夏風邪は症状が軽いけどとても長引く…。
暑いから体力が低下して赤ちゃんも辛そう…。
冬と違って夏の風邪はそんな特徴がありますよね。
そもそも、夏と冬とでは風邪の種類が違うのでしょうか?
また、夏風邪の原因は?代表的なウイルスは?症状の特徴や予防・治療法も知りたい!
今回は夏風邪に対するまとめ的な記事をお送りします!
夏風邪と冬風邪の違い
風邪の流行と言えば感染力の強い冬のインフルエンザを思い浮かべますよね。
インフルエンザがなぜ冬に流行るかと言えば、ウイルスが寒くて乾燥した環境を好むからです。
夏風邪はその逆で、高温多湿の環境を好むウイルスが原因です。
冬の風邪とは違って、暑くてジメジメした環境で活発に活動するウイルスがいるんですね。
外気温が15℃以上になる5月ごろから出始めて、梅雨時に流行のピークになります。
当然ウイルスの種類が違いますから、夏と冬では風邪の予防法や対処法も違ってきます。
それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
夏風邪の代表的な5つのウイルスと症状
代表的な夏風邪のウイルスは以下のものになります。
アデノウイルス
咽頭炎による腫れや痛み、結膜炎による目やにやかゆみ、38℃以上の高熱が症状の特徴です。
エンテロウイルス
子供の夏風邪の代表格・ヘルパンギーナの原因ウイルスとなる大元。
下のコクサッキーはエンテロウイルス群の一つになります。
コクサッキーウイルス
エンテロウイルス群に属し、ヘルパンギーナの主な原因となります。
また手足口病の原因ともなるので注意が必要なウイルスです。
ポリオウイルス
急性灰白髄炎を引き起こす危険なウイルス。
5歳以下の子供に感染しやすく、麻痺などの症状があります。
ただ、強い症状がでるのは5%程度で、ほとんどは「夏風邪」と言われるような弱い症状で済みます。
夏風邪の特徴はどういうもの?
夏風邪は穏やかですが、長引く傾向にあるのが特徴的です。
- 微熱(37.5℃程度)または高熱(38℃以上)
- のどの痛み
- 鼻水
- 咳
- 頭痛
- 腹痛や下痢など胃腸症状
といったものがでます。
比較的、軽めの症状であることが特徴となります。
ただし、赤ちゃんの場合は、体力や免疫力が低いため高熱が続くこともあります。
ですから、まずは夏風邪をひかないことが大切です。
夏風邪の予防5つのポイント
それでは夏風邪を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
日常的に気をつけたい5つのポイントをご紹介します。
① 手洗い、うがい
夏風邪はウイルスによるものです。
外から帰ったら石鹸でしっかり手を洗い、うがいをしましょう。
それだけで感染経路を一つ遮断することができます。
また、目からウイルスが感染することもあります。
夏場にプールへ行った後は薬用の目薬をさしましょう。
② クーラーのかけ方
暑い気温が大好きなウイルスたち。
室温が27~28℃が適温です。
身体の冷やしすぎは免疫力が低下しますので注意しましょう。
特に赤ちゃんは低い温度に慣れすぎないようにすべきです。
また、お腹を冷やすと腸の動きが低下してしまいます。
排泄機能が弱まれば体内の循環も悪くなり病気にもかかりやすくなるでしょう。
タオルケットをかけたりして冷やさないように工夫してあげてください。
③ 湿度のコントロール
ウイルスはジメジメした空気が大好きです。
梅雨時や急なゲリラ豪雨の後などは湿度が高くなります。
濡れたものを室内に持ち込まないように心がけましょう。
寝室を湿気とりなどで除湿することもお勧めです。
湿気が高い場所(浴室など)はこまめに換気しましょう。
④ 規則正しい生活
体力が落ちていれば免疫力も低くなる、当然ですよね。
夏風邪予防では早寝早起きが基本です。
また、しっかりと3度の食事をとるようにしましょう。
よく食べてよく寝る、そうやって免疫力を高めておくことが大切です。
⑤ 夏風邪予防の食事
夏は暑さで食欲が落ちてしまいがちです。
ですが、そのままだと免疫力が落ちてしまい、ウイルス感染しやすくなってしまいます。
栄養バランスを考える
食欲不振の時には、バナナ(ビタミンB)などでエネルギー補給も必要です。
(その他にウナギ、豚肉、納豆、バナナ)
また、発酵食品を食べることもおすすめです。
月齢によって離乳食のメニューは変わりますが、赤ちゃんの食事は特に栄養に気を配りましょう。
腸内環境を整える
また、腸内の善玉菌を増やすことも実は夏風邪予防に効果的です。
胃腸の働きを良くして、守ってくれるため免疫力も高くなりやすいと言われています。
オリゴ糖は善玉菌の餌になり、腸内環境を整えます。
赤ちゃんも摂取できるものなのでぜひ食事に取り入れましょう。
ビタミンCはやっぱりイイ!
