妊婦ができることとしては、肥満の改善や十分な栄養摂取が考えられます。
葉酸など、妊婦に必須の栄養素を意識して摂取しておきたいものです。

ダウン症

高齢出産では染色体異常でダウン症の赤ちゃんが生まれる確率が高くなります。
ダウン症の子どもが生まれる割合は、

  • 30歳の出産で952人に1人
  • 35歳では400人に1人
  • 40歳では106人に1人
  • 45歳では30人に1人

といわれていて、年齢とともに増加していることがわかります。

最近ではダウン症かどうかの検査を出生前に行うことができます。
気になる方は事前に医師と相談して見るのも良いでしょう。

高齢出産でも気をつけられること

流産やダウン症といった染色体の異常で起こる障害を予防することは難しいものです。
しかし、妊娠高血圧症候群や出産に備えての体力作りなどは、意識することでリスクを減らすことも可能です。
規則正しい健康的な食生活や適度な運動を取り入れ、母体の健康を保つことで少しでもリスクを減らしましょう。

葉酸で高齢出産のリスクを減らす

葉酸は妊婦・胎児の健康に欠かせない栄養素です。
水溶性ビタミンB群の一種であり、タンパク質の合成や細胞の生産・分裂に関係します。
妊娠中、特に重要なのは正しい細胞が作り出されること。
葉酸はその手助けをするための栄養素というわけですね。

葉酸が摂れる食材は何?

葉酸はほうれん草やブロッコリー、レバーや豆類といったものに多く含まれています。
ただ、茹でたり焼いたりすることで栄養が壊れやすいという欠点もあります。
妊婦に必要な葉酸摂取量は1日400μgと言われています。
ほうれん草でいえば200グラム以上が必要になってくる量です。
毎日の食事で摂るのは容易ではありません。

大変な妊婦だからこそサプリで葉酸補給

妊娠中に毎回、栄養を考えて食事を作るのも大変ですよね。
特に妊娠初期のつわり時期は食べることすら辛い…ということも。
ですが、母体もお腹の赤ちゃんも確実に栄養を欲しがっています。

そんな時に便利なのが市販の葉酸サプリ

規定量を飲むだけで1日分の葉酸に加え、鉄分・カルシウム・ミネラル・ビタミンなどを摂取できます。
妊婦に必要な栄養をまとめて摂ることができるというわけですね。
高齢出産では特に体の衰えによるリスクが気になるところ。
的確な栄養摂取でリスクを軽減したいものです。

 
厚生労働省推奨ベルタ葉酸サプリ

ベビハピ!的まとめ

高齢出産の場合、確かにリスクの確率が上がります。
ですが、リスクばかり考えると不安になってしまいストレスになることも。
それが母体や胎児にも悪影響がでる場合もあります。

出産に必要なのは、健全な体と心です。
リスク予防のためにできることは積極的に取り入れ、万全の体勢を整えましょう。
そして赤ちゃんを穏やかに迎えるための準備をしてみてください。

ママの行った努力はきっと必ず報われるものです!

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