妊婦生活には便秘がつきものです。
便秘になるとお腹が張って不快感があったり、痔になる可能性もあります。
妊婦は軽い運動や、食物繊維を取り入れた食生活の改善、水分を多く飲むなど便秘対策に気を配らなければなりません。
便秘対策の方法はいくつかありますが、便秘にはオリゴ糖がいいことをご存知ですか?
その理由を紹介します。
オリゴ糖ってすごい!
①大腸までしっかり届く!
多くの食べ物は排泄までにその栄養を胃や小腸などで消化、吸収されます。
オリゴ糖は胃や小腸で消化、吸収されにくくしっかり大腸まで届きます。
②不要な物を外へ出す!
オリゴ糖は便秘に良いとされている食物繊維同様、コレステロールなど腸内の不要な物を吸着し体外に排出する働きをします。
③ビフィズス菌を助ける!
ビフィズス菌のような善玉菌は腸内を正常に保つ働きをしますが、この善玉菌を増やし活性化させる働きを持つのがオリゴ糖になります。
善玉菌が増えることで腸内環境が正常化し、便秘が解消されます。
④便秘による肌荒れもケア!
便秘により腸内で発生した悪玉菌の影響で肌が荒れます。
ビフィズス菌と摂ることで、悪玉菌の増殖を防ぎます。
オリゴ糖を上手に摂ろう
オリゴ糖は玉ねぎ、アスパラガス、ゴボウなどの食物の他にも味噌、醤油など大豆食品にも含まれます。
また、シロップや顆粒タイプの物も販売されています。
オリゴ糖は熱に強く、シロップや顆粒タイプの物を普段の食事に混ぜて使うことも可能です。
煮物などの調味料として使用したり、紅茶やコーヒーの砂糖代わりにするなど日常的に取り入れることができます。
中でもヨーグルトと一緒にとるとビフィズス菌も摂り入れることができ、より効果的です。
また消化吸収されにくい糖であることも特徴の一つで、体重が気になる妊婦でもカロリーを気にせず摂ることができます。
おわりに
オリゴ糖は便秘に大変効果的なものです。
便秘だけでなく、乳酸菌と合わせて摂ることにより免疫力が向上しインフルエンザ予防や花粉症などのアレルギー疾患にも効果が期待されます。
またオリゴ糖を摂取することで、カルシウムなどミネラルも吸収されやすくなり、妊婦には大変ありがたいものになります。
ですが、オリゴ糖そのものには整腸作用はなく、消化・吸収されにくいものなので過剰な摂取はお腹の張りや下痢をもたらします。
あくまでも腸内バランスを正常にする善玉菌を助けるものとして、適度に摂取するよう心がけましょう。