続いて、野菜や果物に多く含まれるビタミンCです。
暑さからくるストレスに耐える身体をつくってくれます。
夏風邪のホームケア5つのポイント
夏風邪は、暑くてジメジメした時期に流行るものです。
暑いと身体にストレスがかかったり、食欲不振だったりして、免疫力が低下していることが多く、やたら長引きます。
赤ちゃんは特に、体力の消耗が激しいので、速やかに病院を受診することをお勧めします。
まずは医師の診断を受ける・受けたことを前提として、自宅でできるホームケアのポイントをご紹介します!
① 発熱している場合
手足が冷たい場合は、タオルケットなどで冷え過ぎないようにしましょう。
ですが、発汗をうながそうとして、必要以上に身体を温めることはいけません。
特に夏風邪の場合は、のどが痛くて食事が取りにくかったり、下痢をしていることが多いです。
そのため水分不足になりやすいんですね。
無理に発汗させてしまうと結果的に脱水症状を起こす危険があります。
② 食欲がない場合
食欲がないときは、おかゆなどの消化が良いものが基本です。
ビタミンCが豊富なりんごのすりおろしもよいですね。
ミルクを飲んでいる時にはいつもより薄目にしてあげると、消化しやすくなります。
排便の調子が良くない時には特に気を配りましょう。
③ 下痢の対処
夏風邪で起こる下痢は、ウイルスによるものです。
下痢を止めるのではなく、むしろしっかりと腸内のウイルスを排出させなければいけません。
ですから、市販の下痢止めを使ってしまうことは絶対にNG。
赤ちゃんの夏風邪の回復が遅くなることがあります。
脱水症状にならないように、まずは水分をこまめにとる必要があります。
ただ一気に飲んでも吸収しきれませんので、量はごく少な目から始めます。
お腹を刺激しないように、冷たい物や柑橘系は避けましょう。
また下痢の時には乳酸菌を増やすことも重要なポイントです。
腸内環境を整えるためにオリゴ糖を摂取させるのも良いでしょう。
④ お風呂
夏風邪ウイルスは皮膚につきやすいので、汗ばんだままにしておくのはよくありません。
熱がある時にお風呂に入れようとすると嫌がることもあるでしょう。
しかし微熱程度であればシャワーだけでもいいので汗を流して上げるべきです。
湯船につかる場合も、ぬるめのお湯ならばさっぱりします。
結果的にその方が治りやすくなりますのでお風呂には入れてあげましょう。
⑤ 睡眠
夏風邪を治すのに、一番大事なことはぐっすり眠ることです。
お昼寝や夜の就寝などを大切にしましょう。
体に悪いから…とエアコンを消してしまう方もいるようですがそれは逆効果。
室温28℃前後を保つためにはクーラーや扇風機を活用してあげるべきです。
ぐっすりと眠れる快適な睡眠環境を整えてあげ、夏風邪を治していきましょう!
ベビハピ!的まとめ
夏風邪の原因とそれに対する予防法、そしてホームケアをご紹介しました。
長引きやすく、暑いため体力の低下も激しく、赤ちゃんにとっては本当に辛いものです。
赤ちゃん・子供の夏風邪を予防・治療して、暑い夏を元気にすごさせてあげましょう!