産後ダイエットは、妊娠中についてしまった脂肪を落とすことや、出産によって開いてしまった骨盤の矯正など、妊娠前の体型に戻すことが目的です。
妊娠していない時に行うダイエットとは違い産後ならではの気をつけるべきポイントがいくつかあります。
やみくもに運動をしたり食事制限を行うと、授乳中は母乳に影響が出たり、痩せるつもりが体調を崩してしまったりすることもあります。
授乳中の産後ダイエットの食事や運動について正しく知ることで、成功への道が見えてきますよ!
産後ダイエットで押さえておきたい3つのポイントをご紹介いたします。
産後ダイエット3つのポイント
①産後ダイエットを始める時期
産後の体にがっかりしてすぐにダイエットを開始したくなりますが、産後すぐはまだまだ体がデリケートな時期なので無理は禁物です。
ゆっくりと体が戻っていくその体調に合わせ、産後2、3カ月位からスタートしましょう。
また、骨盤は産後6カ月以内が矯正しやすい時期ですので、引き締めるつもりがあるのならば遅くてもそれまでには始めましょう。
②食事の取り方
母乳で育児を行っていると、それだけで一日に600~800キロカロリーも消費することができます。
もちろん痩せやすくもなりますが、その分授乳中は大変食欲旺盛になるものです。
「授乳中は常にお腹が空いていた」という経験談もよく耳にするのではないでしょうか。
授乳中の産後ダイエットでは、母乳に影響が出てしまうので食事制限や、摂取するカロリーを極端に減らすことはできません。
栄養バランスがいい食事を3食規則正しくとり、間食を控えることが大切です。
バランスのいい食事は母乳にもいい影響を与えます。
とは言え、間食を控えるとお腹が空いてイライラしてしまうことも。
そのような時は油分が多い物を避け、低カロリーなものや温かいスープをゆっくり飲むなど食べ方の工夫をしましょう。
③授乳中の運動
脂肪を燃焼させるには運動が一番ですが、授乳中に激しい運動を行うと母乳の出が悪くなってしまいます。
本格的に体を動かすのは、離乳食が始まり授乳が減るなど母乳だけに頼らずに済むようになってからがいいでしょう。
また、ママの体も産後の疲れが残り抵抗力が下がっていることが考えられます。
この段階でハードな運動をするなど、無理は禁物です。
授乳中は、急いで脂肪燃焼をすることを目的とする必要はありません。
軽い運動から少しずつ基礎代謝をあげて痩せやすい体作りを目指しましょう。
- ベビーカーで軽くお散歩
- 抱っこ紐で負荷をかけつつお散歩
- お世話をしながらのストレッチやヨガ
- 骨盤矯正の体操
育児をしながら無理なくできるママの産後ダイエット運動ははたくさんあります!
無理なく続けることが大切
やみくもに産後に体重を落とすことが産後ダイエットではありません。
痩せすぎてしまえば育児をする体力もなくなりますし、母乳の出も悪くなります。
産後ダイエットは適度に、長いスパンで、根気強く進めていくことが大切です。
産後ダイエットは赤ちゃんのため
食事の内容や基礎代謝をあげるための軽い運度を取り入れることは、ママのダイエットのためだけではありません。
赤ちゃんをはじめ家族の健康にもいい影響を与えます。
適度な運動・食事で母乳の質が良くなることはもちろんのこと、
毎食栄養バランスがとれた食事であればパパの健康にも良いですよね。
産後は慣れない育児に振り回されて、自分のことなど構う暇がないと感じることもあるでしょう。
自分のためだけでなく、家族の健康という視野から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
ベビハピ!的まとめ
ダイエットという言葉がついているので、ついつい「頑張らなきゃ!」と思ってしまう産後ダイエット。
もちろん、産後すぐは痩せやすい時期ですが無理は絶対に禁物です。
授乳や育児の忙しさの中で自然に痩せていくくらいがちょうど良いもの。
お世話をしながらできる運動や日々の食生活に気をつけていれば自然と痩せるものです。
焦らずじっくりと、数ヶ月かけて落としていくつもりでがんばってくださいね。