妊娠と出産のポイント

妊娠中の食事で絶対に注意すべき食べてはいけないタブー食材4つ

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妊娠中はしっかりと食べて、胎児に栄養を与えることが大切です。
しかし、妊婦は食事には注意が必要なことも事実ですよね。

では、実際にどのような制限があるのでしょうか。
あまり神経質になる必要はありませんが、妊婦は食べてはいけない・控えるべき食材や栄養素を紹介します。

生肉や生ハムはトキソプラズマの危険性あり

生肉や火の通りが悪い肉類は妊婦にとって良くありません。
たとえば、ユッケなどの生肉や生ハム、レアステーキなどがそれに当たります。

トキソプラズマという寄生虫

加熱が十分でない肉にはトキソプラズマという寄生虫がいる可能性があります。
健康な人が感染しても、なんら問題はありませんが、妊婦の場合はそうはいきません。
トキソプラズマ未感染で免疫のない妊婦が初めて感染してしまうと、お腹の赤ちゃんに影響が出る可能性があるのです。

胎児への影響について

トキソプラズマの影響は具体的には、流産や死産のリスクが高まることが挙げられます。
水頭症などのリスクも高まる可能性があるでしょう。
また、お腹の中の赤ちゃんに先天性トキソプラズマ症が感染して後遺症を残す場合もあります。

妊娠中はお肉には火を通してから食べるのが安心です。

マグロ類や大きな魚は水銀が心配

日本人に親しまれているマグロですが、妊婦は注意が必要です。

栄養価が高いけど注意が必要

マグロは栄養価も高いのですが、その反面メチル水銀という人体に悪影響を及ぼす成分がたくさん含まれています。
通常メチル水銀は便と一緒に排出されるので、母体そのものにはあまり影響はありません。
しかし、ママのお腹の中にいる赤ちゃんは別です。
胎児は胎盤を通してメチル水銀を取り込むのですが、自ら排出することができません。
そのため、胎児は水銀をその体の中に溜め込んでしまい、悪影響を受けてしまうのです。

胎児へのメチル水銀の影響

メチル水銀の影響を受けると、胎児の神経発達に影響があると指摘されています。
大量に摂取しなければ問題ないとも言われていますので、あまり食べ過ぎないことが大切です。
摂取量の目安としては1回の摂取量を80gとして、2週間に1回程度であれば問題はないとされています。
ただ、なるべくならば食べない方が良いかもしれませんね。

大きな魚は摂取に注意

水銀はマグロにかぎらず、大きな魚に多く含まれます。
黒ムツやキンメダイなど、食物連鎖的に上位にいる魚は摂取に注意しましょう。

生卵のサルモネラ菌に注意

美味しくて健康にも良い生卵ですが、妊娠中は控えたほうが良さそうです。
生卵は食中毒の原因となるサルモネラ菌に感染する恐れがあるからです。

免疫力が低下している

妊娠中は免疫力も低下していますので、様々なものに感染するリスクが高まります。
当然、サルモネラ菌に対する抵抗力も減っていますので生卵は危険なんですね。

妊婦・胎児への影響

サルモネラ菌は妊婦にどのような影響をあたえるのでしょうか?
お腹の中の赤ちゃんに直接的な影響はあまりないとされています。
ですが、妊婦が食中毒になり下痢や嘔吐になればそれに伴って子宮収縮がおこる可能性があります。
子宮が収縮するということは、流産・早産になってしまうリスクが高まるということです。
母体の健康は胎児の健康につながっているということですね。

なるべく加熱してから食べましょう

日本の卵はかなり安全な方であり、サルモネラ菌感染確率は高いわけではありません。
しかし、妊婦である以上、細心の注意を払って、加熱してから食べた方が安全と言えそうです。

非加熱チーズはリステリア菌に注意

おつまみとしても美味しいチーズも、種類によっては妊婦にあまり良くありません。

リステリア菌というものがいる

非加熱のチーズにはリステリア菌というものがいます。
妊婦の場合、その菌に感染するリスクが高い傾向にあるのです。

胎児への影響は?

妊婦がリステリア菌に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染してしまいます。
その結果、腱膜炎・骨髄炎や敗血症といった症状になる可能性があるのです。
また、胎児が早産や流産、死産になってしまう可能性もあるので、妊娠中は非加熱チーズを避けた方がよいでしょう。

その他、摂取制限のある食材

ご紹介した物以外にも、妊婦はあまり大量に摂取すべきではない成分がいくつかあります。

ビタミンAの過剰摂取に注意

たとえば、ビタミンAは注意が必要な栄養素です。
動物性由来のビタミンAが含まれているうなぎやレバーは過剰摂取による悪影響があるとされています。
不足することも良くないので、適量を摂取する意識を持つ必要があります。

海藻類も食べ過ぎ厳禁?

また、ヨウ素の摂り過ぎも良くありません。
健康に良いひじきや昆布などの海藻類ですが、ヨウ素も多く含まれています。
海藻類はあまり食べ過ぎず、摂取量を制限した方がよい食材と言えるでしょう。

ベビハピ!的まとめ

以上、妊婦が食べ過ぎてはいけない代表的な食材をあげました。
こうしてみると、健康に良さそうなものでも食べ過ぎはいけないことがわかりますね。

妊娠中はお腹の赤ちゃんを、あらゆるリスクから少しでも守ってあげたいもの。
妊婦が食べてはいけない・控えるべき食材に注意して、無理なく食事を楽しめるといいですね。

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ベビハピ編集部
『赤ちゃんがハッピーなら、世界は笑顔で満たされる♡』をコンセプトに、お子さんとママ・パパにとって有益な情報をお届けいたします! 昨今話題の「AI」機能を搭載し、より多くの記事を執筆できるように頑張ります。
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